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2009年7月31日 (金)

「冬の兵士」邦訳版発売

TUPプロジェクトチームが翻訳に取り組んで来た書籍
『Winter Soldier: Iraq and Afghanistan: Eyewitness
Accounts of the Occupations』
の邦訳版がいよいよ完成し、8月6日より邦訳版されます。

『冬の兵士──イラク・アフガン帰還米兵が語る戦場の真実』
反戦イラク帰還兵の会著 アーロン・グランツ編集 TUP
翻訳
岩波書店 1900円

出版元の岩波書店のウェブサイトにはすでに広報が載りました。
http://www.iwanami.co.jp/topics/index_i.html
のページの中で「ただいま進行中」の項です。同ページから、
編集者の推薦文も閲覧できます。
http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/0246510/top.html

御存知の通り、TUPでは、現在まで帰還兵の証言を11回にわたって速報してきており、現在も、未報のものを翻訳中です。これらの速報は、アメリカのラジオ番組『デモクラシー・ナウ!』の放送を基にしたものです。
上の書籍では、それらの証言に加えてさらに多くの帰還兵の証言、また、イラク人の証言や戦死あるいは自死した兵士の遺族の証言も収録しています。

ぜひ、お近くの図書館に注文、書店にご予約、などしてお手に取って下さり、「戦場」「占領」の現場を体験してきた帰還兵の魂の叫びに耳を傾けて下されば幸いです。

また、あわせて、TUP「冬の兵士」プロジェクトチームとして、
ウェブサイトを以下に公開します。
http://www.tup-bulletin.org/

ウェブサイトでは、速報というメイル媒体では伝えにくい、あるいは整理しにくい情報、たとえば関連イベントの整理や関連リンク集などを掲載しています。もちろん、過去の関連速報もすべて収録し、そこではたとえば証言兵士の画像なども掲載しております。さらに、(書籍では紙数の関係で簡潔にした)訳注を拡充して掲載、訳語選択までの道のりの公開、読者の感想を掲載する、など色々と考えています。「冬の兵士」の情報サイトとしてどうぞブックマーク下さい。

サイトは、現在のところ、まだ荒削りな部分が残されているのも正直なところです。バリアフリーに気を配ったものにしているつもりですが、不備な点もあるかも、と恐れます。
もしお気付きの点などございましたら、フィードバックを下されば幸いです。同ウェブサイト上の「メニュー」にある「お問合せ」にてフォームに入力することで、フィードバックを送れるようになっています。

なお、このウェブサイト構築は、(有)時代工房さまの
http://www.jidaikobo.com/
ボランティアの献身的な努力なしでは不可能でした。
この場を借りて時代工房さまに厚く御礼申し上げます。

では今後とも TUPに変わらぬ御支援のほどをよろしくお願い申し上げます。

TUP管理人 坂野正明

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2009年7月30日 (木)

アフガン:米無人機による攻撃

アフガン:米無人機による攻撃、南部で多発 子供ら犠牲に
2009年7月30日 11時56分 更新:7月30日 12時7分


パキスタン部族地域で続く米軍の無人機によるミサイル攻撃が、武装勢力タリバンが支配するアフガニスタン南部でも多発している。無人機は今年に入って、従来の武装ヘリや戦闘機に代わって投入されるようになり、多数の市民が空爆に巻き込まれているという。攻撃で家族や家屋を失い、カブールに避難してきた人々は「ゲーム感覚で人殺しが続いている」と憤った。

 カブール郊外にある避難民キャンプ。南部のヘルマンド州やカンダハル州などからの避難民約1万3000人が暮らす。

 ヘルマンド州サンギン地区ミヤンルディ村から5月にたどり着いたヌール・モハマッドさん(28)は、血を流して横たわる我が子2人の遺体写真をポケットから取り出した。

 1月にタリバンが村にやってきて米軍の車列を銃撃。数分後、「パイロット席のない小型機」が飛来し、ミサイル攻撃を開始した。しかし、タリバンは村から逃げた後。長男(5)と長女(4)は空爆で倒壊した家屋の下敷きになり、まもなく息を引き取った。

 「米国はなぜ我が子を殺したのか。タリバンだと言うのか」。怒りを殺した静かな口調で問いかける。

 爆撃で人口約7000人の村は壊滅状態となり、モハマッドさんは家族6人を連れてカンダハル郊外に避難。カンダハルも5月に戦闘が激化したため、カブール行きを決めた。

 今年に入ってキャンプにたどり着いた避難民たちは、米軍の攻撃が従来の有人機から無人機に代わったと口をそろえた。トカゲの頭のような前部を持つ機体や金属音を響かせる特徴から、パキスタンへの越境攻撃で使われている無人機と同タイプとみられる。アフガン南部では今、頻繁に飛び回る姿が目撃されているという。

 無人機は先端に取り付けられたカメラからの映像をもとに遠隔操作されている。2月に無人機による空爆で母親を失ったというサンギン地区の別の村から来たミルアジャンさん(35)は「安全な場所にいる人間が、痛みも分からずに遊び感覚で人を殺しているのだろう」と語った。

「毎日JP」より転載

******

オバマ大統領は、アフガンに増派している。日本は自公政権の下で、このアメリカ軍に対し、インド洋で給油し続けてきた。毎年、60億円以上の税金を使って・・・

私たち日本の国民は、否応なく、アフガンの人殺しに手を貸しているのだ。アフガンの「テロリスト」は、アメリカの恐怖なのか?!アフガンは、アメリカに宣戦布告などしてはいない。一方的に、他国を攻撃し続けることが正義なのであろうか。たくさんの民衆を殺し、なおも誤爆といい続けていくのであろうか。

ベトナム、イラク、アフガン等々、アメリカは常に他国の民衆を殺し続けてきている。軍隊という圧倒的な暴力装置を使って。軍隊が、平和と安定をもたらし他国への抑止力になるという。民衆の命と涙の上に成り立つ、アメリカの民主主義とは?

mm記

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中国語で会話

初めての中国語、ちょっと知ってる中国語から始める、お気楽会話サークルです。少人数の対話形式で練習します。

テキストを使いませんので、自分のレベルに応じて、発音、中国語でしゃべりたいこと、聞きたいことなど、自由に進めていきます。お楽しみ会みたいなものです。中高年の方には、新たな刺激になるかも・・・どなたもこなたも大歓迎!

ハイレベルの会話をご希望の方は、講師、王先生の中国語教室も紹介いたします。

日時  毎週日曜日 午前9時~

場所  中の橋通り ダイアパレス2F

連絡先  088-875-7571  まつお

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2009年7月29日 (水)

「F22配備 」在日米軍司令官

F22配備「日本に恩恵」 在日米軍司令官
7月29日9時30分配信 琉球新報

 【東京】在日米軍のエドワード・ライス司令官(中将)が28日、東京都内の日本記者クラブで記者会見し、米空軍嘉手納基地に最新鋭戦闘機F22を一時配備していることについて「トップグレード(最新鋭)の航空機を沖縄に配備し、前方展開配備ができていることは、地域全体にとって安定化要因となっている。日本は米国がF22を配備することで抑止力の恩恵を受けることができる」と述べ、F22の沖縄配備の意義を強調した。

 嘉手納基地へのF22一時配備で騒音が激化しているとして、地元から撤退を求める声が上がっている中、ライス氏の発言は、嘉手納基地へのF22常駐化を示唆したとも受け止められ、地元は反発している。
 F22については、防衛省が航空自衛隊の次期主力戦闘機として購入の意欲を示しているが、米国は軍事技術の流出の懸念から輸出を禁止、日本への輸出にも否定的な姿勢を示している。ライス氏は「世界の中でも(米国以外の)他国はF22は持てない。日本は日米同盟関係を通じて配備が可能になっている。これは世界の多くの国が持てないメリット(強み)だ」と述べた。

 衆院選挙で民主党が米軍普天間飛行場の県外移設を目指す姿勢を示していることについては「(在日米軍再編合意が)パッケージ全体として強いものであるため、個々の要素を変えると全体が弱まってしまいかねない。個別の要素については変更しないというのが日米両政府の一貫した立場だ」と、従来通り名護市辺野古沖への移設が最善との見方を示し、民主党が掲げる県外移設をけん制した。
 日米地位協定の見直しについては運用の改善で対応すべきだとの考えを示した。

<在日米軍司令官会見一問一答>ライス在日米軍司令官の記者会見での主な一問一答は次の通り。

 ―日本国内には在日米軍再編合意の見直しや普天間飛行場の県外、国外移設を求める声がある。
 「(パッケージ論など)複雑な合意のため、一部の人々には同意できない点もあるが、利点をもたらす多くの要素が入っている。個別の要素は変えないというのが一貫した立場だ」

 ―日米地位協定の改定や思いやり予算の見直しを求める声がある。
 「地位協定は見直す必要はない。どのように実施するかは、妥当な時に考えていく。日本は憲法の制約上米国を守れない。日本が同盟関係に貢献する一つの方法が思いやり予算だ」

 ―米国の「核の傘」について。国内では自国での核武装を検討するような議論もある。
 「核の傘を含む米国の抑止力は強力に機能している。日本が独自に核を保有する理由はない」

 ―F22の沖縄配備は地域の安定に効果があるか。
 「安定的効果を持つ。自衛隊にとっても重要な訓練の機会を提供することにつながっている。F22の沖縄配備は、日米同盟がいかに多くの利益をもたらすかということのシグナルだ」

*****

在日米軍いやアメリカ政府の意識とは、このようなものであったのだ。他国に対し、なんと思い上がったひとりよがりの意識であることか!ここで言う、安定と利益とは、アメリカにとって必要なものであるということであって、言葉が足りない。いや、あからさまに言えないだけのことである。すべての米軍基地は、アメリカのために存在している。

戦後、反共基地のとりでとして、沖縄をはじめ米軍基地を日本各地に置き続け、それと共に日本の軍備強化を求め続けられてきたわが国の歴史を振り返る必要がある。

在日米軍に「ゴー、ホーム!」を突きつけられる政府は誕生しなかった。それを言えば、セラヤの運命どころではなかったかもしれない。政治家に求めるのは、いささか酷なことであるかもしれない。であるならば、「米軍退場!」の大きな声をあげられるのは、国民一人ひとりでしかない。全国民的な運動を、継続して作り上げていくしか方法はなさそうである。

mm記

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映画「チェチェンへ」

現在は首相であるプーチンは、チェチェンの独立を力ずくで押さえ込むことに
成功したかに見えます。チェチェンやロシア内から、独立を求める武装勢力は一
掃されたかのようです。プーチンのメディア操作の効果もあり、ロシア人の大多
数はチェチェン占領を支持しています。
 
 しかし、それでも、チェチェン占領に疑問を投げかけるロシア人はいます。
 
 レーニンやヒトラー、昭和天皇の内面に切り込んだ問題作を制作し続けてきた
映画監督アレクサンドル・ソクーロフがチェチェン占領をテーマにした作品を制
作しました。
 
 「チェチェンへ アレクサンドラの旅」
 http://www.chechen.jp/index.html
 
 全国で上映されています。
 
 兵士としてチェチェンに駐留している孫のデニスに会うため、祖母のアレクサ
ンドラがロシア軍基地を訪問します。孫の無事を確認して喜ぶアレクサンドラ。
しかし、彼女は同時にチェチェンでの「テロとの戦い」を目の当たりにします。
ロシアのマスコミが伝えない戦争の現実を目の前にして彼女は・・・。
 
 アレクサンドラを演じるのは、チェロ奏者ロストロポービッチの妻で、世界的
なソプラノ歌手ガリーナ・ヴィシネフスカヤです。旧ソビエト時代、反体制派と
して活動したために国籍を剥奪され、20年間アメリカに亡命した人物です。映
画撮影当時は80歳でした。
 
 この作品はすべてチェチェンで撮影されました。戦闘シーンが一切無い戦争映
画です。

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2009年7月27日 (月)

コリア・タイムズ

◎平和条約の締結こそが北朝鮮の核廃絶への鍵
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核武装に向かう北朝鮮と、制裁の強化で核を放棄させようとする日米などの対北朝鮮強硬派諸国のかけひきは妥協の糸口が全く見えないほどにこじれています。

先にコリア・タイムズ紙上で対北強硬政策の転換を呼びかけた(5月28日のTUP速報821号「混迷する北朝鮮の核問題」参照)、米リンカン(リンカーン)大学のディフィリポ教授が、5月の地下核実験をうけて再び日米の強硬路線を分析して、米朝平和条約の締結こそが北朝鮮の核問題の解決の鍵であると説いています。

