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2009年1月31日 (土)

ガザ ジャーナリスト(後編)

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■ガザでジャーナリストは再び過ちを犯した(後編)
【With GAZA, Journalist Fail Again】
http://tinyurl.com/bgs9y3
(By Chris Hedges 27/Jan./2009 Mediachannel 上記URLは、TINYURLで短縮したもの)

 カウンシル・フォーリン・リレーションズのアメリカ/中東プロジェクト局長ヘンリー・ジーグマンは、「イスラエルは封鎖の緩和に同意することに
よって、市民を守る義務を果たせたかもしれない。しかし、そうしようとは
しなかった」と正しく言及した。「イスラエルがロケット弾から自国の市民
を守るため攻撃を開始したと言えるはずがない。そうではなくて、ガザの人々を殺し続ける権利を守るためにこそ攻撃したのだ」

 アメリカの報道の中にも、わずかながら誠実な報道があった。ウォール・ストリート・ジャーナルは、1月24日「イスラエルはいかにハマスを拡大するのを助けたか」という論考を載せた。アメリカの報道機関のおかげで、ハマスは暴力だけを解するイスラム・テロリスト集団以外の何ものでもないという見方が了解されていた中では、珍しい記事だった。そして、いったんガザに入ることが許されると、BBC等の報道機関から派遣された何人かのジャーナリストがいい仕事をした。ジミー・カーターは、紛争を防ぐため彼とカーター・センターが行っている努力について、ワシントン・ポストに特別解説記事を書いた。その記事が他のメディアに取り上げられることはなかったが、イスラエルの論拠に対する重要な反駁となった。けれどもこれらは孤立したケースだ。出版社、報道機関の幹部や編集者達は、その守備範囲においてイスラエルの圧力に全く抵抗することなく、紙面や放送時間をイスラエル当局が捏造と歪曲でいっぱいにするがままにした。これによって、イスラエル軍は容易に戦争犯罪を犯し、しかも犯し続けたのだ。

 イスラエルが国際法に違反していることに鋭く気がついているエフード・オルメルト首相は、すでに、彼が戦争犯罪で起訴されることがないことを指揮官に改めて保証し始めた。

「ガザの任務に派遣された指揮官と兵士は、作戦中、いかなる法廷に出頭させられることもなく、イスラエルはこの件に関し国家として彼らを支援し、彼らの身柄を保護しているのを知るべきだ」と彼は言った。

 アメリカの報道機関が伝える範囲が不十分であるにもかかわらず、イスラエルの残忍な戦術は、国際社会の厳しい監視にさらされた。ヒューマン・ライツ・ウォッチやアムネスティ・インターナショナルらを含む人権団体が、黄燐弾を住宅地域で使うといった、無差別の砲撃と爆撃がもたらした民間人の犠牲の多さを非難した。イスラエルはガザで黄燐弾を使用したことは認めたが、あくまで、煙幕発生と爆撃や砲撃の目標をマークするためであり、民間人に対し直接化学兵器を使ったことはないと主張している。

 ハマスは好ましい組織ではない。ハマスは、ガザの多くで生活を悲惨に陥れ、敵と見なした相手に決死隊攻撃を繰り返してきた。それでも、2006年の選挙で権力を握ると、彼らもガザに効果的な文民統制をもたらした。派閥間の闘争、軍事指導者、氏族、誘拐団、そして犯罪組織によって牛耳られていたガザは、マフムード・アッバスが率いる堕落したファタハ手動の政府の混乱の中に転落していた。ハマスは、権力に就くと、イスラエルへの自爆攻撃を停止した。約1年間にわたりロケット攻撃も中止した。ハマスはイスラエルとの合意を守ったのだ。エジプト人の仲介者を通してではあったが、ハマスは、イスラエルと交渉しようとしていた。しかし、パレスチナ人の中にもぐりこもうと工作していたアル・カイーダに指導されたエジプト人仲介者は、ハマスの指導力を敵に協力するものと非難した。

 イスラエルとアメリカは、2007年6月、ファタハの反乱を軍備支援し
後押しすることでハマスを転覆させようと、無謀な行動を企て失敗した。彼らは、従順なアッバスが権力を掌握してほしかったのだ。これに対しハマスは、しばしば野蛮な暴力で抵抗し、アッバスとファタハの影響力をガザから西岸にまで押しやった。イスラエルはその時、彼ら自身汚い仕事に手をつけることを決断した。それは上手くはいくまい。イスラエルは、似たり寄ったりのやり口でヤセル・アラファトとファタハを破壊し、信頼を失わせた。
アッバスとファタハにはもう何の権威も信頼も残っていない。多くのパレスチナ人にとって、アッバスはイスラエルの太鼓持ちに見えているだろう。

 イスラエルは今度はハマスを破壊しているところだ。アル・カイーダのように、はるかに暴力的で非合理なイスラム過激派グループが、ハマスに取って代わろうとチャンスを狙っている。そして、いつの日かイスラエルは、ハマスをちょうど今のファタハのように懐かしく見つめるだろう。しかし、その時までには、イスラエルは、パレスチナ人の中で育ったアル・カイーダと戦わなければならないだけでなく、エジプト、シリア、レバノン、さらにヨルダンまでも含めた急進的イスラム政権に包囲されているかもしれない。そうなってからでは、遅すぎるのである。

 イスラエル政府はその戦争犯罪の責任を負っている。しかし、われわれが、イスラエルが大量殺人を正当化するために使った嘘と誤った物語に真実味を与えれば、イスラエルの身勝手な自滅をもたらすだけではない、われわれもまた、自滅する。イラク戦争を準備するときそうだったように、報道機関は再び気力も、勇気も失っている。報道機関は権力の意思に屈している。
報道機関は、読者、視聴者にいつも真実を語るという神聖な契約を投げ捨てた。何についても多くを語らず、事実をあいまいにした。国際法を踏みにじった人間殺傷用爆弾の鉄の破片に何百人もの女や子どもが引き裂かれているときも、報道機関はこうしてきた。それが失敗したら、大声でこう弁解するのだ。「公正で、バランスのとれた完璧な仕事だった」と。

(仮訳どすのメッキー 29/Jan./2009)
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感謝と尊敬をこめて。

29/Jan./2009
どすのメッキー拝。

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2009年1月29日 (木)

ガザ ジャーナリスト(前編)

ガザでジャーナリストは再び過ちを犯した(前編)
【With GAZA, Journalist Fail Again】
http://tinyurl.com/bgs9y3
(By Chris Hedges 27/Jan./2009 Mediachannel 

 ガザへの襲撃があらわにしたのは、イスラエルの国際法蹂躙だけではない。アメリカの報道の臆病さもはっきりさせた。イスラエルがガザ攻撃を正当化する捏造や、イスラエルが毎日のように不正義を正義に擦りかえる嘘に挑戦した主要新聞も、テレビ局も、ラジオ局も皆無だった。ほとんどすべてのレポーターは、イラク戦争を準備した時と同様、主体性のないプロパガンダとオウム返しに終始した。われわれジャーナリストが売るものがあるとすれば、それは真実だけだ。それを手放したら、われわれは権力の広告塔かスポンサーにすぎない。嘘を暴くのをやめたら、われわれは、結局自分自身を滅ぼすのだ。

 戦争中どんな政府も本当のことを言わない。イスラエルも例外ではない。
イスラエルは戦争で黒いプロパガンダを効果的に使った。攻撃の本当の姿がうっかり漏れてはまずいので、口達者でよくリハーサルされた報道官が巧みに嘘をつき、すべての外国人記者のガザへの立ち入りを禁止し、イスラエル兵は記者の携帯電話とカメラを押収した。アラブのネットワーク・アルジャジーラは、一握りの地元のレポーターと共にガザに入り、われわれの報道無しでは声をあげる術のない人々の声を代弁し、一層増長する嘘に対抗して、圧迫の下のかすかな涙や痛みをとりあげた。これは、われわれの職業的誇りを喚起したが、ジャーナリズムの誠実さを示すこのような例はきわめて少なく、ほとんど耳にすることはなかった。

