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2010年5月 8日 (土)

もんじゅ6度の警報

もんじゅ原子炉内のガス検知器、6度の警報 公表遅れ
2010年5月7日13時42分

 6日に運転再開した高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)で、6日深夜から7日午前にかけて6回にわたり、原子炉内のガスを監視する検知器の警報が鳴った。事業主体の日本原子力研究開発機構は7日正午ごろ、報道各社や自治体に事実関係を伝えた。今のところ放射能漏れなどの異常は確認されておらず、機器の誤作動の可能性もあるが、公表が遅れた機構の対応については批判の声が出そうだ。

 監督官庁の経済産業省原子力安全・保安院などによると、6日午後11時9分に1度目の警報が鳴り、さらに、7日午前10時すぎから正午にかけて5回警報が鳴った。検知器は、原子炉下部にある炉心の核燃料から上部に注入されたアルゴンガスに放射性物質が漏れた際に異常を検知する機能をもつ。

 保安院などが調べたところ、炉心から炉内上部に放射性物質が漏れた形跡は認められなかった。このため、誤警報の可能性もあるとみて、機構と保安院が詳しい原因を調べている。

 機構は1回目に警報が鳴った際、職員が検知器を確認。数値がいったん正常に戻ったため、通常通りの作業を続けた。しかし、約11時間後から再び警報が鳴り続けた。

 警報後に公表が遅れた点について、機構は「検知器の故障が原因と推定している。いま思えば、警報が鳴ったことを早く公表すべきだった」と認めた。保安院は「機構は早く公表すべきだった。改善を求めたい」と指摘したが、試験運転を継続することに問題はないとの見解を示した。

 敦賀市原子力安全対策課によると、機構側は警報について、7日午前11時28分に連絡してきたという。同課長は「故障やトラブルはあってはならないこと。住民の不安につながるので、しっかりと原因究明をしてもらいたい」と話した。福井県も今後、機構側に事実関係の説明を求める方針。

 1995年末のナトリウム漏れ事故で停止していたもんじゅは6日午前10時半すぎ、14年5カ月ぶりに原子炉を再起動したばかりだった。

「朝日新聞」より転載

*********

運転開始、即、警報だったわけだ。どうなってるんだと思う。事故等の異常は、そのすべてを警報機に頼っているといってもよいだろう。まさか、運転開始に当たって、設備は万全だが警報機の点検はしていなかったとでも?

これを誤作動とするなら、大事故の前の小事故というべきではないか。機械に頼って運転しておりながら、機械そのものが誤りをするというのである。なんとも恐ろしいことではないか。

しかし、機械も人間も間違いを犯す。100%安全なものなどない。そのときに、取り返しのつくものとつかないものがある。高レベルの放射性物質を扱う増殖炉で、いったん大事故が起きれば、その結果は誰にも責任が取れないだろう。チェルノブイリの黒鉛炉でさえ、その被害の大きさの全容はだれにも分かっていないのだ。取り返しのつかないリスクを負ってまで、国策として、高速増殖炉の運転を開始をするなど、無責任の最たるものではないか。

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