国家主義と軍国化の推進に「拉致問題」を最大限に利用しようとする日本の政権と、これに呼応して自らの世界戦略の陣営に日本を引き留めておきたい米国は、オバマ政権に代わってもブッシュ流を引き継いで対北朝鮮敵視政策を続けています。このことが退路を断たれた北朝鮮を更なる強硬策に走らせていると指摘し、宥和策に転換して解決を図るべきだとするこの主張は、北朝鮮非難の大合唱の中でこそ冷静に耳を傾けるべきものでしょう。核のない未来のために。

(邦訳:藤谷英男/TUP)
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2009年6月26日コリア・タイムズ(韓国日報社)所載

北朝鮮:瀬戸際の核の解決策
アンソニー・ディフィリポ

オバマ政権は発足以来、ほぼ全期間を通じて、米国と同盟国が挑発行為と呼ぶ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の行動への対処を余儀なくされている。
北朝鮮指導部がオバマ新政権に余りに多くを余りに性急に期待したことも現在の問題をこじらせた原因だ。

状況の好転を待つことなく北朝鮮は4月初旬、通信衛星と自称する光明星2号を打ち上げ、これに対して国際連合安全保障理事会から事実上のお咎めを軽く受けた。日米の政府ははるかに強力な制裁を課そうとしたのだが。北朝鮮は憤激して、米国、北朝鮮、韓国、中国、日本およびロシアで北朝鮮の核問題を解決するために設けられた多国間協議である六者会談に今後は参加しないと宣言し、可能なあらゆる方法で核攻撃能力の強化を始めると表明した。

懸命にオバマ政権の注意を引きつけようとして、北朝鮮は米国の祝日である戦没者追悼記念日に二度目の地下核実験と、それに続く何発かのミサイル発射も実行することを決意した。中国とロシアに多少牽制され、また、米国、日本、韓国の要求よりも穏やかになったとは言え、今回、国連安保理は北朝鮮に追加制裁を科した。それでも米国政府はいち早く拳を振り上げて、北朝鮮の船舶を監視し、場合によっては臨検するために軍艦を派遣し、恐らくは北朝鮮のミサイルを迎撃するために、弾道弾迎撃システムをハワイ近辺に配備した。

1月に北朝鮮は、民主党新政権には自国と直接対話する意欲があり、正常な国交の樹立と恒久的平和条約の締結に至るほどに二国間関係を改善する意志があると思い描いていた。その期待に反して米国に虚を突かれたと北朝鮮は信じている。就任演説でオバマは、拳をゆるめた国々には手を差し伸べることを語った。しかしオバマ政権は北朝鮮にはこれをしなかった。世界での指導的役割を引き受けるでもなく、また、友好の手を差し延べるにふさわしい場にもなったであろう北朝鮮との二国間対話を求めるでもなく、オバマ政権は六者会談を通じての多国間協議に固執した。

これはまさに、日本政府がオバマ政権にして貰いたいとせっついていたことであった。日本では、1970年代と80年代に北朝鮮工作員が日本人17名を誘拐した拉致問題が、国家主義的動機から延々とくすぶり続けている。惨憺たる日朝関係の現状からすれば、六者会談はこの拉致問題の解決のために日本が北朝鮮に圧力を加えることが望める唯一の場なのだ。

統一問題は棚上げにして、韓国の李明博保守政府も六者会談を北との交渉の最適手段として受け入れた。期待を裏切られて、北朝鮮政府は早々と、オバマ政権はブッシュ時代を通して思い知らされた敵意にも劣らない敵対的態度を示していると結論した。

これらのどれ一つも先軍政治に傾倒する北朝鮮の短気と性急さを正当化するものではない。実際、直近では2006年に米国が行った臨界前核実験も含めて、いかなる国のいかなる種類の核実験も根本的に人類の生存に逆らうものである。

これらのこと全体から明らかなのは、オバマ政権の北朝鮮政策は、北朝鮮の核保有は「絶対に容認できない」と声を揃えて言いつのる米、日、韓の、バラバラの思惑のごった煮であるということだ。しかし彼らは再考する必要がある。北朝鮮は既に核兵器を保有している。現在の問題は、現に存在しているものの認知を拒絶する愚に頼る米、日、韓が大衆向けに唱えている謳い文句とは違うのだ。そうではなくて、目下の問題は北朝鮮に核兵器とその製造計画を放棄させることである。

北朝鮮に一方的な核兵器の放棄を要求する現在の戦略、米国が躍起になって主唱し、他の諸国も同調している立場は、はっきり言って無効であろう。北朝鮮は核兵器を所有し実験することは自衛のために必須であると見ている。これは北朝鮮の主体(チュチェ)思想に基づく先軍政策のしめすところである。要求と脅迫の応酬も、制裁と封鎖活動も、更なるミサイルと核実験、そして恐らくは戦争か、最悪の場合核の大惨事に向かわせるだけであろう。北朝鮮にとって最も重要なことは、わずかに隠し持つ核兵器ではなく、北朝鮮の主権の維持である。目下のところ北朝鮮は主権は核兵器で守るしかないと確信している。

平壌でこの1月、私は一度ならず、もし米国に敵対の意図がないと確信できるなら北朝鮮にとって核兵器は全く無用であると、誤解の余地なく聞かされた。現在北朝鮮は、米国が日本と韓国の支持を受けて北朝鮮に深刻な脅威を与えていると確信している。この事態を悪化させたのはオバマ大統領が4月にプラハで行った演説だ。すべての核を廃絶するという米国の目標を語ったが、その目標は「早期には…恐らく私の存命中には達成されないだろう」というものだった。

この核廃絶演説に北朝鮮は大いに懐疑的であった。しかしたちまちにして、これらの言葉は完全に無意味なものに変わった。それは米国が過去に日本にも与えたと同じように、ごく最近韓国に対しても「核の傘を含む更なる抑止力による継続的な関与」を公式に約束したからである。韓国に公式に与えられた核の傘は米国の「先制核攻撃」計画の一部をなすものだと北朝鮮は信じており、従って北朝鮮の見地からは核抑止力の保有の正当化を後押しするものである。

六者会談は一定の成功を収めたけれども、今は米国と北朝鮮政府間の二国間対話が必要である。実際、恒久的平和条約を提供することは、核非武装化のためにはいとも小さな代価である。その中で、北朝鮮が核兵器計画を再開すれば合意を破棄するとの予防条項を加えることは容易であろう。二国間対話と並んで、休戦協定に代わる恒久的平和条約を締結することは、北朝鮮が核保有を正当化する根拠をを直ちに失わせ、米朝関係正常化の必要条件を定めることになるだろう。

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アンソニー・ディフィリポは米国ペンシルベニア州リンカン(リンカーン)
大学の社会学教授。北東アジアの安全保障問題に関する著書が数編ある。
現在 "Irrepressible Interests: Japan-North Korean Security Concerns and
U.S. Objectives."(題名仮訳『抑えきれない興味:日本と北朝鮮の安全保障にかかる憂慮と米国の目標』)を執筆中。

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原文: Solution to Nuclear Brinkmanship
          By Anthony DiFilippo
    The Korea Times (2009年6月26日)

http://www.koreatimes.co.kr/www/news/opinon/2009/06/137_47507.html

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2009年7月26日 (日)

目的なき戦争(下)

何故我々が、アフガニスタンにいるのかを明確に言える人は誰もいないようだ。ビン・ラディンやアルカイダを、追跡して捕まえるためだろうか? 進歩を強固にするためだろうか? 我々は、タリバンに宣戦布告したのだったろうか? 我々はデモクラシーを構築しているのだろうか? 連中と、アメリカ本土で戦わずにすませるため、現地で、テロリストと戦っているのだろうか? 我々はアフガニスタンの女性たちを“解放している”のだろうか? 思考を停止させるための決まり文句に使われる、こうした質問の馬鹿らしさは、戦争の馬鹿らしさをさらけだす。目的の混乱は、現場の混乱を正確に映し出しているのだ。我々は、自分たちがやっていることがわかっていないのだ。

アフガニスタンの、アメリカとNATOが率いる軍隊の新司令官、スタンリー・マクリスタル大将は、多国籍軍は、アフガニスタンにおいて“文化的転換”をしなければならないと発表した。兵士たちは、普通の戦闘指向から脱皮して、一般市民の保護へと向かわなければならないと、最近語った。何百人もの一般市民を殺害した空爆が、タリバンにとって、強力な人材募集の道具になることを、彼は理解している。目標は高尚だが、戦争の現実が、その実行を許すまい。NATO軍は、攻撃を受けると、常に、近接航空支援を呼ぶ。これが砲火を浴びている軍隊がすることだ。彼等には、まず現地の人々を詳しく点検している余裕などないのだ。質問は事後にするものだ。何十人もの一般市民を殺害した、5月4日のファラ州空襲は、空爆の服務規程に違反していた。一般市民4人が殺害され、13人が負傷した、先週のカンダハル州空爆もそうだ。NATO攻撃はシャワリコット地域の、ある村を標的としていた。州の首都にある病院に収容された負傷した村人達は、攻撃ヘリコプターは、彼らの家を、水曜日の午後10:30頃から爆撃し始めたとAPに語った。ある男性は、3歳の孫娘が殺されたと語っていた。戦闘は自らの法則を生み出すが、ほとんど常に、一般市民が損をするのだ。

ヘルマンド州における、NATO軍による攻勢は、武器体系や、従来型の軍隊については、十分承知しているが、非正規戦のあやをほとんど何も知らない軍司令官達が、設計したいつものシナリオに、従うことになる。タリバンは撤退するだろう。おそらくは、パキスタン内の避難所へ。我々は、作戦は成功したと宣言することになる。我々の駐留兵力は削減されることになる。すると、タリバンは、アメリカが“浄化した”はずの地帯に、こっそり戻ることになるだろう。道端に仕掛けられた爆弾は、執念深く死傷者を生み出し続けるだろう。とらえどころがなく、往々にして、目に見えない敵と戦おうとすることにイライラを募らせた兵士達や海兵隊員達は、更なる憤激をもって、幻影めがけて攻撃し、一般市民の死者の数を増やし続けている。これは、武装反抗そのものと同じぐらい、古くからあるゲームなのだ。にもかかわらず、それぞれの世代の戦士達は、自分たちは、とうとう勝利のための魔法の鍵を見つけ出したのだと思うのだ。

我々は、イラクとアフガニスタンを、破たん国家にしてしまった。我々のリストで、次に位置しているのは、パキスタンらしい。パキスタンも、イラクやアフガニスタン同様に、国境で分割されてしまっている部族や民族が無視している、恣意的で人為的な国境を設けた西欧の諸大国による、グロテスクな産物だ。パキスタンで明らかになったように、パキスタン軍は、過激派イスラム教徒に、正統性を見いだしてきたのだ。タリバンを生み出したのはパキスタン軍だった。戦争中、ソ連のアフガニスタン占領に反対するレジスタンスに対する、何十億ドルものアメリカの支援金を、どのように割り振るかは、パキスタンが決定していたのだ。しかも、そのほとんど全額が、アフガニスタンの抵抗運動でも、最も過激な派閥に渡っていた。タリバンは、パキスタン人の目から見れば、ロシア人であれ、アメリカ人であれ、外国の侵略者を打ち負かす効率的な武器であるだけでなく、インドに対する防壁でもある。カーブルの過激派イスラム教徒は、決して、パキスタンに対して、インドと同盟関係を築こうとはしない。そして、アフガニスタンではなく、インドこそが、パキスタンにとって一番の関心事なのだ。パキスタンは、アメリカが何十億ドル与えようとも、アフガニスタンを引き継ぐはずだと知っているタリバンを、必ずや、育て、保護するだろう。また、広く報道されている、パキスタンのスワット渓谷における政府とタリバンとの戦闘は、新たな始まりというよりは、不浄な同盟を破壊するするようなことは一切行わない、振り付けされたジェスチャーの一部だ。

テロリスト集団を打ち破る唯一の方法は、彼等が暮らす社会の中で、彼等を孤立させてしまうことだ。これには、国民を過激派から引き離す必要がある。これは政治的、経済的、文化的戦争だ。軍事占領や武力衝突に関する下手な算数は、こうした類の戦闘にとって、常に逆効果だ。常に、殺害する以上の、武装反抗勢力を生み出してしまう。常に、テロを正当化してしまうのだ。そして、資源や命を我々が浪費している間に、本当の敵、アルカイダは、他に移動して、インドネシア、パキスタン、ソマリア、スーダンやモロッコ、そして、フランスのリオンや、ロンドンのブリクストン地域にあるような窮乏したイスラム教徒のコミュニティで、ネットワークを作りあげる。アルカイダが隠れて活動するための、孤立した場所や、疲弊した地域は、世界にたっぷりある。彼等はアフガニスタンを必要としてはおらず、我々とて、必要としていない。

