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2014年6月29日 (日)

安倍首相とナベツネを証人申請

秘密保護法・違憲裁判 安倍首相とナベツネを証人申請

http://tanakaryusaku.jp/2014/06/0009543
「田中龍作ジャーナル」


 戦前に歴史を引き戻そうとする安倍政権に真っ向から挑む闘いが始まった。「特定秘密保護法は違憲だ」としてフリーランス記者たちが国を相手取り、「同法の執行停止」などを求めた裁判の第一回口頭弁論がきょう、東京地裁であった。

 国民の知る権利を奪う特定秘密保護法に対する市民の関心は高く、大勢の傍聴希望者が訪れたため、抽選(傍聴券配布)となった。

 クジ運の悪い筆者だが、きょうは運よく当選したため法廷に入ることができた。

 原告43人のうち28人のフリーランス記者が法廷の原告席に座った。木野龍逸氏や寺澤有氏ら権力にとって手強い記者は最前列に陣取った。

 原告43人はすべてフリーランスかインディペンデントメディアのスタッフだ。特定秘密保護法第22条2項は、「報道に従事する者」の取材の自由を保証している。

 だがフリーランスは「報道に従事する者」と見なされない可能性が多分にある。フリーランスに対する政府の対応を見れば明らかである。

 きょうは4人の原告が意見陳述した。トップバッターに立った於保清見さんは2011年6月に起きた玄海原発の再稼働にからむ「九電のやらせ事件」に触れた。事件は子会社の従業員が『しんぶん赤旗』に内部告発し、明らかになった。

 於保さんは「秘密保護法が施行されれば、内部告発をためらう風潮が出てきて不正が表面化しにくい社会になる」として「(同法を)施行させてはならない」と訴えた。

 真打の寺澤有さんは、特定秘密保護法第22条2項を引き合いに出した。上述したように同項ではフリーランスは報道従事者と見なされない恐れがある。

 寺澤さんは「特定秘密保護法が施行されればフリーランスの取材活動、表現活動は壊滅的な打撃を受ける」と訴えた。

 意見陳述の後、原告代理人の山下幸夫弁護士が、安倍晋三首相、谷垣禎一法相、森まさこ特定秘密保護法担当相、渡邊恒雄・同法諮問会議座長(読売新聞会長)の4人を証人申請した。

 戦争に突き進む政治指導者がいて、売上のために軍国主義を鼓舞する新聞経営者がいる。昭和初期の風景がよみがえるようだ。

 フリーランス43人が起こした裁判は、「軍国亡者」との闘いでもある。

**************

講演会 「特定秘密保護法」は憲法違反!
フリーランスが起した違憲・差し止め訴訟を語る

講師:寺澤有(フリージャーナリスト)

日時 6月29日(日)
午後1時30 分

場所 高知県人権啓発センター(高知市本町4丁目1-37)

参加費 1,000円

 3月28 日、 映像・文章・写真・編集などで活躍するフリーランスの表現者43人が、特定秘密保護法は憲法前文の基本原則に違反し、「報道の自由」を奪うものだとして「違憲確認」と「差し止め」を求めて 東京地裁に提訴しました。呼びかけ人の寺澤有さんは、「ことし12 月の施行を止めるために行動を起こした」と言っています。

 6月25日は、第1回の口頭弁論です。寺澤有さんにその報告を兼ねて、原告となったフ
リーランスたちの決意、裁判が特定秘密保護法の施行に与える影響など 語っていただきます。そして、高知の私たち市民には何ができるか、行動へのヒントを探っていきたいと思います。みなさま、ご参加ください。

寺澤 有(てらさわ ゆう)

 1967年 東京生まれ。フリージャーナリスト。
 警察や検察、裁判所など、組織の腐敗を独自の調査報道で追及し続けている。
映画『ポチの告白』(高橋玄監督)では、原案協力者とスーパーバイ ザーを務めた。
 2014年5月、国境なき記者団から「世界のヒーロー100 人」に選ばれる。
 著書『警察庁出入り禁止』『おまわりさんは税金ドロボウ』(『本当にワルイのは警察~国家権力の知られざる 裏の顔~』など多数。

主催 特定秘密保護法をなくす市民の会・高知
http://nohimitsu.exblog.jp/
連絡先 090-4336-8843(松尾)

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