 われわれは、今度も、アメリカのジャーナリズムの空虚な教訓、空虚なバランスと客観主義に逃げ込んでしまった。悲しみも、痛みも、怒りも、不正義にも目を瞑って、一方に偏ってはならないというばかげた考えが、人間存在の流れを無視して、レポーターが、真実と嘘を同じ重みと放送時間で冷淡に報道するのを許している。バランスと客観主義は、直面している不愉快な真実の解毒剤であり、回避手段であり、権力と妥協する方法なのだ。われわれは、イスラエルのガザへの空爆で子どもをなくしたパレスチナ人の怒りを記録する一方、イスラエルの「自衛の必要性」、すなわち、ガザの家やモスクや学校から攻撃されたため当然自衛する権利があると主張するイスラエル当局の発言を押さえることも忘れない。われわれは、中東すべてにおいて、このようにしている。われわれは、われわれの国の占領によって惹き起こされたイラクの犠牲者を記録するが、「サダムが自分の国民を殺した」ということもすべての人に思い起こさせる。空爆で亡くなったアフガニスタンの家族についても書くが、タリバンが「女性を抑圧する」ことも決して忘れはしない。それによって、われわれの罪はキャンセルされるからだ。こんな教訓は空しい。そして、われわれは何より「対テロ戦争」について言及するのを決して忘れない。われわれは、誰が、どうやって、と聞きたがるが、なぜかとは誰も聞かない。われわれが、権力者の冷たく、死んだ言葉で話す限り、歴史のひとつの見方がもうひとつの見方と同じくらい意味を持つように、偽りを語る言葉も真実を語る言葉と同じくらい力を持ち、われわれの言葉は問題のひとつであって、解決策ではない。

 「『爆弾とロケット弾がイスラエルとガザのパレスチナ人の頭上を飛び
交っている』そしてもう一度、『ザ・タイムス』は、あらゆる立場の人から、不公平で不正確だと起訴され、集中砲火を浴びている」ニューヨーク・
タイムズの主筆クラーク・ホイトは、新聞の守備範囲に関する彼の意見を快活に書き始め、そして論を下そうとしている。「イスラエルの最もやかましい支持者とパレスチナ人は同意しないだろうが、戦場から遠く隔たってかつ戦争の混乱の只中で報道するザ・タイムスは、公正とバランスを最大限に保つようベストを尽くした結果、いい仕事をしたと思う」

 イスラエルが、「イスラエルとガザのパレスチナ人の間を飛び交ってい
る」ハマスのロケット攻撃から自らを防衛する権利があるという決ま文句は、記者の間で明白な真実だと認められていた。それは、イスラエルの攻撃について費やされたあらゆる空しい議論の出発点になった。学者とコラムニストも、それを前提として、攻撃の合法性ではなく「釣り合い」について下らない議論を続けていた。イスラエルは、占領軍が民間人の安全を尊重する義務を規定した国際法に違反していた。とりわけ、ジュネーブ条約第33条
(【訳註】ジュネーブ第4条約第3編「被保護者の地位及び取扱」第一部
「紛争当事国の領域及び占領地域に共通する規定」第33条:被保護者は、自己が行わない違反行為のために罰せられることはない。集団に科する罰すべての脅迫または恐喝による処置は、禁止する。掠奪は禁止する。被保護者及びその財産に対する報復は、禁止する)に。しかし、報道からあなたがそれを知ることはないだろう。組織的な武力も水もなく、イスラエル軍に囲まれて、空腹の人々が暮らすスラムを押しつぶすために世界で4番目の規模の軍事力の一部分である軍用機や軍艦を投入した攻撃も、戦争とはこんなものだと漠然と報じられた。ニュースは、軽装備しかない数人ばかりのハマスの戦闘員や、組織に属さない人々が、F-16ジェット戦闘機や装甲車、数千人のイスラエル正規兵、輸送車、攻撃用舟艇、アパッチ攻撃ヘリコプターに立ち向かっているという不条理な現実に気付くのを妨げる役割を果たした。
旧約聖書(イスラエルの物語【訳註】イスラエルは旧約聖書を曲解し、しばしば攻撃の理由に用いる)には合致しただろう。バランスがとれ客観的であったかもしれない。しかし、それは真実ではなかったのだ。

 ハマスのロケット弾は粗末なものだ。たいていは古いパイプからできていて、威力など期待できない。最初に自作されたカッサム・ロケットがイスラエルの国境を越えて撃ち込まれたのは2001年10月だった。それから、2004年6月までイスラエルに犠牲者はなかった。パレスチナの犠牲者5000人(その半分以上はガザの人々で、少なくても3人に一人は子どもだ)に比べ、ハマスのロケット攻撃で殺されたイスラエル人は24人。だからといって、住宅地域にハマスがロケットを撃ち込むのは戦争犯罪であり、それを放免はしない。しかし、この数字は、ジャーナリズムが何の反省も無しに鵜呑みにしてきた筋書きに、疑問を呼び起こす。わたしは、コソボ自治州でアルバニア系住民がセルビア人に抵抗するため一か八かの行動に訴え、数人のセルビア人を殺害した事件を取材したことがある。それまで、コソボでセルビア人が行った不公平な虐殺を戦争犯罪として記事にしたものはいなかった。それはジェノサイドと呼ばれ、それを止めるためにNATO軍が介入することになった。

 昨年6月に確立された停戦を破ったのはハマスではなく、イスラエルなのだ。これは、どの報道でも明確にされなかった。ガザで欠くことのできない資材と食料の集荷をほとんど不可能にした厳しい封鎖をイスラエルが緩和するのと引き換えに、ロケット攻撃をやめることを受け容れていた。そして、いったん合意に達した時点でハマスはロケット攻撃をやめた。それなのに、イスラエルは、協定内容を履行せず、包囲を更に強化させた。国連機関は協定を遵守するよう求め、国際救援組織はイスラエルの封鎖を非難した。イスラエルの中にさえ不満が起こった。メディアに情報を漏らしたという申し立てによって、イスラエル防衛軍のガザ地域の指揮官を辞職し、かつ軍から強制解雇されたシュムエル・ザカイは、12月、イスラエルの新聞ハーレツにこう語った。「イスラエル政府は、ターディヤ、つまり6ヶ月の停戦中、大きな誤りを犯した。ガザ回廊のパレスチナ人の経済的苦境を著しく悪化させるよりもむしろ、平穏を進めることで有利に立つのに失敗した。ターディヤ中、ガザ回廊に経済的圧力をかけ続けるなら、ハマスがその間を活用して、カッサム・ロケット攻撃を再開しようとするのは明白だ。武力攻撃だけを控えても、ガザのパレスチナ人を経済危機のまま放っておいたら、ハマスが何
もせず座って待っているなどと期待できるだろうか」

 たとえばハーレツなどの新聞を見れば、イスラエルがこの攻撃を昨年の3月から計画していたことが分かる。イスラエル軍は、11月4日に、攻撃を実行に移し、6人のハマス戦闘員を殺害して、故意に停戦を破った。ブッシュ政権が終焉に近づいた頃に攻撃時期をあわせて、大規模な空爆、舟艇からの砲撃、ガザへの侵入が行われた。もはやホワイトハウスは白紙委任状を出すだけだというのをイスラエルは知っていた。ハマスは11月4日、イスラエルが予想した通り挑発に乗ってしまった。しかし、そのときでさえハマスは、イスラエルが封鎖を解除するなら停戦を延長すると提案している。イスラエルは提案を拒否した。「Operation Cast Lead」は解き放たれたのだ。

(仮訳どすのメッキー 28/Jan./2009)
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感謝と尊敬をこめて。

28/Jan./2009
どすのメッキー拝。

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ガザ アブデルワーヘルド教授 

【メールその39】
日時:2009年1月21日(水)14:14
件名:ガザ侵攻時間 第25日(2009年1月21日水曜)

皮肉なことだ;侵攻が終わったのだという。イスラエルの戦車がその場から引き揚げていく。だが、私は言おう、侵攻は終わってなどいない。侵略者たちは今なおガザ地区の中にいるのだから。
再配備は撤退を意味するものではない!三首脳会談が続いて開かれたが何を決めるというのだ? 政治的文脈で言っているのではない、人道的文脈の話をしているのだ!私の主たる関心は、市民が負傷したことであり、人間の命が失われたことだ!不幸なことに、どの国王も、大統領も、首長も、スルタンも、国家の代表団も、誰一人として、イスラエルが人権を侵害したとは敢えて口にしようともしないのだ;市民に対し、住宅に対し、白燐弾を無差別に用いたことも「見えなかった」のだ!