記事原文のurl:www.truthdig.com/report/item/20090720_war_without_purpose/

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同じ著者による別の翻訳記事:

オバマ・ブランドに乗せられる

今をときめく小沢氏、この、アフガニスタンのISAFに、派兵すると主張している。主張は撤回したのだろうか?郵政民営化(それ自体でも、アメリカ資本に奉仕する企画ゆえ、良いわけはないが)を呼号して、圧倒的な議席を得た、小泉自民党が、どれだけ日本の庶民に損害を与えたか、多くの方々は、身をもって痛みを感じておられるのではなかろうか?そして、今回、「ガス抜き・エセ政権交代解散」で、今度は、民主党が圧倒的な議席を得る。その、行く先は、さらなるアメリカ追従。金と血を絞りとられる。

民主党代表が、「安保・アメリカ従属を見直す」というような、明確な発言さえしてくれれば、民主党疑問説など、いつでも撤回するのにやぶさかではないが、そんなことは永久に起こるまい。そんな発言をすれば、たちまち、セラヤの運命が待っているのだから。

「マスコミに載らない海外記事」より転載

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2009年7月25日 (土)

目的なき戦争(上)

目的なき戦争
Chris Hedges

2009年7月20日

"Truthdig"

アルカイダは、アメリカがアフガニスタンで何をしようと、全く関心がない。アメリカは、アフガニスタンの村を爆撃し、ヘルマンド州のタリバンを追跡し、総勢100,000人の属国アフガニスタン軍を編成し、アフガニスタン人部族軍司令官達が、何百人、あるいは、何千人ものタリバン捕虜を処刑するのを、積極的に手出しはせずに、傍観し巨大で、手の込んだ軍事基地を作り上げ、無人飛行機を発進させ、パキスタンに爆弾を投下することができる。それで何も変わりはしない。戦争は、過激派イスラム教徒による攻撃を止めることはできない。テロリストや武装反抗勢力集団は、通常の軍隊ではないのだ。彼等は、アメリカ軍の司令官達が、士官学校や兵学校で、アメリカの兵士に教え込んでいる、戦争の規則通りには戦わない。しかも、こうした地下組織は変幻自在で、一つの破たん国家から、別の国家へと、転々としながら、形や色を変えてゆき、テロ攻撃を計画しては、闇の中へと退却する。我々は、間違った道具で戦っている。我々は、間違った相手と戦っている。我々は、歴史の間違った側にいる。そして、我々はアフガニスタンでも、イラクでも敗北するだろう。

アフガニスタン戦争の費用は増大している。何万人ものアフガニスタン一般市民が殺害され、負傷してきた。26人のアメリカ兵を含む、少なくとも50人の兵士が死んだ7月は、NATOの戦闘員にとっては、この戦争の中で、最も危険な月だった。多国籍軍に対する、道端に仕掛けられた爆弾による攻撃が、負傷者と死者の人数を膨張させている。6月、簡易仕掛け爆弾(IED)とも呼ばれている、道端に仕掛けられた爆弾による攻撃の件数は、736件にのぼったが、四カ月連続で最高記録だ。数字は、3月の361件から、4月の407件、そして、5月の465件へと増えてきた。バラク・オバマ大統領による、21,000人の追加アメリカ兵を、アフガニスタンに派兵するという決定で、駐留兵士数は、アメリカ兵57,000人にまで増えた。合計の兵員数は、2009年末までには、少なくとも68,000人にまで増えると予想されている。増派は、更なる死者、戦闘の拡大と、より大きな無益さを意味するに過ぎない。

犯罪組織、麻薬密売業者、パシュトゥーン族やタジク族の戦士、誘拐団、暗殺部隊や傭兵を含む、ややこしい武装集団の組み合わせに、我々は出くわしてしまったのだ。我々は内戦に巻き込まれているのだ。タリバンの大半を構成していて、アフガニスタンの伝統的な支配者である、パシュトゥーン族は、外国勢の支援を得て、2001年に内戦に勝利した、北部同盟を構成するタジク族やウズベク族と戦っている。かつての北部同盟が、今や腐敗して、無能な政府を支配している。この政府は、ひどく憎まれている。そして、この政府は、我々と共に没落するだろう。

我々はアフガニスタンでの戦争に敗北しつつある。我々がこの国を8年前に侵略した時、タリバンはアフガニスタンの約75パーセントを支配していた。現在、その支配範囲は、じりじりと約半分にまで回復した。タリバンは、ケシ栽培を運営し、約3億ドルもの年間収入を得ている。タリバンは、厚かましくも、首都カーブルで攻撃を実行し、外国人は誘拐を恐れ、大半のアフガニスタン都市で街路を歩くことさえまれだ。全てのアフガニスタン人の80パーセントが暮らしている地方に入るのは、NATO兵士達の護衛なしでは、生命にかかわる。勇敢な記者なら、カーブルの繁華街にあるコーヒー店で、タリバン幹部にインタビューすることもできる。オサマ・ビン・ラディンは、当事者以外の大半の世界に対する気晴らしとして、中東版『ウォーリーをさがせ!』と化している。銃弾と爆弾さえなくしてしまえば、これはギルバート・アンド・サリヴァン・オペラの喜劇だ。

「マスコミに載らない海外記事」より転載

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2009年7月24日 (金)

重爆撃機は出撃したNHK総合

福岡県南部の筑後地方に、旧日本陸軍航空隊大刀洗飛行場がありました。現在
はキリンビール工場に敷地になっている場所です。
 
 太平洋戦争末期、この飛行場に異様な姿をした2つの大型爆撃機が配備されま
した。

 その爆撃機は、爆弾を積んで体当たりする「神風特別攻撃(神風特攻)」のた
めに、四式重爆撃機「飛龍」を改造した「ト号機」と、三トンの特殊爆弾を搭載
するために開発された「さくら弾機」でした。いずれも、搭乗員が死ぬ運命にあ
る飛行機でした。あまりにも重すぎる爆弾を積んだため、飛ぶのがやっとの機体
でした。滑走路を端から端まで使ってやっと離陸し、墜落寸前のスピードでヨタ
ヨタ飛びながら、沖縄を攻撃するアメリカ軍の艦船を目指しました。どのような
結果になるかは明らかでした。
 
 この特攻専用の爆撃機に乗り込んだ陸軍飛行第62戦隊の生存者と飛行場付近
の住民が証言する番組がNHK総合で放送されます。
 
 NHK総合
 
 「九州沖縄スペシャル「特攻 重爆撃機は出撃した~福岡・大刀洗飛行場~」
 http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=501&date=2009-07-26&ch=21&eid=51376

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インパール作戦NHKBS hi 

太平洋戦争末期の1944年3月から6月まで、戦史上最も無謀でばかげた作
戦と評される戦いが、ビルマとインドの間で行われました。
 ビルマから、日本軍が川幅600メートルのチンドンウィン河を渡り、200
0メートル級の急峻な山々が連なるアラカン山系を越えて、インド北東部の都市
インパールを占領する「インパール作戦」です。
 
 この作戦は最初から失敗するのが明らかでした。太平洋各地で敗北を重ねる日
本軍に、インドへ侵攻する余力はありませんでした。ビルマと日本を結ぶ海上ルー
トはすでにアメリカ軍の攻撃で寸断されていました。武器弾薬、医薬品の不足が
深刻になっていました。武器の性能も、イギリス軍が日本軍を上回っていました。
 太平洋戦争開始当初、イギリスの植民地支配からの解放を掲げ、ビルマの民衆
から解放者として歓迎された日本軍は、このころイギリスと同じ侵略者であると、
憎しみを買う存在になっていました。反日蜂起の徴候が出ていました。このよう
な中で、戦局打開の切り札としてインパール作戦が強行されました。
 
 日本軍の侵攻に備えて、イギリス軍は輸送機を動員して、空から大量の軍事物
資をインパール周辺の基地に送り、準備万端の体勢で望みました。対する日本軍
は、「ジンギスカン戦法」と称して、ビルマで徴発=略奪した数万頭の水牛に物
資を積んで進軍しました。水牛は歩く食料になる、どうだ頭いいだろう、とこの
作戦を強引に進めた日本陸軍第15軍司令官牟田口廉也は豪語しました。牟田口
司令官は、またこうもうそぶきました。
 
 「食料はイギリス軍からもらえ。奴らは空に向けて一発ぶっ放せば、物資を捨
てて逃亡する臆病者に決まっている」
 

 戦いの結果は、無残とか悲惨といった月並みな言葉では表現できないものでし
た。空と陸が一体となったイギリス軍の圧倒的な火力は、水牛に積んだ物資のほ
とんどを失った日本軍を粉砕しました。まもなく始まった雨期の豪雨は、補給を
不可能にしました。そして飢餓と伝染病の蔓延が日本軍の将兵を死に追いやりま
した。一日の食事は乾パン一個、中には米粒一つというのもありました。これに
耐えきれず、日本軍は撤退を始めました。飢えと病で日本軍の傷兵は次々に死ん
でいきました。撤退する道は白骨化したり、腐乱したりした死体がとぎれる事無
く続きました。骨と皮ばかりに痩せこけた日本軍の兵士が幽霊の群れのように歩
く道は、「白骨街道」と呼ばれるようになりました。
 
 飢えのあまり、腐乱死体にたかるウジ虫さえ食べたというこの悪夢の撤退戦に
参加した京都の陸軍第15師団の将兵が証言する番組が、NHKBSで放送され
ます。
 
 NHKBS hi 
 
 証言記録 兵士たちの戦争「インパール作戦 補給なき戦いに散った若者たち」
 http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=501&date=2009-07-25&ch=10&eid=1116
 
放送日  7月25日(土)
放送時間 午前8:00~午前8:45

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アニメ「風が吹くとき」 NHKBS hi

反戦・反核アニメの名作が、NHKBSで放送されます。
 
 NHKBS hi
 
 アニメ映画劇場   1986年/イギリス
 http://www.nhk.or.jp/bs/bsanime/
   
  7月25日(土)午後11:30~午前0:51  放送
 
  ロンドン郊外の田園地帯で静かに年金生活を送る老夫婦ジムとヒルダ。平穏な
日々がある日突然、核戦争によって破壊されます。
 
「核戦争勃発か!?」とのニュースが飛び込んできました。大変なことになった、
と二人は、核ミサイルが飛来したらどう行動すべきかを書いたイギリス政府発行
のマニュアルにしたがい、ちゃちな核シェルターを作って避難します。そして核
爆発。即死は免れたものの、二人は「死の灰」を大量に浴びます。しかし、核戦
争対応マニュアルは、放射能は水で流せば良いと書いてあるので、二人はそれに
従いシャワーを浴びるだけですませます。そして、脱毛、吐き気、吐血、紫斑、
脱力感と言った放射能障害が現れても、二人は、マニュアルには放射能による障
害は軽微と書いてあるのであわてる事はない、その内政府が助けに来てくれるさ、
と楽観的に考え、そして倒れます・・・。

 ほのぼのとした絵が、かえって核戦争の恐ろしさを伝えている名作アニメです。

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子どもたちに伝える戦争NHK

太平洋戦争末期の1944年から45年にかけて、アメリカは日本人の戦意喪
失と工業破壊を狙って、空から大量の爆弾の雨を落とす戦略爆撃=無差別爆撃を、
日本全国の都市に対して行いました。
 
 日本の都市の多くを瓦礫と死体の山にしたこの無差別爆撃を、当時の体験者と
現在の小学生が、2本のテレビ番組を見て考える企画です。
 
 NHK総合
 
 NHKアーカイブス「子どもたちに伝える戦争」
 http://www.nhk.or.jp/archives/nhk-archives/index.html
 
 7月25日(土)午前10時05分~11時25分

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2009年7月23日 (木)

生田暉雄弁護士 JANJAN

高知白バイ事件を担当している、生田暉雄弁護士(元大阪高裁判事)
が、最高裁判所では、人件費に関して億単位の裏金があるのではないかと発言しています。情報開示にも応じていません。
ヒラメ裁判官がうごめく日本の司法について、国民は「犯罪者集団によって裁かれている」といっています。8月30日には、国民審査があります。
小倉記者が、生田さんの著書も引用しながら、分かりやすく記事にしています。ぜひ、ご覧ください。

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2009年7月22日 (水)

シャティーラ・キャンプ(終わり)

ぼくには夢を見る権利がないのですか?


