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2014年3月12日 (水)

たんぽぽ舎パンフレット

たんぽぽ舎パンフレット出版(その1)新刊-3・11発行

   『福島原発事故3年・科学技術は大失敗だった』
  槌田 敦

 福島原発事故を、物理学会とたんぽぽ舎の仲間の協力を得て研究してきました。
 この事故は、この3月11日で3年も経つのに、未だに闇の中です。たとえば、建屋の爆発ですが、1号機は横に広がる白煙爆発、3号機は縦に伸びる黒煙爆発、4号機は長期間爆発が続ました。これが3つとも水素爆発というのはウソです。

 4つの事故調が参考にしない重要資料(トレンドデータ)があります。これは、事故の最中に発表され、IAEAに報告されたデータ(保安院11年4月4日)で、東電にはこの時期にはウソをついたり、隠したりする余裕が無く、基本資料です。

 まず、事故は地震で鉄塔が倒れ、外部電源が来なくなったことで始まりました。これにより原子炉の温度、圧力、水位などの測定が不能となって、原子炉の制御方法が分からなくなりました。このトレンドデータによれば、1号機と2号機で7時間、3号機では15時間も計測が完全空白です。事態がわからなければ対策の立てようがないのです。

 1と3号機では、圧力と水位が測定できた時には原子炉は空焚きから原子炉底抜けの最終段階でした。2号機では、3日間は原子炉は健全だったのですが、温度の測定ができていないため、運転操作に失敗して原子炉を空焚きから底抜けにしました。科学技術の大失敗です。

 東電は、2号機の格納容器に溜まった大量の放射能をベント(環境に放出)して、福島県民を大量被曝させました。東電は2号機ではベントしていないと抗弁し、すべての事故調はこれを容認していますが、これはまったくのウソです。
 しかも2号機の放射能は南東の風で浪江町、飯舘村方向に流れたのですから、東電はこれを住民に公知しなければなりません。しかし、東電はそれもしなかったのです。ベントだけなら業務上過失ですが、公知しなかったことは未必の故意による犯罪です。
 このような事実を上記パンフレットに書きましたので、福島の救済と再稼働阻止にご利用ください。 (たんぽぽ舎パンフNo93 B5判 32頁 頒価400円)

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