最大の損害のひとつが農業生活の破壊だ! イスラエルは実に広大な農業地帯を破壊した;ガザ地区全域に比して、それは広大だ。軍事用ブルドーザーで木々を根こそぎにし、温室を破壊し、植物を、穀物を、井戸を、灌漑システムを、伝染を、そして畑にあるほかのありとあらゆるものを破壊した。文字通り、その周りにあるありとあらゆるものだ! 彼らは家畜を殺し、食肉用の動物を殺し、鶏まで殺した! 土地の姿が変わってしまった!小さな土地を仕切る垣根さえ、壊された! 農民たちの家さえも破壊された! 農地は、私の掌のようにまっさらになって
しまった! イスラエルはガザ地区で生きているパレスチナ人ことごとくを罰したのだ! 損害のおよそ50%が、農地におけるものだと算定されている。

ありていに言えば、イスラエルの対ガザ戦争は、ガザ地区のありとあらゆる者たちに対する無差別懲罰であったことが分かる!
それは、来るべき世代を殺害するプロセスだった;何百人もの幼児、子どもたちが瓦礫の下で殺された。また、何百人もの女性たちが民間人の住まいに対する狂気の爆撃で殺された! イスラエルによる正当化や言い訳はまったくもって愚かしいだ。国連総長がガザを訪れた;彼は、UNRWAの学校で罪もない市民がいかに非人道的な生活をしているか視察した;彼は、ジャバリーヤ〔難民キャンプ〕にあるアル=ファフーラの学校へも足を運んだ。そこでは、イスラエルの戦車からの砲撃によって、避難していたパレスチナ人67名が殺され、何十人もが負傷したのだった! 事務総長は、彼自身の言葉でイスラエルを非難したか? だから何だ? そう私は言いたい、だから何だ、国連事務総長の訪問が何だというのだ! 3つの首脳会談が中東地域で開かれたが、イスラエルによる人権侵害、戦争犯罪を非難する言葉は一言も口にされなかった!

ガザでは、人々は今なお、彼らの死者たちを見つけようと努力している。
停戦になって最初の日だけで103体もの遺体が瓦礫の下から発見された。
その翌日にはさらに26体。捜索はなお続いている。全家族が、人間性の地図から一掃されてしまったのだ! 今や私たちは、いかにしてか怪我を免れた者たち、生き残った者たちについて語るなら、世話してもらわねばならない何十人もの孤児たちのことを語ることになるだろう! いったいこれらの子どもたちを誰が面倒をみるのか? 何の設備もなく、孤児のための正式な社会プログラムも何一つないというのに? ガザ地区には孤児院が一つだけあるが、寄付と善良な施し主に依存する脆弱な組織だ。

侵攻25日目、敵対行為が停止され停戦になったというのに、イスラエルの戦車がガザ地区中部地域に進攻し、2名を殺害した!
一方、昨日と今朝、イスラエルの軍艦から砲撃があった!
言うまでもないことだが、イスラエルの偵察機が複数、依然、頭上でいらだたしい唸り声を上げている。そしてイスラエルの戦車も依然、ガザ地区の境界内に展開しているのだ!

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2009年1月27日 (火)

ガザリポート 常岡浩介

Subject: [TUP-ML][30480] FYI: 常岡浩介氏のガザリポート
From: "Masaaki Sakano"
Date: 2009/01/26 21:41

ムスリムのジャーナリスト常岡浩介氏がガザから臨場感あふれる
リポートを送ってきています。志葉さんも無事、入れたようです。

◎触り
| ガザは2000年以来二回目、パレスチナは3回目ですが、今回の攻撃は今ま
| での二回とは桁が違うデタラメさです。

以下、氏の掲示板から転載します。
  http://www2.diary.ne.jp/user/61383/
# 見やすさのため、日付順を逆にしています(過去の分を上に)。

■2009/01/22 (木) 01:04:18 ボーダー

今、ガザとエジプトの国境審査場のエジプト側にいます。ぼくはどうやら、ガザに入れそう。一緒に来たイタリアーナギャルギャルのフェデリ
カは書類不備で追い返されるかも知れません。パレスチナ側に入ったら、ボーダフォン・エジプトのパケット通信は使えなくなります。しばらく更新できないかも知れませんが、ご心配なく!
あ、でも、心配されるの大好きです。

■2009/01/22 (木) 03:35:14 ガザより

ガザに入れました。イタリアのフェデリカも結局入れた。
読売新聞の皆さまに車でガザ市まで送っていただいて、今、「ガザホテ
ル」にチェックインしました。もともとそんなに高くないところだったみたいですが、今は特別料金で一泊100ドルです。窓はガラスの代わりにビニールシートが張ってあります。なんとか、弱いながら、ネットに繋がったのでありがたいです。
明日は携帯電話回線を入手して、できればもっと安い滞在場所を確保したい。
疲れた。

■2009/01/23 (金) 02:55:31 ガザより No.2

昨日の夜、ガザ地区内に入って、車の中で嗅いだいやな臭いは死臭でした。中心都市のガザ市でも、今現在、市の半分が全く電気がないまで、昨日、ラファからガザまで車で走る途中の大半は真っ暗でした。
ガザは2000年以来二回目、パレスチナは3回目ですが、今回の攻撃は今までの二回とは桁が違うデタラメさです。今までイスラエル軍というのは、国際社会の批判を回避しようと、いろいろ手を尽くして「人道的」であるように装っていたと思うのです。今回も、彼らなりの努力の跡は認めます。たとえば、空爆前に目標の家屋にわざわざ電話をかけて、住人に非難を促したり。しかし、そういう取り繕いをもってしても、今回の攻
撃のデタラメさを人道的に装うことは無理だったようです。
モスクも病院もむちゃくちゃに破壊されていましたし、国連施設も壊さ
れていました。病院は女性や子どもの被害者で溢れています。
今日数時間、取材で回っただけで、まだほとんど観ることができていま
せんが、仰天の連続です。
イスラエルは、「ハマスを弱体化させた」としていますが、どうもまったくそうではないようです。ハマスは大して傷つかず、無関係の市民ばかりが殺されています。米国がイラクを攻撃したときに、大量破壊兵器に関する CIAの情報が間違っていたことがあとから問題になりましたが 、今回のイスラエルの攻撃は、相当に、イスラエル情報機関の間違った情
報に踊らされた観があります。たぶん、イスラエル当局が「武器が隠されている」などと判断したのであろう多くの場所が、ふたを開けてみれば、ただの市民生活の場所であった、などというケースです。

■2009/01/23 (金) 08:37:38 ガザの番号

(snip)

イスラエルが「武器密輸トンネル」と呼んでいるのは、その用途の大半
は武器の運搬ではなく、イスラエルのガザ封鎖によって欠乏した生活物資の運搬なんですよね。何年にもわたってイスラエルがガザを兵糧攻めにしたにも関わらず、ガザの市民生活が破綻寸前のままギリギリ持ちこたえたのはトンネルからの物資があったからです。
ぼくがアリーシュで接触した地下組織の人たちも、大麻を吸ってラリっていましたが、扱っていた商品は普通の商店の商品ばかりでした。それを密輸といえばその通り間違いありませんが、悪いのはむしろエジプトの法律じゃん?

■2009/01/24 (土) 01:53:03 真相

今日、イスラエルがエレズ検問所を報道関係者に開放し、一気に150人ものジャーナリストがガザ入りしました。おかげで賑やかになりました。
日本からは産経新聞や古居みずえさん、シバレイくんもやってきたみた
い。最強ギャル古居さんに9年振りぐらいで会えて、すごく嬉しかった。
今日は地上部隊が侵攻したガザ市東部、ゼイトゥーン地区、ジャバリア
地区などを見て回りました。
昨日見たのはオフィス・官庁街でしたが、こちらは郊外で、市民の生活
圏です。昨日の日記で、イスラエルはハマスの弱体化に成功していない、と書いたところですが、今日は全く次元の違う事実に気づきました。
イスラエルはそもそも、ハマスの弱体化など目指してはいなかったので
す。ゼイトゥーン地区でも東部でも、侵攻した地上部隊は、初めから、
そこにハマスがいるかどうかを捜索しさえしませんでした。
彼らはただ、民家であるとか、店であるとか、工場であるとかの別に全
く構わず、目に付くものすべてを丁寧に破壊しながら進んでいました。
アイスクリーム工場も跡形もなくなっていましたし、製粉場もばらばら
でした。
誰が住んでいるかにも全く構わず、民家は破壊され、わざわざ丁寧に破壊した跡に土をかけて埋めたりもしていました。
果樹園の木々を、丹念に一本一本切り倒して、農場をブルドーザーで破壊したりしていました。もちろん、軍事的な意味などないはずです。
モスクを破壊した跡には落書きが残されていました。
過去二回の取材で、イスラエル軍という組織は感情のない、システマチックな組織ではないかと感じていました。すべての行動が合理的で、無駄がないようにみえたのです。
しかし、今回のイスラエル軍は明らかに、無駄としかみえない行動をむ
やみにしています。というより、作戦目的が全くみえません。去年12月
下旬の、最初の空爆については、治安・防衛・警察関係の施設を一気に破壊するというスタイルで、傍目にも目的がよく分かりました。
しかし、地上戦は作戦自体、全く無意味な破壊行動に徹しています。
市民を拘束して下着だけにして並べて座らせ、脅迫した、などの証言も
ありましたし、兵士たちが民家に入ってきて、屋内の家具を楽しみで破
壊して回ったという証言もありました。
どうやら彼らは、ハマスになど関心がなかったようなのです。

■2009/01/25 (日) 02:13:51 謎また謎

イスラエルがそもそもハマスの弱体化など目指していなかったのでは、というぼく自身の疑念は、ますます強くなっています。今日は空爆で破壊されたガザ・イスラム大学を訪ねましたが、学長も同じ意見でした。しかし、「では、本当の作戦目的は?」となると、どうも納得できるコメントが聴けません。「ガザ市民の生活基盤破壊が目的だ」という人が多く、実際、ガザ市民の生活基盤は壊滅させられているのですが、なんのために生活基盤を破壊したのか、やっぱり分かりません。見た感じはヘイトクライムみたいですが、国家レベルでヘイトクライムをやってなんになるのか?
あるいは、産経新聞が書いていたように、自分たちへの憎悪を煽って市民のハマス支持を強め、ファタハとの分断を深めて、パレスチナ全体をより混迷させたいというのも考えられると思いますが、それってイスラエルの利益になると確信できるのでしょうか?
謎ばかり深まります。教えてえらいひと!