グループみんなで書いた証言


ぼくは、ぼくの世話をしてくれて、愛情を与えてくれる、そんな家庭を夢見る。
路地のないところ、キャンプの外の、芝生の庭のある家を夢見る。
そして、自分がそう望むなら、学校を卒業できることを夢見る。
自分のなりたいものを選ぶことを夢見る。たとえそれがゴミの収集人だったとしても。
それに、身分証明書を持つこと、パレスチナへ還ることを夢みるんだ。

だけど、ぼくの夢たちは きっと、キャンプの壁にぶちあたるか、
この曲がりくねった狭いキャンプの路地に迷い込んでしまうか、
そうでなければゴミ溜めの匂いにまみれてしまう。
ぼくは夢を見る時、いつも怖れている。夢が現実という壁にぶつかってしまうことを。
権利のないパレスチナ難民である、このぼくの現実に。
ぼくは自分に問いかける、ぼくは本当に、夢を見る権利を否定されているのか、と。
そして、世界に問いかける。ぼくは夢をみる権利を持っていないのか、と?

この証言は、12歳から15歳のシャティーラ・キャンプの子どもたち17人によって書かれたものである。1998年夏、レバノンの日刊紙、アル=ナハールの特別号 フクーク・アル=ナース (人々の権利)は、特集として、「レバノン国内のパレスチナ難民キャンプ」を取り上げた。この中の1項目が、キャンプに暮らす子どもたちの人権であった。キャンプの子供たちのソーシャルケアをするNGO、ベイト・アトファール・アル=ソムード〔パレスチナの子供のソムードの家〕でパレスチナの歴史と英語を教えているマイスーン・スカリエさんの協力を得て、子どもたち自身が書いたこれらの証言が集められた。
出典:Journal of Palestine Studies, vol. xxix, no.1, Autumn, 1999, 50-57.  http://www.nmhschool.org/tthornton/sabra_and_chatila_palestinian_re.htm
【日本語翻訳】 岡真理、宇津留理子、秋山奈美子、古市泰子、宮澤由香

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2009年7月21日 (火)

シャティーラ・キャンプ(3)

□ 馬小屋のようなぼくらの学校
アフマド・シュレイフ、ワリード・バルキス

 
ぼくらのこのごみごみとした難民キャンプには、学校はたったの1つしかありません。エリコ学校です。 この学校がどんなにひどいか見せてあげたい! 1クラスの生徒数は45人から50人、時には55人にものぼることがあります。教室に机は25個しかなく、しかもそのうちの半分は使える代物ではありません。3、4人で1つの机を一緒に使います。教室にあるのは座席と黒板だけ。1日4時間勉強しますが、音楽や美術の時間はありません。歌うことも、スポーツをすることもありません。この小さな学校には入りきれないほどたくさんの生徒が詰め込まれていて、休み時間の校庭は“最後の審判の日”のような混み具合です。難民キャンプの他の場所やぼくらの家と同じように、エリコ学校には図書館も本棚もありません。学校の教科書以外に読める本などないのです。

先生たちは教えるのがあまりうまくありません。もしかしたら、クラスの人数が多すぎるからかもしれません。20人教えるのと50人教えるのでは違いますから。授業中は家にいる時と同じく、おしゃべりは禁止です。何かで責められたとしても、自分を弁護する権利もありません。学校では「言葉の暴力」が用いられています。各教室には監視員がいて、ぼくたちを監視し、誰がしゃべったのかを言いつけます。おちおち呼吸も出来ません。生徒の話を聞く前に、先生たちはすぐに体罰を与えます。自己弁護をしようとすればするだけ、手や、時には頭を殴られるのです。

 先生は教室に入ってくるなり、気に入らない生徒を追い出します。酷い言葉を浴びせて、ぼくたち1人1人を「ゴミ収集人」「泥棒」「ペンキ塗り」などというあだ名で呼びます。 「まったく、先生、ありがとう。ご親切に、ぼくらの将来がどんなものなのか、思い知らせてくれるなんて。」 万が一、校長先生のもとに送られてしまったら、弁解する間も与えられずに停学処分です。校長先生は退学をすすめ、男子には、鍛冶屋や電気工、ゴミ収集者になるように、女子には、裁縫師や美容師、女中になるようにと言うのです。

 ぼくたちの両親は、ぼくらがどんな教育を受けているのか、学校で実際に何が起こっているかをまったく知りません。たとえ知っていたとしても、何ができるでしょう? 良い学校はお金がかかります。それに、結局のところ、ぼくたちの学校の事を心配している時間なんてないんです。だから、両親は僕らの味方にはなってくれません。難民キャンプに住んで、朝から晩まで50人の生徒を相手に仕事をしている先生たちの味方につくのです。ぼくらは「猿」「悪魔」「厄介者」として扱われます。でも、本当にぼくたちが悪いのでしょうか?

 時々、不思議になります。なぜレバノン人はぼくたちが技師や医者、弁護士やその他73種の職業に就くのを禁止しているのだろうか、と。そんなことをしなくても、エリコ学校を出たって結局、ゴミ収集者やペンキ塗り、鍛冶屋といった、レバノンがぼくたちに許可している限られた職業に就くのが精一杯だというのに。エリコ学校で勉強していれば、もっと高い教育を受けられるようになるなどと、まじめに考えている人なんているのでしょうか!? 子どもはみんな、学ぶのが好きなのだとぼくは思います。けれど、教え方が悪ければ、結局、子どもたちは学校をやめ、仕事を始めることになってしまうのです。

 これが、多くの難民キャンプの子どもたちに起きていることです。難民キャンプに住んでいるパレスチナの子どもであるかぎり、学ぶ権利も明るい未来も奪われなくてはならないのでしょうか?

□ 私たちには遊び場がない
サマル・シャアバーン、イスマーイール・ザッルーラ、ホドゥル・アティーエ


スッカル ムッカル ラ、ラ、ラ
さぁ ご馳走だ ラ、ラ、ラ
ストーブに手をかざしていたら
父さんと坊さんが
鳥を狩りに出かけるところ、
なんてお馬鹿なお坊さん
そんなに鳥が好きなんだ
スッカル、ムッカル、ラ、ラ、ラ

  私たちはこの遊びを『雌牛』『早成り穀物』『ソファー』などのほかの遊びといっしょに、1日に何度も何度も繰り返します。これらの遊びは親から代々受け継がれてきたわらべ歌で、遊ぶ場所がないシャティーラの中で生きる私たちのイライラや喪失感を、時に忘れさせてくれます。それまでラウシェ(ベイルート近郊)のアパートに住んでいたパレスチナ人(※)や、 シリア人(※)が難民キャンプにやって来てから、キャンプの人口は極度な過密状態になりました。そのため、私たちの遊び場がまったくなくなってしまったのです。
(※ここでのパレスチナ人とは、パレスチナ難民であり、レバノン内戦時に、他の多くの人たちと同じようにホームレスにされ、ラウシェのビルの空き部屋、あるいは西ベイルート近郊の空いている土地に引っ越した人々のこと。シリア人は内戦の末期とその後の復興期に、日雇い労働者としてレバノンに出稼ぎにきた人たち。(編者注))

* ラウシェ地区は海岸沿いの高級住宅街。内戦終結後、再開発でリゾート用の高級ホテルやレストランが建設されている。内戦中、住民が避難し無人となった同地区の建物に居住していたパレスチナ人たちは、レバノン政府によって、わずかな補償金と引き換えにシャティーラ・キャンプに移された。(訳者)

   1992年以前、難民キャンプには4つの遊び場がありましたが、現在は1つしかありません。その唯一の遊び場も、最近になってシリア兵の軍事演習に使われるようになってしまいました。遊んでいるとシリア兵に追い出されます。彼らの許可なしに、そこに入ることもできません。だから、私たちに残されているのは路地や屋上だけ。でも、どうやったら路地で遊ぶことができるでしょう?たいていの場合、遊び始めもしないうちに、罵声を浴びせられます。「おい、そこの悪ガキども!おまえら、しつけがなってないな!おまえらの両親はどこなんだ?家へ帰って遊びやがれ!」私たちはそうやって、路地からでさえ、追い出されてしまいます。
まだ幸運な子は家のベランダで遊べます。でもそれは男の子の場合だけ。ある“好ましくない風潮”がキャンプには存在していて、そのため女の子はベランダに出ることができません。もし女の子がベランダに出ようものなら、下の路地に若い男たちが群れとなって人だかりを作ります。そして、キャンプの住人はその女の子について根も葉もないうわさを始めます。だから両親は、彼女を家に押し込めるのです。時間をつぶすための遊びもおもちゃもない家の中に。
このようにして女の子たちは、閉じこめられた家の中で、モップがけやふき掃除、アイロンかけをして過ごします。そして彼女をこの牢獄から解放してくれる天からの贈り物、例えば花婿、を待つのです。
これは正しいことでしょうか?

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2009年7月20日 (月)

シャティーラ・キャンプ(2)

□ キャンプで、つまらない病気で死ぬぼくたち
 ウィサーム・アフマス、ミルヴァト・イーサー 


2年前、弟が喘息にかかりました。キャンプでは、非衛生的な環境と湿度の高い住まい、そしてゴミと汚水の悪臭のせいで、多くの人が喘息を患っています。でも、喘息はほとんどの土地で深刻な病ではないはずです。適切な薬を飲み、適切な治療を受ければ、治る病気です。でも、ぼくの弟は喘息のせいで死んでしまいました。なぜかって? パレスチナ人のための診療所でしか、治療を受けさせてやることができなかったからです。こうした診療所では、医者はろくろく診察もせずに処方箋をくれます。それを持ってぼくらが診療所のわきの薬剤師のもとに行くと、ここには薬はない、大きな薬局へ行けと言われます。でも、そういう薬局で売っている薬はとても高価で、ぼくたちには買えません。家族全員が働いて、食費と家賃を払うので精一杯なのだから。
ある日、弟の症状が悪化して、緊急に病院で酸素吸入をする必要がありました。しかし、病院はぼくらを入れてくれませんでした。そのため、弟は死んでしまいました。われらが王様たちは、たとえ癌やエイズといった重病にかかったとしても死んだりはしないというのに。キャンプの難民たちの多くと同じように、弟は、キャンプの環境のせいでつまらない病気にかかり、そして死んでしまったのです。水道水が汚水と混じって汚染されているせいで、湿度のせいで、悪臭を放つゴミのせいで、貧困のせいで、栄養不良のせいで。

土地を持たないパレスチナ人だから、国籍を持たない追放者だから、だからぼくたちは死ななくてはならないのですか?

□ 私たちの親は、なぜ死んだの?
シャーディア・アブダッラー、ムハンマド・メルヒ、オラ・ガンマーム


「私の両親はサブラ・シャティーラの虐殺で死にました。」
「私の父は刑務所で拷問を受け、死にました。」
「私の父はじめじめとした家と不衛生な難民キャンプでの生活のせいで喘息にかかって死にました。」
「私の父はキャンプ戦争の中で死にました。」
 私たちの親は自然な死に方をしませんでした。まだ若かったのに、シャティーラに住むパレスチナ人であるために、死んだのです。親が死んでも、パレスチナの地は戻ってきません。そして、犠牲を払うことなるのは、私たちです。

 親が死んで、祖父母と暮らす私たちは外出を禁止されています。母親が死んで、父親が再婚すると、その再婚相手の「おばさん」は、私たちをこき使い、ひどい扱いをするのです。父親が死んで、母親が家計のために働き始めると、私たちはなかなか母親に会えなくなり、愛情を受けられなくなります。さらに、母親が再婚し、シリアに行ってしまえば、レバノンに戻れず、シャティーラの子どもたちに会うことができないということもあるのです。そして、子どもたちが母親に会いに行きたくても、出国と再入国許可書がない限りは会いに行けません。パレスチナ人にとって、許可書を手に入れるなど、夢のまた夢です。

 私たちの親はキャンプの難民であるために死んでいきました。そして、保護者を失った私たちが遺されました。親の保護を受ける権利は、私たちにはないのでしょうか?

