« 有志連合:地上攻撃を近く実施 | トップページ | 人質の命を救うことを最優先 »

2015年2月11日 (水)

【鼎談】 原寿雄×藤森研×金平茂紀:言論暴力に抗し

【鼎談】 原寿雄×藤森研×金平茂紀:言論暴力に抗し、愛国世論に流されぬ覚悟を=戦後70年、ジャーナリズムのなすべきこと

【Daily JCJ】2015.02.10
「以下抜粋」

http://jcj-daily.seesaa.net/article/413806347.html

金平 言論の振幅が狭くなっているのと同時に、今のメディアは圧倒的に多数派に依拠している。企業として生き残らなければならない、部数を稼がなければならないといって、ジャーナリズムが拠って立つ論理が企業論理に浸食されている。

 メディアや個々の記者やディレクターが、自分たちの報道活動が誰のためなのか、わからなくなっている。「今、自分、カネ」しか興味がないし、多様性がない。  今の言論状況は、少数派の意見をすくうどころではない。沖縄に関しては起きていることを報じない。キャンプ・シュワブのゲート前にコンクリートミキサー車が来てそれを止めようとした人たちから、初めて逮捕者が出た。政権は選挙で示された沖縄の民意を無視しようとしている。東京のメディアは、現地とネットワークを持っているのに報じようとしない。
 沖縄からニュースが上がってきても、切り捨ててしまう。そういう構造ができています。
 
 自覚的な人間をネットワーク化するしかない。とくに今年は戦後70年という重要な年です。僕らの置かれている位置を見つめる最後のチャンスだと思う。過去の歴史を見据えるというタイミングは、もう来ないだろう。

原 戦前のジャーナリストがどう仲間を作って抵抗し、ある時は負けたけどあるときは勝ったという体験記を探したが、およそ出ていない。ジャーナリストはBC級戦犯と同じだ。上司の命令に従ったというジャーナリストのBC級戦争責任を考えたこともない人が圧倒的でしょう。

 むのたけじさんは戦後に朝日新聞を辞めたのは失敗だったと言っている。本多勝一さんも、かつて朝日にとどまって闘うべきだったと言っていた。そこで現場にとどまっている方が後悔しないのではないかと思う。
 
金平 満州事変の時の大阪朝日の役員会の議事録が大阪憲兵隊の資料の中に残っています。大阪朝日の編集局長が、「今後の方針として、…軍部を支持し、…現在の軍部及び軍事行動は絶対批判を下さず、極力これを支持すべきこと」と演説している。その直前に起きたのは不買運動です。在郷軍人会がボイコットして、奈良県では一紙も売れなくなった。

 当時は軍部が言論弾圧していたが、今は官邸がクレームをつける。
 戦後という枠組みが無効化してきた。東日本大震災と原発事故が起こり、「災後」が自らを振り返る契機になるべきでしたがそれに失敗した。今まで積み上げてきたものが崩れ、「戦前」になりつつある。

|

« 有志連合:地上攻撃を近く実施 | トップページ | 人質の命を救うことを最優先 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/212229/58903091

この記事へのトラックバック一覧です: 【鼎談】 原寿雄×藤森研×金平茂紀:言論暴力に抗し:

« 有志連合:地上攻撃を近く実施 | トップページ | 人質の命を救うことを最優先 »