■2009/01/26 (月) 01:52:01 ねるとん

トンネル見学にいってきました。「秘密トンネル」なんていうので、ドキド
キしながら連れて行ってもらったのですが、「秘密」どころか、広大なオープンスペースで露天掘りしていました。千人以上のパレスチナ人が陽気に働いていました。まだ、破壊されたままのトンネルもありましたが、再稼働しているものもありました。数十メートルのところにはエジプト軍の監視所があって、塀の向こうで穴を掘っている姿をエジプト兵がぼーっと眺めているのが見えました。
今回、ガザへ来て、街中にバイクが走り回っているのをみて、「ベトナムかどこか、東南アジアみたいになったもんだなあ」と、思ったものですが、あれは全部、トンネルから運ばれてきたものだそうでした。ガザへ帰る乗り合いミニバスの前を先行して走っていたトラックも、トンネルから運ばれた食品をガザ市へ運ぶ途中でした。
すばらしい。

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2009年1月26日 (月)

ユダヤ教徒 カウフマン卿

件名: [TUP-Bulletin] 速報810号 イスラエルの戦争犯罪を告発するユダヤ教徒
カウフマン卿の演説
差出人: tup gulletin
送信日時: 2009/01/25 16:39
宛先: TUP-Bulletin@yahoogroups.jp

ナチスの亡霊にとりつかれたようなイスラエル。目にあまるパレスチナ人虐殺の惨状の数々。ホロコーストで家族を失ったユダヤ系英国人、ジェラルド・バーナード・カウフマン卿は、2009年1月15日、英国議会下院でガザの悲劇をナチスによる大量虐殺に喩える演説を行った。
(翻訳:宮前ゆかり/TUP)
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「ガザにいるパレスチナの祖母たちを虐殺するイスラエル兵士たちよ、ナチスに殺された我が祖母の死を隠れ蓑にするな」
ジェラルド・カウフマン卿

私は正統派ユダヤ教徒として、そして、シオニストとして育てられました。
我が家の台所の棚には、ユダヤ民族基金のためのブリキの箱があって、そこに私たちは小銭を入れてはパレスチナにユダヤ人の存在感を築いている開拓者たちを支援していました。

私が初めてイスラエルを訪問したのは1961年で、そのあと行った回数は数え切れません。イスラエルには家族がいましたし、今でもイスラエルに友達がいます。その一人は1956年、1967年、そして1973年の戦争に従軍し、そのうち二回では、負傷もしました。私が今身につけているタイピンは、その友人に与えられた従軍勲章から作ったもので、彼から贈り物としてもらいました。

私は初代首相ダヴィド・ベン=グリオン以来、イスラエルの首相のほとんどと知り合いです。ゴルダ・メイアは私の友人でしたし、将軍とし1948年の独立戦争のときにネゲブでイスラエル勝利を収めた副首相イガル・アロンも友人でした。

私の両親はポーランドから避難民として英国に来ました。両親の親族のほとんどがその後ホロコーストでナチスに殺されました。祖母は、ナチスがスタシュフの町に侵攻したとき、病床にありました。ドイツ軍兵士がベッドに伏せていた祖母を撃ち殺しました。

祖母の死を、ガザにいるパレスチナの祖母たちを虐殺するイスラエル兵士の隠れ蓑にしないでください。現在のイスラエル政府は、パレスチナの人々に対する殺戮行為を正当化するために、ホロコーストにおけるユダヤ人虐殺に対し異教徒たちが抱き続けている罪の意識を冷酷かつ冷笑的に悪用しています。それは、ユダヤ人の命は貴重であるが、パレスチナ人の命は価値がないとする視点を暗黙に示唆しています。

2、3日前のスカイ・ニュース[訳注1]で、イスラエル軍のスポークスパーソンの女性、レイボビッチ曹長が、イスラエル人がその時点で800人ものパレスチナ人を殺していることについて質問を受けていました。ちなみに今の合計数は1000人です。同曹長は即座に「そのうち500人は戦闘員です」と答えました。

それはナチスの兵士の答えそのものでした。ワルシャワ・ゲットーで命をかけて戦っていたユダヤ人たちは、戦闘員だということで無視されたことでしょう。

イスラエル外相ツィピー・リブニは、ハマースはテロリスト組織なので、
政府は彼らとは交渉しないと主張しています。リブニ外相の父、エイタン・リブニは、テロリスト組織であるイルグン・ツバイ・レウミの最高運営執行官で、エルサレムのキング・ディビッド・ホテルの爆破を計画した人物です。その事件では4人のユダヤ人を含む91人が殺され犠牲となりました。

イスラエルはユダヤ人のテロリズムから生まれました。ユダヤ人のテロリストたちは二人の英国人軍曹を縛り首にし、その死体に地雷爆弾仕掛けました。イルグンはテロリスト組織であるシュテルン・ギャングと一緒に、1948年にデイル・ヤーシーンの村で254人のパレスチナ人の大虐殺[訳注2]を行いました。今日、現在のイスラエル政府は、好ましい状況ならばファタハのパレスチナ大統領アッバースとの交渉に応じるつもりがあることを示唆しています。それは手遅れというものです。彼らはファタハの前の指導者で私の友人でもあったヤーセル・アラファトと交渉することもできたはずです。それなのに、イスラエル政府はラーマッラーの掩蔽壕にアラファトを軟禁しました。私はその掩蔽壕まで彼を訪ねたものでした。

アラファトの死後、ファタハの権威が失墜したため、ハマースが2006年のパレスチナの選挙で勝利を収めました。ハマースは非常に面倒な組織ですが、民主的に選出され、パレスチナで力を持つ唯一の勢力です。ハマースをボイコットすることは、私たちの政府によるボイコットも含めて、間違いとして咎めるべきです。その間違いを端緒にして、恐ろい結果の数々がひき起こされています。

私はかつてイスラエルの偉大な外相であったアバ・エバンと多くの政策で平和のために共闘したものでした。そのエバンが言っていました。「平和を築くためには、敵と話あうものだ」

ガザでどれだけ多くのパレスチナ人をイスラエルが殺したとしても、この実存的問題を軍事的手段で解決することはできません。いつ、どのような形で戦闘が終わろうとも、ガザには150万人のパレスチナ人がいて、くわえて西岸地域には250万人のパレスチナ人がいます。パレスチナ人は、イスラエル人からゴミのように扱われています。何百ヶ所にものぼる通行止めがあり、身の毛がよだつほど恐ろしいユダヤ人不法入植者から嫌がらせを受けています。そのうち、今から遠くない将来、パレスチナ人人口がイスラエルのユダヤ人人口を上回るときが来るでしょう。

イスラエル政府に対し、同政府の行動および政策は許されないということを私たちの政府が明言し、イスラエルに完全な武器使用禁止令を命じるときがきました。平和を実現するときです。しかしそれは征服による解決ではなく、真の平和でなければなりません。イスラエルの本当の目的は征服による解決ですが、その達成は不可能です。彼らは単なる戦争犯罪者であるばかりではありません。愚か者です。

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ジェラルド・バーナード・カウフマンは労働党員で英国議会議員。カウフマン卿は、英国において2009年1月15日、下院でのガザに関する討論で上記の発言をした。
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[訳注1] イギリスの民放ニュース
[訳注2] デイル・ヤーシーン村の虐殺犠牲者は長らく254人とされてきたが、近年の研究により、首謀者が、パレスチナ人の恐怖を煽るたにその成果を誇張したといことが判明している。実際の犠牲者の数は100~120名。
http://www.deiryassin.org/faq.html

演説のトランスクリプト:Monthly Review Press
http://mrzine.monthlyreview.org/kaufman170109.html

