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2009年7月 7日 (火)

映画「雪の下の炎」

私は以前、チベットは中国の一部でも良いではないかと思っていました。しか
し、自分なりにチベットの現状を調べたところ、それは完全な誤りであったこと
を思い知らされました。チベットは、パレスチナやチェチェンと同様に、外国の
軍隊に占領され、植民地支配を受けているのです。絶え間なく起こるチベット人
の蜂起がそれを証明しています。中国政府はチベットを豊かにするためと称して、
大々的な投資と開発を行っています。しかし、それによって豊かになっているの
は漢民族であって、チベット人ではありません。チベット人は漢民族の経営者や
役人にアゴでこき使われ、不安定雇用と低賃金に苦しんでいます。そして漢字と
北京語の使用を強制されています。チベット人は中国の底辺に押し込められてい
ます。そして、新自由主義が入り込み、カネこそがすべての価値観がチベット人
に襲いかかっています。
 
 その植民地支配に対して33年間獄中で戦い続け、亡命後は世界中でチベット
解放運動を展開している仏教僧パルデン・ギャツオさん(1933年生まれ)の
ドキュメンタリー映画が4月から全国で順次上映されています。
 
 映画「雪の下の炎」
 http://www.uplink.co.jp/fireunderthesnow/
 
 「チベットに人権なぞ存在しません。私が生き証人です」と語る老僧パルデン
・ギャツオさんは、1959年、チベット占領に抗議するデモに参加したことで、
中国当局に逮捕され、33年間投獄されました。獄中で言語に絶する拷問と強制
労働、「思想改造」に苦しみながらも、決して屈しませんでした。釈放後、ヒマ
ラヤ山脈を越えてインドに亡命し、世界中を回ってチベットの現状を訴えていま
す。
 
 チベットで何が起こったのか、何が起こっているのかを知る映画です。
 
坂井貴司

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