人からコンクリートへ
首相「コンクリートから人へ、はしない」 中小企業と懇談会
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFL160OH_W3A211C1000000/
「日経新聞」
「『コンクリートから人へ』ということは安倍政権ではやらない」――。安倍晋三首相は16日午後、首相官邸で中小企業経営者と懇談会を開き、公共事業に反対した民主党政権の政策スローガンを引き合いに批判した。懇談会に出席した経営者から地域振興策としてインフラ整備をしてほしい、との要望が出たことに応じた。
懇談会は従業員の賃上げに取り組む中小企業の経営者が参加した。別の出席者が建設業界の人手不足に言及すると首相は「『コンクリートから人へ』というキャッチフレーズが多くの労働者を建設産業から(他業種に)移植させた」と指摘した。
地方の自律的発展を重視する姿勢も強調し「しっかり未来への投資をやっていく」とも語った。中小企業の経営者との意見交換は16日が初めてで、今後も続ける。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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なにかというと「しっかりやっていく」を連発する安倍首相は、徹頭徹尾、人を大事にしない人間だ。人よりコンクリートが大事と言うのだ。人より軍備が大事と言うのだ。人より原発が大事と言うのだ。
だから、最低生活の生活保護費まで切り下げ、消費税も上げ、年寄りの医療費も上げ、年金も下げるのだ。浅く広く確実に巻き上げることができる、庶民からの金をむしり取り、大企業につぎ込むのだ。
自公政権の経済政策は、個々の人のためではなく、どこまでいっても財界のためなのだ。株が上がろうと輸出が増えようと、労働者の賃金が上がることはない。労働者の使いずては、もはや既定路線だ。500兆円ともいわれる企業の内部留保金は、決して労働者に還元されることはないのだ。
今日のNHKは、国内消費がのびて経済が上向きだと報道していた。そして、街角の映像は、ボーナスがぐんと増えたからと金銀の宝石や高級品を買いにきた人ばかりを映し出していた。まるで、世の中はそんな人しかいないようにである。この先、NHKが、貧しい生活を強いられている人々の姿を取材することもないのだろう。
NHKは秘密保護法の報道もひどいものだったが、これからは、ABK(安倍放送協会)と名称を変えてもらいたい。そして、国民から受信料を強制的に取ることはやめてもらいたい。
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