映像リンク:
http://www.youtube.com/v/qMGuYjt6CP8&hl=en&fs=1

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オバマよ、おまえもか? JANJAN

小倉文三記者が、オバマ大統領の就任演説で語った、「テロ」に対する考え方に疑問を投げかけています。
いち早く、アフガン増派を打ち出し、ガザへの無差別殺戮にも沈黙でした。オバマの戦争にたいしての認識がどのようなものであるか、注意深く見ていく必要があると思います。

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2009年1月25日 (日)

米軍パキスタン国境地帯を攻撃

Subject: 【速報!転送・転載歓迎】米軍パキスタン国境地帯をミサイル攻撃、オバマ大統領はノーコメント
From: "どすのメッキー"
Date: 2009/01/25 12:44

 どすのメッキーです

 アメリカ軍は23日、オバマ政権発足後初めて、パキスタン北西部、アフガニスタンとの国境地帯にある民家を、ミサイル攻撃しました。18人、あるいは22人以上が殺されました。

 オバマ大統領は攻撃について、(またも)コメントを避けていますが、パキスタン政府は、昨年来、この地域でアメリカ軍がアフガニスタンからの越境攻撃を続けているとして抗議しています。

 以下、アルジャジーラ速報です。

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■パキスタンは、アメリカに攻撃中止を求める
【Pakistan calls on US to end attacks】
http://english.aljazeera.net/news/asia/2009/01/2009124203957198804.html
(24/Jan./2009 Aljazeera)

 パキスタンのアーシフ・アリ・ザルダリ大統領は、アメリカのバラク・バマ大統領に、アフガニスタンでの戦争とともに南アジア諸国の国境地帯へのアメリカのミサイル攻撃をやめるよう求めました。

 ザルダリ大統領のコメントは、アメリカが、オバマ大統領の就任後初めてパキスタンを攻撃した翌日、土曜日(【訳註】1月24日)にメディアに報道されました。

 タリバンやアル・カイーダの兵士に対するこのような攻撃は何の成果もありません。私設のNNI通信はザルダリ大統領の言葉を伝えました。

 パキスタンの治安担当者によれば、金曜日(【訳註】1月23日)、ル・カイーダと関係がある者を含む8人のいわゆる外国人兵士が、他の14
人の人々と一緒に、ワジリスタン地域への2回の攻撃で殺されました。

 外務省によれば、無人攻撃機の襲撃で、人数は特定できないものの民間人も殺されました。

 また、外務省は、これについて、米国職員に「極めて遺憾の意」を伝えたと述べました。

 外務省の声明には、「アメリカが、新しい政権の誕生で方針を見直し、テロリズムと過激主義の問題についてより大きな視点に立った政策を選択するよう、パキスタンは心から願っています」と書かれています。「この攻撃は非生産的であり、中止されるべきです」

■拡大する攻撃

 アメリカのパキスタンへの攻撃は、2008年にはいって増加していま
す。8月以降30回以上の攻撃がありました。

 パキスタンは、以前、これらの攻撃における効果と、その結果民間人が犠牲になったことについて批判しました。また、空襲がその地域で反米感情を高めて、敵対勢力の活動を政府が阻止する弊害になっていると述べました。

 パキスタン議会は、米国とNATO軍の攻撃を国家主権の侵害とみなす決議を全会一致で採択しました。

 オバマ大統領は、ミサイル攻撃の方針について言及を避けましたが、アフガニスタンでの戦争と、それに連携したパキスタンの敵対武装組織に対する戦闘は、彼の外交政策の優先事項です。

 リチャード・ホルブルックはオバマ政権のパキスタンとアフガニスタンへの特別大使に任命されました。

 アメリカ政府は、パキスタン政府の治安管理が行き届かない国境地帯へのミサイル攻撃を直接には認めていません。

(仮訳どすのメッキー 25/Jan./2009)
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感謝と尊敬をこめて。

25/Jan./2009
どすのメッキー拝。

ブログ"sometimes alittle hope"も見てください。
 http://hope.way-nifty.com/a_little_hope/
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2009年1月24日 (土)

ガザ シンディ・シーハン

今回紹介するメッセージは、シンディ・シーハンが今年1月7日に書いたものです。微力ながら、彼女の熱い思いが伝わるよう精一杯訳しました。わたしは、彼女をカリスマ化して思考停止する風潮に反対してきましたが、ガザに関する彼女の文章を読むと、運動家としてまさに類稀な資質、それは他人の痛みを我がことのように感じ、断固として何者をも恐れず、そして緻密な戦略をたてて行動するすべてにおいて、傑出したものを感じずにはいられません。

 このメッセージで、彼女とともに泣き、怒り、そして胸を張りましょう。

「わたし達は皆、ガザとともにある」

【転送連載熱烈歓迎】
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■わたし達は皆ガザとともにある
【We are all Gazans】
(By Cindy Sheehan, 7/Jan./2009)
http://www.afterdowningstreet.org/node/38750

 これを書きながら、私の目は真っ赤にはれています。

 血だらけの赤ちゃんや体に障がいを負った子ども、そして母親や父親が嘆き悲しんでいる写真を見るのは耐えられないことです。

 ヤハウエの「神に選ばれし」国防軍は、2か所の国連避難所を爆撃しました。
イスラエルは、そこが避難所として使われていることを知っていながら、(GPS座標を提供した国連は、それほど彼らを信用していたのかしら?)学校を破壊しました。ガザの数十人の無辜の人々が殺されました。イスラエルは、ハマスが学校をロケット発射場に使っていたという便利な言い訳をしましたが、それは国連が否定しています。

「大統領はいつもひとりだけだ」と言ったナントカさん(【訳註】オバマ次期大統領のこと!)は「わたしは戦争自体否定しない。愚かな戦争に反対するだけだ」と言ったでしょう。あなたは、今ガザで行われているテロ行為にコメントするのを頑なに拒否したけれど、わたし達は、あなたが2008年7月にエルサレムを訪れた時、どちらの側に重きを置いてイスラエル大統領シモン・ペレスに話したかを知っている。南部イスラエルのスデロト、そこもイスラエルの大部分と同じようにもともとパレスチナ領土ですけどね、そこであなたはペレスに「あなたのおかげで、イスラエルが建国して60年で奇跡が花開きました」と語って、ハマスの貧弱なロケット弾からイスラエルが自衛する権利にお墨付きを与えたわね
。ナントカさんに伝えましょう「わたし達は、あなたがイスラエルを大好きで、ずっと以前から、アメリカ・イスラエル公共問題委員会(AIPEC【訳註】米国の最も強力なロビー団体のひとつ。アメリカ-イスラエルの強固な関係を維持することを目的とする)と軍事で徒党を組んでいるアメリカ・イスラエル帝国の言いなりだって知ってるの。でも、パレスチナの赤ちゃんはガザからロケット弾を放ったりしないわ」

 私はここで、オバマに言いたい。戦争は愚かではありません。戦争は「邪悪」なのです! ここアメリカの貧しい黒人に対する戦争から、アメリカとイスラエルががアラブの人々を侵略するために行った虐殺まで、あらゆる戦争が邪悪です。戦争と言うものは、例外なく、完全に、絶対的に、議論の余地なくむごたらしく、邪悪なのです。アメリカ議会も、イスラエル議会も、そしてそれぞれの政権も、死と破壊を求めて、乱暴で極端な人種差別主義者が羽を休める止まり木かもしれません。洞察にとんだ「チェンジ」にも、積極的な「チェンジ」にもわたし達は全く「希望」が持てません。

 ジョージ・ブッシュはいつも死と破壊を推し進めて、共和党と民主党が戦争マシーンに忠誠を誓えば満足する役立たずの愚か者です。彼は最終的にいなくなり、それは大歓迎なのですが、経済に関わるブレインが納得できるというだけで、次の政権を歓迎していいのでしょうか。次の大統領は、ガザの無力で無抵抗な人を弁護する段になると、驚くべきすばやさと光のスピードで責任逃れに走ってしまうのです。

 殺される赤ちゃんや子ども、そしてその他の純潔な人達が、貪欲で残忍なアメリカ・イスラエル政府の対価を払わされていると思うと、気が狂いそうです。わたしは、虐殺を前に、そして、私の仲間と多くの「平和」運動が、シオニストの次の戦争モンスターに「チェンジ」を期待しているの見ると、深い無力感でいっぱいになります。そう、叫びたい「ナンセンス!」と。

 イスラエルはガザの住民を虐殺し続けています。医師にどんな薬も必要な物資も届かない状態では、数百人いえもっと多くの人達が死に、数千人以上の人が傷つけられるでしょう。そして、オバマがこれ以上沈黙しているなら、数万人が恐怖に取り残され、飢えに苦しみ続けるのです。沈黙は共犯と同じです。わたし達が似非リーダーに追従するなら、わたし達も共犯者です。