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2009年7月19日 (日)

シャティーラ・キャンプ(1)

□ ぼくは遊びたい、働く代わりに
ムハンマド・ダーウード、モナ・ザールーラ


何を話したらいいの?何から話せばいいの?
では、ぼくの生活について話しましょう。ぼくの物語、それは、シャティーラの働く子どもたちすべての物語でもあります。
ぼくの名前はムハンマド・ダーウード。14歳。中学2年です。身長は145センチ。年齢にしては低い身長です。8歳の頃とほとんど変わっていません。ぼくは8歳で働き始めました。以来、あまり成長していません。
ぼくは夏のあいだずっと働きます。冬休み中もずっと。学校にはまだ通っていますが、ぼくたちの学校は悲惨です。ぼくが働くのは、ぼくの未来が、これらの仕事の中にあるから。学校を終えたとしても、パレスチナ人であるかぎり、ペンキ屋かパン屋、ゴミの収集、電気工、機械工にしかなれないのだから。もう長いことぼくは、酢漬けを作って瓶に詰める仕事をしています。酢のせいで両手は擦り切れてしまいました。鍛冶屋の見習いをしたこともあります。カフェで働いたことも、シャティーラの家々にペンキを塗ったこともあります。
シャティーラで働いているときは、自分を惨めだと思ったり、人生を呪ったりすることはありません。ここでは、子どもたちはみな、働いているのだから。子どもが働くのは何ら不思議なことではないから。でも、夏にシャヒーム〔ベイルートとサイダの中間にある街〕近くの町、シュマイスの建設現場で働いたときは違いました。ぼくがバケツのセメントを運んだり、息を切らしながら金属板を磨いているかたらわらで、子どもたちが遊んだり、走ったりしていました。ぼくは自分に訊ねずにはいられませんでした。なぜ、ぼくは、ほかの子どもたちのように、野原で遊んだり走ったりしないのか。なぜ、学校から職場へ直行しなければならないのか。なぜ、ぼくはこんなにみじめで、疲れる生活を送っているのか。それはぼくがキャンプ出身だから。ぼくがパレスチナ難民だから。
だからぼくは市民権がほしい。この永遠のメッセージを、世界中の人が見てくれたら。ぼくは遊びたい、働く代わりに。

□ まだ、子どもなのに、私は婚約していました
ラナ・カーセム、ラナ・アル=ハサン、スザンヌ・アブドゥルハーディ


私はまだ子どもですが、でも、シャティーラの多くの女の子と同じように、幼くして婚約しました。去年の冬、13歳だった私は、キャンプで私たちが送っているみじめな生活というものが、いかに悲劇的であるかについてはあまり考えていませんでした。私の心を占めていたのは、ダブケ〔パレスチナのフォークダンス〕を踊ること、友だちと遊ぶことでした。
ある日、ベイト・アトファール・アル=ソムード〔パレスチナの子どもの抵抗の家、キャンプの子どもたちのソーシャルケアをするNGO〕の遠足に参加した私は、見知らぬ男性の目にとまりました。彼は私のことを訊ね、家族のもとを訪ね、私と結婚したいと申し出ました。母は私の意見など聞かずに、この縁談を承諾しました。父が亡くなり、貧しい暮らしの中では母の意見こそが絶対でした。母はどうしても結婚しなさいと言って譲らず、私は諦めました。婚約期間は、これまでの人生のなかでもっとも辛い時でした。あの男が家にやってくると、友だちと遊んでいても、私は家に呼び戻されました。私が彼を接待しなくてはならないからです。私は彼が恐ろしく、嫌いでした。
この恐怖のために私は病気になりました。あの男の姿を目にするたびに熱が出て、私は泣き始めました。私にはあの男が、子どもを恐怖におののかせる怪物に思えました。病気になったおかげで、私はなんとか、この悪夢から逃れることができました。シャティーラのほかのたくさんの女の子たちがするように14歳で結婚するということもありませんでした。彼女たちのなかには、結婚が、キャンプという牢獄から脱出する一つの方法だと思っている者たちもいます。
キャンプの女の子たちは、遊ぶところもありません。貧しい親たちは、子どもたちに服を買ってあげたり、キャンプの外に連れて行ってあげたりすることができません。親たちが経済的に貧しいので、女の子たちはまだ幼いうちに結婚させられてしまうのです。親が娘のことにあれこれ気をもんだりしなくてよいように。ほとんどの場合、夫となる男性もまだ10代で、キャンプに暮らしています。10歳とか13歳で働き始めた者たちも多く、夢見る未来もありません。だから、自分の娯しみのために、婚約して結婚してしまいます。それ以外の娯しみなど、何もないのですから。
すべての親たちに私は忠告します。18歳になる前に娘を結婚させないでください。

■アイデンティティのない場所、場所のないアイデンティティ
マリアム・アッズーク、ウサーマ・アブー・アル=シャイク
 

 私たちはだれ? どこに属しているの? 私たちが携帯している難民証、警視庁長官の名で発行されているその身分証では、私たちは在レバノンのパレスチナ人、つまり、パレスチナ難民。
場所としてのパレスチナについて、私たちは何も知らない。父や母から語り聴かされた物語のほかは。でも、その両親にしたところで、パレスチナに住んだことがあるわけではない。パレスチナは、私たちがいま、住んでいるこの場所、シャティーラで私たちが何か問題に直面したり、難民として私たちが耐え忍ばねばならない悲劇について思いめぐらしたりするたびに逃避する場所になっている。でも、場所としてのパレスチナが私たちのものでないならば、パレスチナ人というアイデンティティを持っていることに何の意味があるというの? パレスチナ人であるという私たちのこのアイデンティティは、私たちにとって厄介の種にしかならないというのに。レバノンで、私たちは、難民とか追放者と呼ばれ、いかなる権利ももってはいない。地球上のほかの土地に旅することも許されない。もし、旅するなら、私たちが住んでいる場所に戻ることを許されない〔1995年9月、レバノンの旅行許可書を携帯するパレスチナ難民は、政府決定により、レバノン国外に出かける場合は、出国および再入国ヴィザの取得が義務づけられた〕

 では、私たちが住んでいるこの場所、シャティーラが、私たちのアイデンティティなの?そんなはずない!シャティーラのいったい何に、私たちは属しているというの? ゴミ?汚水臭い路地? なぜ、私たちはシャティーラに属さなければならないの? シャティーラで私たちが就くのを許されているのはつまらない仕事だけ。シャティーラには健康に対する気遣いも教育もない。シャティーラでは、湿気と非衛生的な環境のせいで病気になる。シャティーラでは水を買わなくてはいけない。電気もたまにしか通らない。シャティーラには、遊ぶところもなければ、木陰で憩うための木すらない。シャティーラから離れようと思ったら、出て、再度入るための許可が必要。要するにシャティーラでは、私たちは人間扱いされていないということ、私たちには未来がないということ。
私たちは、自分たちが住んでいる場所にアイデンティティがない。そして、私たちが抱いているアイデンティティには場所がない。私たちはだれなの? いつの日かパレスチナ人になれるの? それとも、このままずっと、難民のまま? あらゆる人権を奪われて、未来永劫。
私たちはアイデンティティが欲しい。私たちの尊厳を守ってくれるアイデンティティが。私たちは安心していてよいのだと感じさせてくれるアイデンティティが欲しい。いったいいつになったら、手に入るの? 私たちは場所と結びついたアイデンティティが欲しい。いったい、いつになったらパレスチナに帰ることができるの?

*****

レバノンの難民キャンプ。10年前の子どもたちの作文である。こどもたちは成長して、どのような生活を送っているのだろう。大人になって、その絶望と哀しみは、ますます深くなっているかもしれない・・・

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2009年7月18日 (土)

「核の傘」提供  キャンベル次官補

「核の傘」、日米で協議へ  キャンベル次官補が表明
 来日中のキャンベル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は17日、東京都内で一部メディアと会見し、北朝鮮の核実験などを受け、日本に提供する「核の傘」の在り方について今後、日本政府と本格的な協議を行っていく方針を表明した。

 次官補は「核の傘」の問題を18日開催の外務、防衛両省と国務省、国防総省の局長級による日米安全保障高級事務レベル協議(SSC)で「提起したい」と言明。「核の傘」や米通常戦力による「拡大抑止力」について今後、日米間で定期的に協議する枠組みを設ける見通しも示唆した。

 朝鮮半島情勢を受け日本の独自核武装の是非をめぐる論議も台頭する中、「核の傘」の信頼性や有効性に関する議論を日米間で深めることによって日本の懸念を取り除き、抑止力強化で北朝鮮に触発された核拡散の動きを未然に阻止する狙いがあるとみられる。

 次官補は「日本は核オプションを考えるべきでない。日本の利益にならないし、アジア太平洋地域の平和と安定にも資さない」と言明。日本が核武装に走るのではなく、米国がもたらす核と通常戦力による抑止力を信頼する重要性を力説した。

 北朝鮮核問題では、北朝鮮の核保有国化を決して認めないと強調。当面は国連制裁の履行に全力を挙げながらも、北朝鮮との対話の窓口も開き、事態打開を図る方向性を示した。日本人拉致問題解決に努力する意向も表明、拉致被害者の横田めぐみさんの家族らと面会したことを明らかにした。

 また米軍核搭載艦船の日本への通過・寄港を容認した核密約問題に関しては「歴史文書自らが語ってくれるだろう。より重要なのは(日米間で)前向きな議論を行うことだ」と述べるにとどめた。(共同)

2009/07/17 22:28   【共同通信】

*****

なんということか!こっそり持ち込んでいたアメリカの核兵器を、これからは正々堂々と日本に常備しようといのだ。アメリカの核の傘で日本全体を覆いつくそうというのだ。これが、前向きな議論だというのだ。

核密約は事実であり、文書が語るといっているのだ。日本政府はこれを認めない。国民のあずかり知らぬところで、秘密裏に進められたこと、そんなことはないと嘘を言い続けた大臣たちの責任を問わねばならない。よもや、自分の自己責任で、とは言わないだろうが・・・

私たち国民は、核の傘の柄をしっかりと握りしめながら、北朝鮮の核は許さないぞと叫ぶことができるだろうか。北朝鮮に向ける批難の声は、それはそのまま、日本の政府にも向け られなくてはならない。自国の足元を見つめ、日本の国民としてどう考え、何をしていくのか、自らに問うていく必要があるのではないか?

私は声高に叫び続ける。「アメリカの核の傘はいらない!」「日本の核もいらない!」核の抑止力などあり得ない。すべての兵器は、使うためにこそあるのだから。

mm記

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2009年7月17日 (金)

日の丸君が代訴訟 神奈川県

日の丸君が代訴訟、教職員側敗訴  「起立、斉唱義務負う」

 神奈川県立学校の教職員135人が、入学式や卒業式で日の丸に向かって起立し、君が代を斉唱する義務がないことの確認を県に求めた訴訟の判決で、横浜地裁は16日、「県教育委員会の起立斉唱命令は思想・良心の自由を侵害せず、教職員は起立、斉唱の義務を負う」として、原告の訴えを全面的に退けた。

 吉田健司裁判長は判決理由で、県教委が県立学校長に国旗掲揚や国歌斉唱時の起立徹底を指導した2004年11月の通知について「特定の思想や理念を強制するものではない」と指摘した。

 県教委はこの通知で、教職員が指示に従わない場合「厳正に対処する」としていた。原告は、県教委が行う起立、斉唱の指導は強制に当たり、思想、良心の自由が制約されているとして憲法違反だなどと主張。県は起立、斉唱はマナーであって内心の問題ではないと反論、請求棄却を求めていた。

 県教委は06年春から、国歌斉唱時に起立しなかった教職員名を校長に報告させており、県個人情報保護審議会が08年1月、報告を不適当と答申した後も続けている。

 同様の訴訟では、東京地裁が06年9月、起立、斉唱の強制が違憲・違法との判断を示したが、国歌のピアノ伴奏を拒否した女性教諭が処分取り消しを求めた訴訟で、最高裁が07年2月、請求を棄却。ほかに処分などを争った訴訟では教職員側敗訴の例が多かった。

2009/07/16 17:47   【共同通信】

******

教育や学問は、時の国家権力や諸々の圧力から、切り離された、自由と創造性をもったものでなければならないと思う。学校教育は、親の負託を受けたものであって、決して、国家のためのものでもなければ、国家権力でもって統制や強制をされるものでもない。

日の丸の旗や君が代の歌は、戦前の歴史のなかで、あまりにも汚濁にまみれたものであり、嫌悪の情をもち忌避したい人々が少なからずいるのは当然のことである。私もそのひとりであるのだが・・・

よその国のことではあるが、ドイツのヒトラーと結びついたカギ十字のマークを見ることさえ、私にとっては、おぞましいことである。同様に、アジアの国々のたくさんの人たちが、日の丸の旗に対し、ぬぐいきれない嫌悪感をもっているのも事実である。

