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2014年4月22日 (火)

オートラジオグラフ

下記のブログがもう少し詳しいので、リンクと植物の記事の抜粋を転記します。

http://gardenlife-klimt.blogspot.jp/2012/08/autoradiography.html
「Gardening&Cooking 」

食品のセシウム検査_基準値超過:千葉県の手賀沼(柏市・我孫子市)ギンブナ230ベクレル_宮城県大崎市の自然薯76ベクレル_印旛沼スジエビ75ベクレル


葉も茎も花も一見均質に放射能汚染している様に見える。小生は現地で採取した各種の植物を押し葉にしてオートラジオグラフを作成しているが、これまでの経験では、これほど見事に全身汚染を示した植物はない。

表1.放射性セシウム(Cs-137)の分布   
アキノキリンソウ Cs-137Bq/kg
茎 1801
葉 3640
花 25014

茎、葉、花と上に行くにつれて乾物重当たりの放射能濃度が高くなっている。ここで云う花は萼・花弁・雄しべ、雌しべなどの総合した部分であるが、茎の10倍以上の濃度である。このように新生組織が示す濃い放射能分布パターンはカリウム(K-42)やリン(P-32)で実験した場合のパターンに似ている。
花粉を測っているわけではないが花粉はここで云う花と同等の濃度だと思われるので、今年の秋には花粉は要注意だと思う。

放射能を簡易測定すると種子は以下の表1のように、Cs-137で約一万ベクレル/kgという高い線量を検出した。Cs-134はこの7割あるはずであるから、総線量でセシウムは1万7千ベクレル/kgはあるはずである。表1の葉の放射能の約7分の一の濃度である。雌果が葉の軸についているときは種子は雌果の中に入っており、外部からの放射性ホコリなどの被爆はほとんどないはずである。だから、ここで示す種子の放射能のほぼ全部が、セシウム被爆した葉か、樹皮から転流してきたものと思われる。   
表1 ヒノキの成分の放射能
ヒノキ  Cs-137 (Bq/kg)
種子 10709
雌果の殻 37639
葉 74610
葉の軸 166093

それにしても写真4のように葉を押し葉にしてオートラジオグラフを撮ってみて、我ながら、葉や葉の軸にまんべんなく放射能でまぶされているヒノキに、同情を禁じ得なかった。 この被爆イメージは数値情報だけでは決してわからない。
  
この種子は、本来ならば、雌果からはじけ飛んで、地上で、種子自らが抱え込んだ放射能による内部被爆と、このあたりの環境放射能(数マイクロシーベルト/hr)による外部被爆で、自らの胚芽の染色体を傷つけながら、発芽期を迎えて、細胞分裂を行うはずであったわけである。

生物学研究者ならば、染色体障害による発芽阻害、たとえ発芽してもその後の形態の奇形化などを想像するのが当たり前だろう。動物で云えば、流産、死産、奇形、免疫低下の虚弱体質等々である。チェリノブイリでは多くの奇形化した枝葉が見いだされていることはすでに上記のブログで報告しておいた。  

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