 わたし達に何ができるのでしょう。税金を支払う日が近づいている。あなたが支払った税金は、あなたが若い人でも、年老いた人でも、支払い始めてからずっと死と破壊に使われています。あなたが汗水流して稼いだお金がガザやイラクやアフガンの赤ちゃんを殺すのに使われているのを知りながら、夜すやすやと眠れる? わたしはもうめったに熟睡できません。わたしもアメリカ・イスラエル戦争マシーンに税金で資金を提供しているからばかりではないのですが。

 わたしは、サンフランシスコの議員に、イスラエルの会社の株と投資を剥奪するよう呼びかける積もりです。すべてのパレスチナ人への暴力的なアパルトヘイトを止めなければなりません。そして、南アフリカで実現したように、多くの保守的なイスラエル人とともに、公正で人道主義に根ざした解決策が経済的に推し進められなければなりません。あなたも、あなたの住む町で同じような運動を始めるか、すでに始まっていればそこに加わってください。

 わたし達が選んだ公務員に人道主義に基づいた行動をとらせるためには、組織化され、抜け目ない抗議運動をしなければなりません。アメリカ・イスラエル公共問題委員会は、政府立法を親イスラエルにさせるため無制限とも思える資金と影響力を持っています。わたし達の連邦公務員の多くがAIPACに買収されているのですから。

 わたし達が正当な怒りを表し、ファシスト政府に道徳的な水を運び、声をそろえて平和と正義を叫ぶまで、これ以上赤ちゃんの犠牲を増やすべきではありません。

 ガザ地区の住民は、アメリカ製の飛行機からアメリカ製の爆弾を落とされて組織的に殺されています。アメリカ製のヘリコプターからアメリカ製の機関銃で機銃掃射されているのです。止められるのは、まさにわたし達なのです。

(仮訳どすのメッキー 11/Jan./2009)
************************************************************

 "One President at a Time" というオバマ氏の表現は、すでにイデオム化していますが、日本では最近になって(ハワイから帰ってきた)彼が就任後パレスチナ問題を重視すると発言したこと「だけ」を捉えて、愚かな期待をしています。言いたくもないわたしの地元の空騒ぎは論外としても、日本のオバマ熱は異常でしょう。

 上訳中の「『大統領はいつもひとりだけだ』と言ったナントカさん」の原文は"Mr."OnePresident at a Time""です。周囲がどれだけ浮ついても、シンディの視点はぶれません。オバマは、日本で言えば小泉に似たプレゼンの上手い政治家だと見ていますが、シンディの言葉の真実を前にすると、その空虚さが際立ってきます。

 感謝と尊敬をこめて。

11/Jan./2009
どすのメッキー拝。

ブログ"sometimes alittle hope"も見てください。
http://hope.way-nifty.com/a_little_hope/

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沖縄 高江の署名

転送転載OK

 ほんとに年明けから怒ることばかりで、メールが飛び交っておりますが、以前お送りした「沖縄・高江の米軍ヘリパット基地建設を阻止するため自らの生存権をかけてこの寒空に、ただ座り込むしか抵抗の術を持たない人々」へも、容赦ない自公政権の攻撃がかけられています。

 沖縄防衛施設局は、8歳の子どもさえ裁判に引き出すという、信じられない暴挙にまで出ました。

 1月26日までに「裁判所への仮処分」を取り下げさせるオン・ライン署名の要請が入っておりますので、ぜひトライしてみてください。

 ガザもそうですが、日本の辺境にかけられている日米両政府のこの攻撃を見逃すことは、日米軍事同盟を大きく前進させ、9条を後退させることとなります。
よろしくお願いします。

■高江の署名、オンライン署名サイトが出来ました

署名プロジェクト名
緊急!高江ヘリパッド建設反対のたたかいに支援をお願いします。

署名プロジェクトURL:
http://www.shomei.tv/project-590.html

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イスラエル戦争犯罪特別法廷

国連総会に対して「イスラエル戦争犯罪特別法廷」の設置を求める署名運動
です。下記のサイトで署名できます。

下記のアドレスのサイトの上のほうにあるSign the Petitionをクリックす
ると、署名のページになります。

(1)名前とメールアドレスを書けばおしまい。メッセージを書くこともで
きます。
(2)Preview Your Signitureをクリックして確認したうえで、送信してく
ださい。

署名しなくても、署名リストを見ることができます。ざっと見ましたが、日
本人らしき名前はまだほとんどありません。どんどん署名しましょう。

もっとも、ハーグに国際刑事裁判所が創設された現在、特別法廷設置の見込みは薄いのが実情です。国際刑事裁判所設立以前には、安保理事会決議によって旧ユーゴ法廷とルワンダ法廷が設置され、さらに国際的な性格を持ったシエラレオネ法廷、東ティモール法廷、カンボジア法廷が設置されてきた実績があります。
しかし、国際刑事裁判所が設立された以上、ほかに特別法廷を作るべきでないという意見もあります。イスラエルが国際刑事裁判所規程を批准していないので、 イスラエル特別法廷を設置せよと、アラブ諸国が国連総会でがんばることができるかどうか。

http://www.PetitionOnline.com/EAFORD09/petition.html

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2009年1月22日 (木)

1日で家族48名を喪った

Subject: [AML 23697] ガザ 1日で家族48名を喪ったある一家の物語
From: "OKA Mari"
Date: 2009/01/22 1:08

京都のおかです。

先にお送りしたガザのアブデルワーヘド教授のメール(その38)に、親族50名を殺されたアル=サンモーニー家のことが書かれていました。

1月19日付け英国のガーディアン紙に、「粉塵と死の只中で;戦争の恐怖を証言する一家族の物語」と題して、この一族を襲った悲劇が、より詳細かつ具体的に掲載されています。

http://www.guardian.co.uk/world/2009/jan/20/gaza-israel-samouni-family

文中、占拠された家が落書きまみれになったとありますが、2002年春、イスラエル軍が侵攻し、占領されたラーマッラーでも、占拠された文化省のビルが、同軍撤退後、壁じゅう卑猥な落書きがなされ、糞尿まみれにされました。
これについては、アミラ・ハス『パレスチナから報告します』(筑摩書房)
でも言及されています。

以下、拙訳です。

******* 転送可 *******

粉塵と死の只中で、戦争のテロルを証言するある家族の物語

サムーニー家の住まいを舞台に突然、イスラエルとハマースの戦闘が展開、
親族48名が殺される

ロリー・マッカーシー(ガザ・ゼイトゥーン)

英ガーディアン紙 2009年1月19日(月)

ヒルミー・サムーニーは昨日、妻と5ヶ月になる息子とかつてともに過ごした寝室の床にひざまづき、厚く降り積もった灰とガラスの破片のあいだを指でかき分けながら、ともに生きていた家族の形見を探していた。「指輪を見つけた。ほかにもまだ見つかるかもしれない」

妻のマハーと息子のムハンマドが殺されたのは、ガザに対する22日間におよぶイスラエルの戦争が2週目に入ったときだった。数十人の親族とともに家の近くに避難していたところにイスラエル軍による砲撃を受けたのだ。ガザ市南部のゼイトゥーン地区で1月5日、月曜の朝、一家族の48名もの人間が亡くなった。

この戦争でガザの市民を襲ったもろもろの恐怖のなかで、おそらくサムーニー家の運命はもっとも深刻なものであったかもしれない。サムーニー家は農家で、親族たちがひとつ地域の隣近所に集まって、ブロックを積み上げた簡素な家々に暮らしていた。

この狭い地域で、10もの家々が破壊され、それらは昨日、砂のなかの瓦礫の山に変わり果てていた。ヒルミー・サムーニーの2階建ての家は、まだかろうじて倒壊を免れている数少ない建物のひとつだ。とはいえ、巨大な戦車の砲弾が寝室の壁を貫いて、黒焦げになった壁には大きな穴が口を空けていた。侵攻のあいだ、家はイスラエル兵に占拠された。兵士たちは家具を破壊し、そこらじゅうに射撃姿勢をとるための土嚢を積み上げた。

兵士たちは、独特な堆積物を置き土産に残していった;弾丸の包装、ヘブライ語が書かれた缶詰のピーナッツ、「高品質ボディ・ウォーマー」の入ったビニール袋、そして何十ものオリーブ色のゴミ袋。空の袋もあるが、満杯で悪臭を放っているものもある。部隊の携帯便所だったのだ。