旗や歌などシンボリックなものの下に、全体を統括しまとめていくのは、いろいろな場面で見られることである。しかし、国家がこれをやってはいけない。国家権力は、強大な力を持つが故に、一市民、マイノリティの少数者が異論をとなえて反論、抵抗したいときにも、法やさまざまな暴力装置でもって、押しつぶしていくことが、いとも簡単にできるのだ。それにしても、教員は、はたして、起立、斉唱の義務を負っているのであろうか・・・

mm記

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2009年7月15日 (水)

講演会2つ「医療崩壊」「酒害」

○ 7月18日

「公共事業国家の医療崩壊」 

「医療崩壊の深層、解決への処方箋」という医療制度講演会です。

1983年厚生省官僚による「医療費亡国論」の嘘
地域医療の崩壊にあえぐ地方のいまは?
医師不足・看妻師不足の原因は?
世界でも果様な「公共事業国家」 先進諸国で最も高い自己負担と最も低い社会保障貴
その矛盾と処方箋を本田医師が解き明かす

■講 師 本田宏済世会栗林病院副院長
■と き 7月18日(土)午後1:00~4:00
■ところ 高知会館
■主 催:連合高知 自治労高知県本部
     問合せ:自治労高知県本部
     TEL 088-32牛01 51 FAX 088-820-0062

ーーーーー―ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

○ 7月19日

  第37回高知酒害サマースクール

       <酒害者と医療・行政・市民の連携を>
            
 参加費無料  弁当入用の方は当会事務局まで予約を(お昼1000円です)

日時:2009年7月19日(日曜日)10時~15時30分
場所:高知商工会館 (昨年と同場所)
                 高知市本町1-6-24 電話088-875-1171
主催:高知アルコール問題研究所
                 高知市本町3-5-13 電話088-823-3257 ファックス873-3658
                 http://www.kochi-al.org

午 前

  朝10時  開会挨拶 来賓の挨拶
  15分 体験発表 家族の立場から

  30分 講演  『メタボと酒害』 ~0時
           講師  山本道也 下司病院 院長

午 後

    昼 1時  体験発表 酒害者の立場から

    15分  シンポ  『断酒につながるには』 ~3時30分

     司 会  

横山 幸 (下司病院 精神保健福祉士)

     シンポジスト 

藤原好幸 (高知市福祉事務所長)
朝比奈寛正 (岡豊病院 精神保健福祉士)
新谷 茂  (NPO法人 広島断酒ふたば会)

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2009年7月14日 (火)

仙波敏郎 JANJAN

「元警官・仙波敏郎のポートレート」

http://www.news.janjan.jp/living/0907/0907136973/1.php

小倉記者が、高知を訪れた仙波敏郎さんの退職後の決意や人間味あふれるその奥行きの深さについて、レポートしています。

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サロン金曜日の寺子屋

●7月の寺小屋、予告です。

  第2回サロン金曜日・寺小屋

     日時:21年7月25日(土)18時から19時10分まで
     場所:高知市中ノ橋通り ダイヤパレス2階 (よつばカウンセリング研究所)ナチュラルハウスの上

     講師:矢野川禎子さん
         女性相談支援センター所長
     テーマ:「今、高知の家族はどうなっているのか」(仮題)

     主催:サロン金曜日

    参加料など:カンパ金(100円)を協力下さい。
        参加の事前申し込みは、不要です(直接お越しください)。

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三嶺 NHK

我が心の寄辺三嶺が下記のように全国放送されます。

 NHK総合テレビ さわやか自然百景「(仮称)高知三嶺山麓の森」
 日時 09年7月26日(日曜日) 午前7時45分~8時

 なお、それに先立ち7月17日(金曜日) のとさ金(NHK総合テレビ
午後7:30~7:55)でも三嶺を別編集して放送するそうです。

 是非、三嶺の素晴らしい自然を御覧下さい。

***********************
浦戸湾を守る会 田中正晴
kouseren@bronze.ocn.ne.jp
***********************

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2009年7月13日 (月)

都議選

民主第一党、自民公明の過半数割れ。選挙の前にすでに予想されていたことではあったが、現実のものとなった。

地方選挙とはいえ、一千万都民、投票率54%の意思表示は、大きいものがあり、他の地方選とは異なる。自公体制から民主への流れは、もはや止めようがないのではないか。

小泉政権の、「改革」、「官から民へ」という名で行ってきたアメリカへの売国的政策、市場原理に名を借りた国民生活の破壊である。麻生政権の経済政策は、どこまでも大企業への肩入れでしかない。国民生活の安定と安心、経済保障は視野にないのだ。

世界中が不景気である。政府が援助して、いくら大企業が物を作っても売れるはずなどない。国民の家計を潤して、国内需要を高めなければ、景気がよくなるはずがない。

小泉首相は、かつて「自民党をぶっ壊す」とか言って、華々しく登場してきたが、国民生活をぶっ壊したその先に、自民党の政権崩壊が見えてきそうである。結果として、小泉は、その公約を実行したことになるかもしれない。

mm記

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2009年7月11日 (土)

陸上空母発着訓練

在日米軍が7月までに夜間離発着訓練場を
岩国周辺につくることを発表するとしていた件。
頓挫したとのニュースが「毎日新聞」6月29日に載っていました。
以下、記事を紹介します。

-----(引用開始)------
【ワシントン共同】米軍厚木基地(神奈川県)の空母艦載機が東京・硫黄島で暫定実施している陸上空母発着訓練(FCLP)をめぐり、日本国内の恒常的な訓練施設の選定が在日米軍再編合意で当面の目標期限とされた7月までに間に合わないことが28日までに分かった。

日本政府は既に米側に状況を通知。同時に米側が要求していた岩国基地(山口県)から180キロ以内の選定を拒否し、候補地探しの範囲を広げ始めた。

複数の日米関係筋が明らかにした。FCLPは夜間発着訓練(NLP)も含み、深刻な騒音被害をもたらすため、選定は難航が必至。米側の不満は強く、厚木から岩国基地への艦載機移転自体が遅れる可能性も出てきた。

2006年5月の米軍再編に関する日米合意は、FCLPに関し「恒常的な施設を09年7月またはその後のできるだけ早い時期に選定する」とした。政府は広島県・大黒神島や鹿児島県・馬毛島、高知県宿毛市周辺を水面下で検討したが、地元の反対などで頓挫。防衛省の地方協力局や海上自衛隊は幅広く候補地を模索している。
------(引用終了)-------

やっぱり宿毛がねらわれていたのです。
記事にある「地元の反対など」に
私たちも入るわけで
たたかいの勝利だと思います。

まだ、安心できませんが
とりあえず押し返していると思います。
------------------------------------
大西正祐

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2009年7月10日 (金)

平和のための国民審査

平和のための国民審査(竹内バッテン)運動』は
    「平和」のためのアクションです!

1.「国民審査」は、有権者が、最高裁裁判官を直接チェックできるシステムです

 「国民審査」は、衆議院選挙の投票とあわせて実施。つぎの総選挙でも行われます。内閣がえらんだ最高裁裁判官が、「憲法の番人」としてほんとうにふさわしいかどうか?ふさわしくないと思う人に「×」をつけることで、罷免を求めることができます。
 「よく分からないから棄権」のつもりで記入しないと、信任投票とみなされてしまいます。

2.違憲のイラク派兵を進めた責任者(竹内行夫氏)が「憲法の番人」に!?

 竹内行夫裁判官は、小泉内閣時代に外務事務次官(外務官僚のトップ)としてイラク戦争を支持し、自衛隊のイラク派兵を推進した責任者です。2008年4月17日、名古屋高等裁判所は、自衛隊のイラク派兵を「憲法9条1項違反」と判断しました。
 麻生内閣は、「憲法違反」とされたイラク派兵の責任者をわざわざ「憲法の番人」に任命しました。このような人事を、あなたはどう考えますか?

3.「NO」ならはっきり「×(バッテン)」を! 平和のためにだれもができ
る意思表示

 インド洋やソマリア沖に自衛隊を派遣し、近い将来はアフガニスタンにも・・・。平和憲法を無視して海外派兵を進めるためには、「違憲判決」は困ります。
でも竹内行夫氏のような人物が、裁判所の人事権をもつ最高裁で影響力を持ったら?平和憲法がないがしろされ、改憲の流れにもつながるのではないでしょうか

4.平和憲法を守り活かすなら、竹内行夫裁判官に「×(バッテン)」を!!

 憲法9条を踏みにじった竹内行夫裁判官は最高裁裁判官にふさわしくない。そう思った方は、「竹内行夫」にバッテンをつけ、平和への思いを形にしましょう。公選法の対象ではないので、選挙前でも選挙当日でも自由に広報・宣伝ができます。

【問合せ先】
〒450-0002名古屋市中村区名駅四丁目2-7
丸森パークビル7階 荒尾法律事務所内
    『平和のための国民審査実行委員会」
  (電話: 052-587-3900)
  (Fax: 052-587-3911)
  (Mail: ta-arao3@soleil.ocn.ne.jp

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2009年7月 9日 (木)

幡多高校生ゼミナール

四万十町にある津賀ダムは
大勢の朝鮮人労働者をつかって戦時中に作られ、
劣悪な労働条件のもとで多くの犠牲者がでました。
犠牲者は附近の山中に葬られたままといいます。

このたび、そのダムのほとりに
慰霊と平和と友好を祈念するモニュメントが建設され、
韓国から約40名の代表団を迎え
津賀ダム平和祈念碑建立式典が8月9日に行われます。

韓国の巫女さんによる献舞、
日韓高校生による献花、歌・詩などが準備されています。

式典は9日午前10時からですが、
8日にも準備作業があります。

主催は幡多高校生ゼミナールです。
詳しいことは
事務局の上岡橋平さん(電話0880-37-3833)まで
ご連絡ください。

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2009年7月 8日 (水)

イスラエルの刑務所から

[転送歓迎/ 訳:桜井さん)
(アメリカの独立ラジオWBAIXで2009年7月3日に放送された内容です)

イスラエルの刑務所から
シンシア・マッキニー(元アメリカ下院議員、2008年アメリカ大統領選候補者)

いまイスラエルのラムレ(Ramle)刑務所の集団房にいます。イスラエルに占領されているガザ地区へ医薬品や建築資材、クレヨンを舟で届けようとしたために、イスラエル軍につかまり、投獄されたわたしたちは、自分たちをフリーガザ21と名付けました。
わたしはスーツケースいっぱいのクレヨンを用意していました。
ガザに向かう海の上で、イスラエル兵は銃口を向けてきました。
わたしたちは進路変更をしませんでした。
イスラエル軍は、ガザにクレヨンを届けるわたしたちの舟をハイジャックし、全員を逮捕しました。
イスラエル軍が、救援物資を運ぼうとしたわたしたちを拘束して、何をするか、世界に見てほしい。

(中略)
イスラエルが2008年12月に開始した「キャスト・レッド」作戦をきくとすぐ、フリーガザ運動は3トンの医薬品を船に積んで、すでに封鎖され、壊されていたガザに向かいました。
わたしは多くの国から来た代表団の中で、アメリカ合衆国代表として乗りました。

この軍事作戦の間、アメリカから供与されたF16戦闘爆撃機が、ヘルファイア・ミサイルを逃げ場のない住民に雨あられと降らせ、このエスニック・クレンジングは総力をあげたジェノサイドと化しました。アメリカから供与された白リン弾、劣化ウラン弾、ロボット兵器、DIME爆弾、クラスター爆弾・・・ガザにいたヨルダンとノルウェーの医師は、このような新兵器による損傷の処置方法を知りませんでした。あとで治療にあたった医師たちは、ガザはまぎれもなく、イスラエルの兵器実験場に使われた、とわたしに言いました。
殺傷能力をテストし、それを高める実験データのためにガザの住民が殺されたと。

それでもアルジャジーラのアラビア語放送と(イラン)プレス・テレビの英語放送が、世界にイスラエルの卑劣な暴力を放送しました。わたしがこの生放送を見た場所はアメリカ
ではなく、レバノンでした。わたしにとって初めての(2008年12月の)フリーガザ航海が、公海上で、イスラエル(海)軍の船に、側舷を打ちつけられ、破壊され、レバノンに行かざるをえなかったためです。わたしにとって二回目となった今回の人道救助航海もまた、イスラエル軍に妨害され、この刑務所でこれを書いているなんて、奇跡のようです。

イスラエル当局は、わたしたちに、犯罪を犯したといわせようとしました。
わたしはいま、イスラエル刑務所の囚人88794番です。
なぜクレヨンを届けることが、投獄になるのでしょうか?

