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2015年12月10日 (木)

電力完全自由化って

2016年4月から電力完全自由化ってどういうこと? (上)

「完全自由化」は2020年までお預け
電力完全自由化で「原発マフィア」を一掃する
「発送電分離」が一番重要な自由化の肝

 小坂正則(脱原発大分ネットワーク)

1.来年の4月から「電力自由化がスタートする」とニュースなどで伝えられています。そこで電力自由化の話を書くことにします。
 さて、「電力自由化」とは言っても、電電公社しかなかった頃の電話サービスからKDDIなど固定電話の自由化が実施されて携帯電話が完全に自由化されたような「完全自由化」が来年の4月からいきなり実施される訳では決してありません。これまでにも「電力部分自由化」は進められてきました。高圧電力など大口需要家や中小企業などの電力も自由化されています。ですから、同じ九電管内のA社とB社の電気料金や契約内容はそれぞれ違うのです。
 しかし、既存の電力会社が一般家庭などへ電気を売る時は、これまでのように「総括原価方式」で価格を決める方式は4月からも変わりません。ただし、4月からは新しい電力会社が全国で自由な価格で一般家庭へ電気を販売することができるのです。

2.「完全自由化」は2020年までお預け

  「電力完全自由化」は2020年をめざして進められています。では完全自由化とは何が変わるのでしょうか。それは「総括原価方式」という国の関与がなくなります。既存の電力会社も自由に電気料金を決めることができるようになります。ただ、離島や山間部など自由化の恩恵を受けない地域については一定の義務化は残ることでしょう。
 もう一つ大きな変化があります。「発送電分離」が実施されるのです。これが一番重要な自由化の鍵なのです。道路は誰でも自由に走れますよね。それと同じように送電線は誰でも自由に使える公共インフラという考えに基づいて、公共財として消費者がその維持管理費を負担して利用できるようになるのです。そして発電会社や売電会社が電力販売を自由に競争するのです。そうなったら、これまでの電力会社が不当な利益を得たりできなくなるでしょう。

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