だが、もっとも衝撃的なのが、1階の壁に彼らが書きなぐっていった落書きである。ヘブライ語もあるが、多くは稚拙な英語だ。「アラブ人は死ね」「皆殺しだ」「和平ではなく戦争だ」・・・・・・そして、墓碑銘を思わせ
る走り書きもあった「アラブ人1948-2009年」。

ダビデの星もいくつかあった。その一つの傍らには「ガザ、俺たちはここにいるぞ」と書かれていた。

ヒルミーの弟、サラーフ(30歳)も同じ建物の別の部屋に住んでいた。彼もまた、ひっぱり出せるかぎりのものをひっぱり出していた。そのなかには、彼の父がかつて発効してもらったイスラエルの労働許可証もあった。「彼らは父に許可証を与え、それからイスラエルからやって来て、そして父を殺した」とサラーフは言った。この攻撃で、彼は両親のタラールとラフマ、そして2歳になる娘アッザを失った。

この戦争のあいだ、イスラエルはジャーナリストがガザに入るのを禁じていた。だが、昨日、瓦礫となった自宅の外でサラーフと彼の隣人たちが述べた
ことは、攻撃のあと何日かのあいだに目撃者たちが述べたことを確証している。彼らの陳述によって、国連はゼイトゥーンにおける殺害をこの戦争のもっとも深刻な出来事の一つと表現し、赤十字もこれを「衝撃的な出来事」と呼んで、同団体としては珍しく、公的に非難したのだった。

10以上もの遺体が日曜、瓦礫の中から引き上げられ、さらに昨日、もう一体が引き上げられて、サムーニー家の死者の数は、ガザ緊急医療サービスの所長、ムアーウィア・ハサネイン医師によれば、全部で48名になった。日々、さらなる遺体が回収されており、3週間にわたるイスラエルの戦争による死者の数は今や1360名に達している。イスラエル側の死者は13名だ。

戦争中、イスラエルによる空からの攻撃が始まって1週間がたち、2回目の日曜が訪れると、ガザの地上侵攻に先立って、大砲による激しい砲撃の波が襲った。その晩、サラーフ・サムーニーは家族16名とともに、1階に避難した。翌朝、1月4日日曜の朝までに、近所に住む親族たちがさらに避難して来て、その数は50名近くになっていた。

サラーフは言う、「彼らは2階に砲弾を発射し、2階が燃え始めました。私たちは救急車と消防車を呼びましたが、だれひとり、私たちのもとにたどり着くことができませんでした」間もなくイスラエル兵の一団が近づいてきた。「彼らはやってくると扉を叩き、全員、家から出て行けと言いました」
彼らは舗装していない道を数メートル歩いて、ワーエル・サムーニーの大きな1階建ての家に入った。

そこに彼らはその日、とどまった。一団は男、女、子どもあわせて100名あまり。食糧もなければ、水もほとんどなかった。彼らの家々の周りの野外ではパレスチナ人の戦闘員が作戦を展開していたのかもしれないが、目撃者たち全員がゆるぎなく主張しているところによれば、ワーエル・サムーニーの家に集まった者たちは全員、民間人であり、みな同じ一族の者たちだった。

月曜の朝、サラーフをはじめ男たち4人が煮炊きするための薪を持ってくるため外に出た。「彼らは私たちに対して砲弾を直撃してきたのです」サラーフは言う。4人のうち2人が即死、あとの2人も怪我を負った。サラーフは額と背中と両脚を砲弾の破片でやられた。彼によればその何秒後かにさらに2発の砲弾が家を見舞い、そこにいた何十人もが殺された。

サラーフと70人あまりもの人々の一団は家から逃げ出し、兵士たちに向かって、女子どもがいるのだと叫んだ。彼らは幹線道路に走り出て、1キロほど走り続け、ようやく救急車が彼らにたどり着いた。だが、ほかの者たちは取り残された。

ワーエル・サムーニーの父、ファーリス(59歳)は、一団が避難していた家の隣に住んでいた。トタンで葺いただけの1階建ての家だったため、彼の家族も隣の家に避難していた。だが、彼は自宅にとどまった。撃たれるのではないかという恐怖で家を離れることができなかったのだ。しかし、火曜日に、生き残った者たちが彼に水を持って来てくれと叫んだ。彼は急いで短い距離を走り、彼らに合流した。

「遺体が床に並んでいた。怪我人もいた。みな、互いに助け合っていた」とファーリスは言う。ファーリスは死者のなかに妻のリズカ(50)、義理の娘アナーン、そして孫のホダー(16)の姿を認める。

翌水曜の午後ようやく、生き延びた者たちは救出される。赤十字が到着し彼らを病院に搬送したのだ。イスラエル軍は、ゼイトゥーンで何が起きたか調査中だという。部隊が住民に、一軒の家に集まれと命令したことはないと軍は繰り返し否定し、民間人を意図的に攻撃目標にしたこともないと言う。

一族のほかの者たちも別の形で、しかし、同じようにぞっとする運命に見舞われた。ファラジュ・サムーニー(22)はヒルミーとサラーフの家の隣に家族とともに住んでいた。この家族も土曜の晩、激しい砲撃から避難するため、18名ほどの一団で一つ部屋に身を寄せて、その夜を過ごした。日曜の朝、イスラエル兵がやって来た。「家の持ち主は出てこいと彼らは叫びました。父が扉を開けて出て行くと、彼らはその場で父を撃ったのです」ファラジュは言った。

彼の父アティヤ(45歳)の体は、前のめりに地面に倒れた。兵士たちは部屋のなかにむけてさらに発砲し、4歳になるファラジュの腹違いの弟アフマドとその母が殺された。アフマドが座っていた小さな部屋の壁には、昨日も血の跡があった。

部隊は彼らに床に横たわるよう命令した。しかし、隣の部屋が燃え始め、苦い煙が立ち込めてきたので、彼らは、外に出してくれるよう叫び始めた。
「私たちは叫び続けました、赤ん坊も子どもたちも」ファラジュは言う。よ
うやく兵士たちが彼らを外に出し、彼らは通りを走って、ワーエル・サムーニーの家に集まっている人々の傍らを通り過ぎ、幹線道路に達し、事なきを得た。

ファラジュが戻ってきたときには、自宅は完全に破壊され、捻じ曲がった鉄筋とコンクリートの山になっていた。屋外の小さなグリルの上に、日曜の朝食に彼らが調理していた8つのナスが黒こげになって残っていた。彼が父の遺体を埋葬することが出来たのはようやく日曜になってからだった。そのとき、最後の、あってはならないことが起こった。ガザの墓地は今や満杯で、イスラエルによる長期にわたる封鎖でコンクリートも欠乏しているため、彼は一族の古い墓をあばいて、ほかの遺体とともに父の遺体をそのなかに収めたのだった。

「どうして平和など望める? 彼らは民間人、子どもさえ殺しているというのに」ファラジュは言った。「今は停戦を支持する。わたしたちには何の力もない。停戦がなければ死者さえ葬れない」

ガザの人間たちのなかには、自分たちがこの紛争に引きずり込まれたのは、この小さな領土を統治するイスラーム主義運動のせいだといって、私的にハマースに対する怒りをうちあける者もいる。だが、それよりはるかに多い、大多数の者たちがイスラエルに対する苦い怒りと、破壊と殺人を止めることができなかったアラブ世界およびその他国際社会の無気力に対する憤懣について語っている。

「みなに咎がある」イブラーヒーム・サムーニー(45)は言う。彼は、妻と息子4人をゼイトゥーンの殺戮で失った。「みなに私たちのことを見ても
らわねば、そして、ここで何が起きたのかも。私たちは抵抗戦士ではない。ごく普通の人間だのに・・・」

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2009年1月21日 (水)

パレスチナ人という存在に

Subject: [AML 23655] ガザより(メールその38) これはパレスチナ人
という存在に対する戦争だ!
From: "OKA Mari"
Date: 2009/01/20 14:13

京都のおかです。

ガザのアブデルワーヘド教授からのメールを転送します。
この4日間、連絡がなかったので同教授の安否が心配でしたが、昨晩、メールが届きました。

停戦がとりあえず発効し、遺体の回収が進められています。
この間ずっと放置されたまま腐乱が進み、身元が分からない遺体も複数あり、それらは、ひとつのお墓に集団埋葬されたとあります。

この3週間、同教授のメッセージを翻訳しながら、これまで縁のなかった英単語をたくさん覚えました。
最初、それは、軍事兵器の名称でした。
今日、decay (腐乱する)という単語を知りました。
悲しい語彙ばかりが増えていきます。

断片的な記述の向こうにある、悲しみや痛みの具体的な形に思いを馳せてください。

******** 転送歓迎 ********

追ってTUP-Bulletin 速報に訳文推敲の上、アップされますので、
転載される方は同速報からお願いします。
http://groups.yahoo.co.jp/group/TUP-Bulletin/

【メールその38】 これはパレスチナ人という存在に対する戦争にほかなら
ない!