シオニズムは完全に最後の正当性を失いました。他の人の子どもたちのために命をかけるほど、人権を守ろうとするわたしたちに対するシオニズムの行動が、これであるとすれば。イスラエルはシオニズムの最たる表現形態です。
しかし、もしイスラエルが、ガザの子どもたちがクレヨンを受け取ることによってイスラエルの安全が脅かされる、などと言うのであれば、イスラエルは最後の正当性を失っただけでなく、「破綻国家」として宣言されなければいけません。

わたしは銃口をつきつけられ、舟ごと連行され、強制送還されそうになっています。わたしがイスラエルに連れ去られ、刑務所につながれているのは、ガザの子どもたちが絵に色をぬることを夢見たからであり、ガザにいる人びとの怪我がよくなるように、爆撃された家を建て直せるようにと願ったからです。

でも、ここにいて意外なことがわかりました。まず、いるのは黒人ばかり。夢をもっていたエチオピア人でいっぱいなのです。(注 イスラエルは1982年~1991年に「モーゼ作戦」
「ソロモン作戦」と名付けた、エチオピア人の大量移送をおこなった。
(関連動画 「故郷を捨てイスラエル移住を待つファラシャたち:エチオピア
  http://www.afpbb.com/article/1581617 字幕付き)

わたしのルームメイトのひとりは妊娠中です。みんな20代です。みんな聖地へ来たと一度は思ったのです。いい暮らしになると夢をみたのです。かつて植民地にならなかった誇り高きエチオピアは、いまアメリカの手に落ち、拷問の場となり、超法規的移送の場を提供し、占領されました。
エチオピア人は自分の国を解放しなければいけません。超大国との政治交渉が人権よりも、自己決定権よりも優先されているからです。

わたしのルームメイトたちは超大国の政治がひき起こす緊急事態から自由になるために、
聖地にきました。夢を持ったこと以外、犯罪はおかしていません。かれらがイスラエルに来たのは、イスラエルが約束をまもると思ったからです。スーダンやエジプトからの旅は困難なものでした。それがどんなものだったか、わたしは想像するしかできません。それも安くない旅でした。多くの人がその一族の努力と期待を背に、自己実現をめざして、国
連難民高等弁務官事務所へ出向き、黄色い身分証明書を発行され、身の安全を保障する書類も獲得し、難民としてイスラエルにやってきたのです。
そしてイスラエルが彼らに言ったのは「イスラエルには国連はないぞ」でした。

(中略)
わたしのルームメイトの一人は今日、泣いていました。ここに半年もいる女性です。アメ
リカ人として、一緒に泣くだけではとてもたりない。アメリカの政策を変えなければ。オバマ大統領が金融エリートたちに総額12.8兆ドル(約1,265兆円-2009年4月換算) を支援したのを見たからには、彼が約束した「希望」とか「変化」、「Yes, we can」が、封鎖された世界の人びとに力強いイメージを与えたことを、はっきりさせておかなければいけません。彼らが真に信じている、一人ひとりそして国や民族の尊厳と自己実現のイメージを、彼らに与えたのです。

しかし、それは口のうまい宣伝文句でした。イスラエルが世界に示したと同じくらい、巧みなマーケット戦術を、オバマ大統領は世界に、アメリカの有権者に示したのです。わたしたちはみな騙されました。でももっと悲惨なのは、それを信じたここの若い女性たちなのです。

(中略)

パレスチナの人びとに聞いてください。ラムレ刑務所で行列をつくる黒人とアジア人の男性たちに聞いてください。わたしの房にいる女性たちに聞いてください。自分自身に、わたしはどんなことなら、する気になるのか?と聞いてください。

一緒に世界を変えましょう。わたしたちが人として必要なもの、すわなち尊厳を取り返しましょう。ラムレ刑務所にいる女性たち、イスラエルを聖地の守護者として信じた以外は何も過ちを犯していない彼女たちが安全な家庭に帰ることができるように、わたしは国連にアピールします。
わたしはアメリカ国務省に対し、イスラエル刑務所にいる国連難民高等弁務官事務所認定の難民たちの苦しみを年次人権報告書に記載するよう、アピールします。
わたしは、オバマ大統領にガザにいくように再度アピールします。ジョージ・ミッチェル中東特使をガザに派遣し、パレスチナ人が選挙で選んだハマスと交渉するようにアピールします。

このメッセージをパレスチナの解放のために闘う人びとと、ラムレ刑務所でわたしが出会った女性たちに捧げます。

2009年7月2日
 シンシア・マッキニー 
またの名をラムレ刑務所囚人88794番より
(原文:http://www.freegaza.org/en/home/testimonies-from-israeli-jail/989-
letter-from-an-israeli-jail-by-cynthia-mckinney)

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2009年7月 7日 (火)

映画「雪の下の炎」

私は以前、チベットは中国の一部でも良いではないかと思っていました。しか
し、自分なりにチベットの現状を調べたところ、それは完全な誤りであったこと
を思い知らされました。チベットは、パレスチナやチェチェンと同様に、外国の
軍隊に占領され、植民地支配を受けているのです。絶え間なく起こるチベット人
の蜂起がそれを証明しています。中国政府はチベットを豊かにするためと称して、
大々的な投資と開発を行っています。しかし、それによって豊かになっているの
は漢民族であって、チベット人ではありません。チベット人は漢民族の経営者や
役人にアゴでこき使われ、不安定雇用と低賃金に苦しんでいます。そして漢字と
北京語の使用を強制されています。チベット人は中国の底辺に押し込められてい
ます。そして、新自由主義が入り込み、カネこそがすべての価値観がチベット人
に襲いかかっています。
 
 その植民地支配に対して33年間獄中で戦い続け、亡命後は世界中でチベット
解放運動を展開している仏教僧パルデン・ギャツオさん(1933年生まれ)の
ドキュメンタリー映画が4月から全国で順次上映されています。
 
 映画「雪の下の炎」
 http://www.uplink.co.jp/fireunderthesnow/
 
 「チベットに人権なぞ存在しません。私が生き証人です」と語る老僧パルデン
・ギャツオさんは、1959年、チベット占領に抗議するデモに参加したことで、
中国当局に逮捕され、33年間投獄されました。獄中で言語に絶する拷問と強制
労働、「思想改造」に苦しみながらも、決して屈しませんでした。釈放後、ヒマ
ラヤ山脈を越えてインドに亡命し、世界中を回ってチベットの現状を訴えていま
す。
 
 チベットで何が起こったのか、何が起こっているのかを知る映画です。
 
坂井貴司

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2009年7月 5日 (日)

NHKBS1「核の時代」

NHKBS1
 
 「核の時代」
 
 「核拡散をもたらしたフランス外交 (再)」
 7月13日  月曜深夜[火曜午前]  0:10~1:00
 http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/080714.html
 
 アメリカのWブッシュ大統領は、イラクのフセインが核兵器などの大量破壊兵
器を持っていると言って軍事侵攻しました。また、核兵器開発を進めているイラ
ンと激しく対立しました。しかし、両国に核兵器開発につながる技術を提供した
のは他ならぬアメリカでした。そのアメリカの支援を受けて、イランやイラクに
大々的に原発を売り込んで、核拡散を引き起こしたのがフランスでした。そして
それが1980年代に多発した数多くの誘拐や暗殺などのテロ事件の原因となり
ました。魑魅魍魎がうごめいているとしか言いようがない核ビジネスを描きます。
 
「ポリネシア 引き裂かれた楽園 (再)」
7月14日  火曜深夜[水曜午前]  0:10~1:00
http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/080715.html

 南太平洋にあるタヒチ島などのフランス領ポリネシアは美しい自然で、「楽園」
と讃えられています。しかし、その「楽園」には核実験場のムルロア環礁があり
ます。フランスが行った核実験で放射能汚染が心配されていますけれど、フラン
ス政府は健康被害が核実験と直接結びつく証拠はないとして、補償を一切行って
いません。そして援助のばらまきで住民を黙らせています。そのルポです。
 
 「イスラエル 秘められた核開発  前編 (再)」
 7月15日 水曜深夜[木曜午前] 0:10~1:00
 http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/080716.html
 
 「イスラエル 秘められた核開発  後編 (再)」
 7月16日  木曜深夜[金曜午前]  0:10~1:00
 http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/080717.html7月16日

 事実上の核保有国でありながら、北朝鮮やイランのように「悪の枢軸」に指定
されていないイスラエルの核兵器開発を描きます。
 
 「核開発の傷あと ~オーストラリア~」
 7月17日  金曜深夜[土曜午前]  0:10~1:00
 
 オーストラリアにはかつてイギリスの核実験場がありました。そしてウラン鉱
山が数多くあります。これらは皆、先住民族アボリジニーが住んでいる地域にあ
ります。土地を奪われ、放射能汚染に苦しめられてきたアボリジニーの人々のル
ポです。

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2009年7月 4日 (土)

世界の原発事情 NHKBS

地球温暖化の原因となる二酸化炭素を排出しないクリーンなエネルギーという
噴飯もののスローガンのもと、原子力発電所がもてはやされています。原発建設
ラッシュが続き、ウランの奪い合いが起こっています。スリーマイル島やチェル
ノブイリ、東海村の臨海事故の大惨事を忘れたかのようです。
 
 NHKBSで、原発の現状を描くドキュメンタリーシリーズが放送されます。
 
 「BS世界のドキュメンタリー」
 
 シリーズ 世界の原発事情
 http://www.nhk.or.jp/wdoc/yotei/index.html#090706
 
 NHKBS1
 
 「核の警鐘~問われる原発の安全性~ 前編」
 7月6日  月曜深夜[火曜午前]  0:10~1:00
 
 「核の警鐘~問われる原発の安全性~ 後編」
 7月7日  火曜深夜[水曜午前]  0:10~1:00
 
 「誰のための原発か ~スペインからの報告~ / アフリカに渡る原子炉 ~ドイ
ツ~」
 7月8日  水曜深夜[木曜午前]  0:10~1:00
 
 「石油高でウラン鉱山が復活する ~揺れるカナダ先住民の村~ (再)」
 http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/071004.html
 7月9日  木曜深夜[金曜午前]  0:10~1:00
 
 「太陽の時代がやってくる」
 7月10日  金曜深夜[土曜午前]  0:10~1:00
 

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2009年7月 3日 (金)

出入国管理及び難民認定法(入管法)

この6月19日、衆議院で、「出入国管理及び難民認定法(入管法)」「日本国との平和条約に基づき日本の国籍を離脱した者等の出入国管理に関する特例法(出入国管理特例法)」「住民基本台帳法(住基法)」の改定案が修正のうえ可決され、現在、参議院で審議されています。

 その内容は、「在日外国人」のカテゴリーを

(1)「在日コリアン」など「特別永住者」(旧植民地出身者とその子孫)
 ⇒「特別永住者証明書」を交付

(2)短期滞在者や「特別永住者」を除く「中長期在留者」
 ⇒「在留カード」を交付

(3)「オーバーステイ」など「非正規滞在者」⇒「在留カード」を交付しない

の3つに分けて管理するというものです。問題なのは「中長期在留者」の場合、「在留カード」の常時携帯や居住地を変更した際の届出を怠れば刑事罰を科すということです。外国人を権利主体と認めず、管理する対象としているのです。また、当事者である外国人の意見を聴取するということも行なわれてきませんでした。

「特別永住者」に交付する「特別永住者証明書」や「中長期在留者」に交付する「在留カード」と住民基本台帳ネットワークとがつながれ、法務省、警察、財務省のデータベースと共用されることも大きな問題です。条文には書かれていませんが、高速道路のETCのように入国審査を自動化することができる、入国審査場で並ばずに済むということで日本
の人間も希望すれば指紋を登録することができるようにするという動きもあるようです。
しかし個人情報がどのように、どこまで管理されるのかが明らかにされていないということです。国による際限のない個人情報の管理、すなわち個人情報の侵害ということではないのでしょうか?

 更には、日本社会で貧困と格差が拡大している現状を反映して、日本の人間も含めて治安を管理する上での監視対象にしようとしているのではないでしょうか?

 アクセンチュアというバミューダに本社を置く米国系のコンサルティング会社にシステムが「丸投げ」されているというのも不気味です。アメリカの軍事目的の通信傍受システム「エシュロン」の問題と併せて考えると、アメリカの国家情報戦略の一貫ではないかという疑いすら抱いてしまいます。

 私たちは、国家による個人情報の管理(=侵害)や戦略なるものに絡め取られることを望んではいません。外国人を管理する対象とするのではなく、共に生きる仲間とする社会の実現をこそ願うものです。

 下記の要領で「入管法問題を考える会(仮称)」の学習会を開催します。よろしく御参加下さい。

入管法問題を考える会(仮称)学習会

■日時:7月23日(木)午後6時30分より

■場所:ひろしま市民活動ネットワークHEART to HEART
    (県民文化センター西隣、アニメイト向かいのビルの2階)
      〒730-0051
       広島市中区大手町1-5-31
        TEL:082-299-5182
        FAX:082-299-5181
http://map.yahoo.co.jp/pl?p=%B9%AD%C5%E7%BB%D4%C3%E6%B6%E8%C2%E7%BC%EA%C4%AE1-5-31&lat=34.39147833&lon=132.45769694&type=&ei=euc-jp&v=2&sc=3&gov=34101.10.1.5.16

■講師:益田浩司さん(行政書士)

■資料代:500円

■主催:入管法問題を考える会(仮称)

■連絡先:TEL/FAX:0829-56-1799(伊達)
     携帯電話:080-3050-6860( 〃 )

↓以下は入管法改悪問題の関連サイトです。

外国人の在留管理、厳格化へ 入管法改正案を閣議決定(朝日新聞 2009年3月6日)
http://www.asahi.com/national/update/0306/TKY200903060165.html

入国管理局のホームページより
最近の法改正 出入国管理及び難民認定法及び外国人登録法
http://www.immi-moj.go.jp/hourei/kaisei.html

知らなかったではすまされない!入管法改正案のすごい内容
http://www.jimbo.tv/videonews/000262.php

保坂展人のどこどこ日記
「改正入管法」に隠れている外国人総背番号制度(2009年05月12日)
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/9ebd4165986591aa80933766e8ad3738

 同
改定入管法・入管特例法が衆院法務委採決の危機(2009年05月25日)
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/0dd350fa268996b80046eaf72849c681

築地書館ホームページより
大量監視社会誰が情報を司るのか 山本節子[著]
http://www.tsukiji-shokan.co.jp/mokuroku/ISBN978-4-8067-1361-6.html

情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)
顔写真・指紋データ収集法,運用システムも米国会社が独占!
http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/fa77f03ea29b10803df1b8ad1f86db24

『入管法の改定案に反対するキリスト教会共同声明』http://www.ksyc.jp/gaikikyou/200905kyoukai-seimei.pdf

移住労働者と連帯する全国ネットワーク
「在留カードに異議あり!」NGO実行委員会による
入管法・入管特例法・住基法衆議院可決にたいする抗議声明(2009.6.22)
http://www.repacp.org/aacp/Statement.php?d=20090622

↓かつて「グローバリゼーションを問う広島ネットワーク」のグローバリゼーション講座
でも取り上げたことがありました。

=第3回グローバリゼーション講座=
「移住労働者(外国人労働者)の現状と私たちの課題」
~足元の現実から学び多文化共生社会を~
http://www.geocities.jp/hg_net2003/ijuu-roudou.html

=第7回グローバリゼーション講座=
「外国籍住民に対する人権保障の現状」-多民族・多文化共生社会をめざして-
http://www.geocities.jp/hg_net2003/foreigner.html

=第9回グローバリゼーション講座=
広島県在住外国人の労働と生活
http://www.geocities.jp/hg_net2003/foreigner0703.html

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2009年7月 2日 (木)

サロン金曜日の寺子屋 7月

●7月の寺小屋、予告です。

  第2回サロン金曜日・寺小屋

     日時:21年7月25日(土)18時から19時10分まで
     場所:高知市中ノ橋通り ダイヤパレス2階 208号室
         (よつばカウンセリング研究所の看板あり)

     講師:矢野川禎子さん
         女性相談支援センター所長
     テーマ:「今、高知の家族はどうなっているのか」(仮題)

     主催:サロン金曜日

    参加料など:カンパ金(100円)を協力下さい。
        参加の事前申し込みは、不要です(直接お越しください)。

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2009年7月 1日 (水)

日本軍性奴隷 ウェブ署名

日本軍性奴隷制度の解決を求めるための、NGOのアジア太平洋
  女性・法・開発フォーラムAPWLDがスポンサーとなっている
ウェブ署名です。下記の> ページで署名できます。

クマラスワミ報告書、マクドゥーガル報告書、ILO勧告、
  女性差別撤廃員会勧告、拷委問禁止員会勧告、自由権規約委員会勧告、
人権理事会の普遍的定期審査勧告をひいて、被害女性たちの要求に
  こたえるように求め、日本の再軍事化にも言及しています。
> >
> > 署名の8番目にシン・ヘイスーさんの名前も。
> >
> > Asia Pacific Forum on Women, Law and Development (APWLD)
> >
> > Petition for Justice for Comfort Women
> >
> > Japan Military Sexual Slavery - World War II
> > SIGN PETITION ON WEBSITE:
> >
> > http://www.ipetitions.com/petition/justicefor-comfortwomen-apwld/
> >
> > Government of Japan Must Adhere to CEDAW
> > and Restore Justice for "Comfort Women"
> > (以下省略-寺尾)

http://www.ipetitions.com/petition/justicefor-comfortwomen-apwld/index.html

にアクセスし、Name と Email の箱にそれぞれ姓名とメールアドレスを
打ち込み、もしコメントがあればすぐ下の Comments の箱に書き込み、
姓名を公表したくなければまたそのすぐ下の
□ Display my name as anonymous on the signatures list
  (署名者リストに私の姓名を「anonymous」(匿名)と表示する)
白箱をクリックしてチェックを入れ、似たキャンペーンや署名のお知らせは必要なければ、すぐ下の白箱のチェックををクリックして外します。
最後に Sign petition >> のボタンを押して終了です。すぐにカンパ Donationの画面に移りますが、カンパするしないは自由です。

署名も、コメントも、日本語でできますが、その場合もローマ字、英文を
付記した方が日本語の読めない署名者には親切ですね。中国語などで書かれても私は読めませんから。でも、何もコメントしないより、日本語だけでも書くと良いとは思います。

上の方の signatures というタブをクリックすると、署名者リストを見ることができます。

なお、署名本文を日本語にしましたので、下に付けました。ご参考までに。
原文は上記署名サイトにあるものです。

~~~~~~~~ 署名本文日本語訳 ~~~~~~~

署名

日本政府は
国連女性差別撤廃委員会に忠実に従い
“慰安婦”に正義を回復しなければなりません

私たち、150人を超える女性人権活動家のネットワークおよびアジア-
太平洋地域と世界のNGOは、第二次世界大戦における日本軍性奴隷
問題、いわゆる“慰安婦”問題が今もって解決されないままであることを
深く憂慮しています。

女性に対する暴力、その原因と結果に関する国連特別報告者による
精査(1995年、1996年、1998年、2001年および2003年)、武力紛争下の
組織的強姦・性奴隷制および奴隷制類似慣行に関する国連特別報告者による精査(1998年および2000年)およびILO(1996年-2009年)によって示されているように、慰安婦に関する日本の所業が国際法のもとで犯罪を構成するものであるにもかかわらず、日本政府が “慰安婦”制度を生き残ってきた人々を救済すべき法的義務を履行していないという事実に、私たちは愕然とさせられます。経済的、社会的、文化的権利委員会 (CESCR、2001年)、女性差別撤廃委員会(CEDAW、1994年および2003年)、拷問禁止委員会(CAT、2007年)、人権委員会 (CCPR 2008年)および人権理事会の普遍的・定期的審査(UPR、2008年)を含むさまざまな国連人権組織や仕組みが勧告しているようにこの問題に対処する手だてを日本政府がとってきていないことにも、私たちは憂慮しています。

犠牲となった女性たちは、当時婉曲的に“慰安婦”と呼ばれていましたが、南北朝鮮、台湾、フィリピン、マレイシア、オランダ、インドネシア、そして東チモールを含むアジア-太平洋地域の様ざまな国ぐにや地域から来ました。今日、数少ない生存者たちは、各人の属する地域社会で彼女たちに着せられた汚名は言うに及ばず、しつこいPTSD[心的外傷後ストレス障害]や貧困、身体的および精神的疾患に悩まされています。
1990年代初期以来、50年という苦渋に満ちた沈黙を破り、自らに加えられた犯罪について語り始めた生存者たちは、日本政府にたいして、
全面的に法的責任をとり、これら犯罪に対して正義を回復するよう要求してきました。にもかかわらず、日本政府は、戦時中日本帝国軍隊が犯した女性に対する性奴隷その他の暴力に対して国際法上日本政府に責任があったし現在も責任があることを、全面的に受け入れることは決してありませんでした。

日本軍による戦時性奴隷は、植民地主義、軍国主義、人種差別主義、
性差別主義、それから階級制度の残酷な、非人間的な現出でした。
アジア-太平洋地域から女性と少女数万人が、日本軍の行くところどこであれ、“慰安所”に連行され日本兵の性奴隷にされました。
彼女たちのほとんどは未成年者、貧しい農村の下層階級出身で、ある者は働き口といううその約束に誘惑され、ある者は家族の者が兵士に惨殺されたあとで無理やりでした。

アジア-太平洋地域では、戦争と紛争の中での女性への暴力が続いて
います。軍事独裁あるいは特別な安全保障条約の下で、あるいは軍事
演習のためないし外国企業を保護するための警備員として兵士が私たちの地域社会に出てくることが多くなるなかで、紛争地域で、女性たちは性的虐待やレイプを含む様ざまな形の暴力を受け続けています。今現在でさえ、軍事紛争の中で、“敵”を脅し辱めるためにレイプが戦争の武器として使われ、犯人たちは告訴されることなく逃れてしまうことがしばしばです。アジア-太平洋地域の増大する軍事化、特に忠実な同盟国としてアメリカ合州国主導の“テロとの戦争”に忠勤を励む日本の経済的利益を伴う再軍事化は、他のアジア諸国にとって重大な脅威であり続けています。

アジア-太平洋地域で最も影響力の大きな国の一つである日本の政府は、その国際的諸義務をはたし、女性に対する戦時性奴隷と性暴力への責任逃れの連鎖を断ち、そうすることによって、女性に対するあらゆる形の差別をなくす地球社会の追求における負の先例であることをやめることが大変重要です。

私たち下記署名者は、CEDAW委員会[女性差別撤廃委員会]に、日本政府が“慰安婦”制度の徹底的調査を行い、法的責任をすべて受け入れ、日本軍性奴隷の生存者と犠牲者の家族に対して、国連の各種機関が勧告しているような公式の明確な謝罪と他の形の救済策を提示し、日本軍部隊が現に行っているように自国領土の外に再び派遣された際、このような犯罪を繰り返すことがないことを保証する確固たる方策を示すよう、再度日本政府に促すことを強く要請するものです。

アジア太平洋女性・法・開発フォーラム

署名者
(翻訳:寺尾光身)

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ごみ有料化

高知市は、2011年度から、可燃ごみとプラステックごみの収集を有料化するという。金持ちから貧乏人に至るまで、すべての家庭に対する増税である。消費税の値上げにも等しい。配布するごみ袋を、どこへ買いに行かねばならないのだろう。

お金がない時は、ごみを捨てることさえできなくなるのだ。体の具合が悪くなって、袋を買いに行けなくなれば、ごみと共に悪臭の中で暮らさなければならなくなるのだ。一人暮らしの年寄りは、ほんのわずかのごみしかなくても、一定の大きさの袋を使わなくてはならない。いや、これはすべて私自身のことであるのだが。想像するだけで、恐怖である。

憲法で保障される、健康で文化的な生活など、どこかへ吹っ飛んでしまいそうだ。なにひとつ、自分で物を生産することができないわが身は、すべての物を買って、それらすべてに消費税を払っている。物を消費するために、税金を払うことはいたし方ないと百歩譲っても、買いたくもない過剰包装まで買わされ、その廃棄にも又税金を払わねばならないとは・・・

生活に直結している地方自治である。すべての人の日々の暮らしから切り離せないごみの処理である。現代の生活は、どんなに食べたい物や買いたいものを控えても、廃棄物をゼロパーセントにすることはできない。行政の責任で果たすべき仕事ではないだろうか。最低限の市民の安心を守ることではないだろうか。貧しい者の一人暮らしが脅かされかねない市政をこのまま黙って、ハイそうですかと受け入れることはできない。たかだか3億ぐらいの増収と引き換えになどできない!

mm記

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