日時:2009年1月19日(月)1:51
件名:ハロー、破壊されたガザから!

2009年1月18日(日)侵攻23日目
ガザ停戦!これが停戦か?とんでもない!

今朝(2009年1月18日日曜)、イスラエルは一方的停戦を発表した。だが、実際には、彼らはコンタクトゾーンで銃撃を続けている。フェンスの向こう側で何時間かたって、パレスチナの諸組織が停戦を宣言した。その間も無人飛行機はガザ上空を立ち去ることなく、F16は、イスラエルによる停戦発表の12時間後になってさえいくつかの建物を攻撃目標にした。

ほかのところでは救助作業が続いている。今日初めて、残骸の下、農地のいくつかの場所やゼイトゥーン地区の裏道、ガザ地区の北部、そしてイスラエル軍が攻撃し破壊したところから、新たに100以上の遺体が見つかった!瓦礫や破壊された家の下から子どもたちをふくむ一家全員〔の遺体〕が発見された家族もたくさんある。医療関係筋によると、今日、発見された死者の2割が身元不明だという! 発見された遺体のうち、17体は〔身元の判別が不可能なほど〕完全に腐乱が進みひとつの墓に埋葬された!

ゼイトゥーン地区の東部に住んでいたアル=サンモーニー家の一族も遺族になった。攻撃の最初の頃、イスラエル人たちはこの一族の13人を殺した! 
民間人で、白旗を掲げ、その場を通過させて欲しいと訴えていたのに、彼らは撃たれ、殺されたのだ。イスラエル兵たちはさらに、自宅にいた同じ一族の15人を殺害した! 今日、停戦が発効し、救助チームはまたも、同じ一族の21体の遺体を発見した;この一族の50から60名もの人々が侵攻のあいだにイスラエル兵に撃ち殺されたそうだ。

死者のなかには子どもも女性も老人もいる。死者の数は1300を超えた。こんなことをどうやって信じればいいのだ、理解すればいいのだ、ただただ唖然とするばかりだ! 何の罪もない市民が最大の代償を支払わされた;彼らはその命で償わされたのだ! これはジェノサイドだ!

ガザの社会全体が打ちひしがれている。喪われた命の数々、圧倒的な破壊、残骸、死傷者、そして絶滅のさまに! 農作地も農民の家々も彼らのまわりのすべてが甚大な被害に見舞われた! 市民たちは誰もが打ちひしがれ、精神的外傷を負い、ショックを受け、悲痛な思いでいる! 周囲の〔人々の〕心理的状況に心が震える! イスラエル兵が建物内部にまで侵入した住宅は、どこもかしこもめちゃくちゃにされた! 彼らは壁に、ヘブライ語で「死」や罵倒の言葉やダヴィデの星を落書きし、さらには聖なるコーランにまで落書きしたのだ。

イスラエル人たちは今なおパレスチナ人の家庭に電話をかけ、お前たちに新たな罰を与えてやるぞと脅している! 午後にはイスラエルの航空機が一機、反ハマースのビラをガザの西部に撒いた。愚かしい行為だ。ガザの誰もが、その政治的な帰属などおかまいなしにパレスチナ人であれば誰であろうと攻撃してくるイスラエルの有無を言わせぬテロリズムを体験したのだ;これは、パレスチナ人という存在に対する戦争にほかならない! ビラを撒くなんてふざけた行為だ! ガザ地区のありとあらゆるところで市民を情け容赦なく攻撃し、人々のあいだに甚大な数の負傷者と狂気の沙汰としか思えない数の命を奪ったあとでは誰ひとり、こんな愚かなビラに心動かされる者などいるはずがない。F16戦闘爆撃機によって爆撃された市民に対して、こんな1枚の紙切れで何ができるというのだ。冗談もいい加減にしろ!

今晩のガザは、用心深い沈黙と期待のなかで時を過ごしている! 状況全体が、いつなんどき、燃え上がり爆発しても不思議ではない! イスラエルの戦車部隊が新たな作戦を展開するのではないかと恐れている者たちがいる。
今まさに頭上で偵察機の飛ぶ音がする。彼らは何もかも監視しているのだ!
だがイスラエルが攻撃目標にする何が今もまだ残っているというのだろ
う!? ガザのいたるところに恐怖の、破壊の、死の、いまだ語られていないたくさんの物語がある。ガザ市の80%が依然、電気なしの状態で生活している。

24日目 侵攻の時:
停戦が発効した翌日だというのに、イスラエルのF16が私たちの頭上に! 
戦車部隊はなおガザ地区内部に。今朝、イスラエルの軍艦がガザ市のどこかを砲撃した。その音がはっきりと聞こえた! ガザのインフラは無惨に破壊されている。電気や水が手に入る者は幸運だ。ガザ市の境界に住む者たちは電話もつながらない。瓦礫の山、不毛な荒涼たる土地に変わり果てた地域がいくつもある。今日、アル=サンモーニー一族の新たな遺体がさらに見つかった。また、パレスチナ人医師の妻でウクライナ人のエリナ・エル=ジャ
ルーの遺体も見つかった。彼女の子どもたちの一人も母親の傍らで遺体で見つかった。その妹はシファー病院の集中治療室で生きているのが分かった!
報告によれば、侵攻で5人の外国人が殺されたという。

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2009年1月20日 (火)

イスラエルのメディア

コリンです。

イスラエルのネゲブ・ベン・グーリオン大学政治学部教授ネヴ・ゴードンの論考の荒訳です。
イスラエルのメディア状態、またその質が少し分かります。

-----転送可ーーーーーーーーー

どのように、『倫理的な』戦争を売るのか?
イスラエルによる情報操作は、驚くべきものであるだけでなく、恐るべきものだ
ネヴ・ゴードン(ネゲブ・ベン・グーリオン大学政治学部部長、著作に『イ
スラエルの占領』カルフォルニア大学出版局)
2009年、1月16-18日週末版

インフォ・パレスチナ・ネットに転載された仏語版から翻訳:http:
//www.info-palestine.net/article.php3?id_article=5871
原文:How to Sell "Ethical" Warfare :Israel's Media Management is
Not Just Impressive, It's Terrifying
By NEVE GORDON
http://www.counterpunch.org/gordon01162009.html

私の学生の一人が、昨日警察に捕まり、一夜を刑務所で過ごした。この学生Rの軽犯罪は、ガザに対するイスラエルの攻撃に反対してデモしたからだった。ガザに対するイスラエルの容赦ない戦争の始まりから監獄にぶち込まれた700人以上のイスラエル人に、彼は合流したわけだ。それらのうちの230人はまだ鉄格子の中にいると推測されている。イスラエルの文脈の中では、デモ参加者たちを弾圧し、抵抗の息の根を止めるこの戦略は、今までになかったもので、世界のメディアがそのことについて触れないのは、少々忌まわしいことだ。

同時に、イスラエルのメディアは、戦争批判を現地のテレビでは一切しないという具合に、政府の方針の言いなりになっている。実際、状況は、ジャーナリストや司会者たちが、現在、軍のスポークスマンよりも戦争に対して批判的ではないという馬鹿げた状態になってしまった。あらゆる批判的な分析の不在によって、イスラエル人の78%、ユダヤ系イスラエル人の98%が戦争を支持していることは、驚くにあたらない。

しかし、批判的な声を黙らせることは、世論の支持を得るための唯一の方法とは言えない。一つの支持は、論理的な見かけを持った論拠によって、作り出されるのだ。攻撃の後ろから戦争を支持するようにイスラエル人たちを説得するために、これらのメディア、軍と政府が用いている方法の一つは、ハマースに対して、倫理的な軍事行動をイスラエルがしていると主張することだ。アイヤル・ワイズマンのように、その論理は、彼の著作『HollowLand』で、的確さを持ってそれを観察されたように、自制の論理である。

イスラエルのメディアは、イスラエルの自制について、軍隊がしえることと実際に彼らがしていることの落差について主張しながら、継続的に強調している。ここに、イスラエル人たちが現況について日毎に聞いている繰り返しの例をいくつか挙げよう。

1) イスラエルは、予告なしに、飛行機でパレスチナの家々を空爆できる。しかし、軍事担当者が、個人的に住民と、-少なくとも電話で-、攻撃の10分前には連絡を取り、彼らの家が破壊される時点にいることを通告している。言外に、イスラエル軍は、予告なしにも破壊できるのだ、しかし、人間の生命を尊重するから、それをしないのだ、と言わんばかりなのだ。
2) イスラエルは、壊滅的なミサイルを発射する数分前に、意地悪な爆弾 -家を本当には破壊しない- を使用している。ここでもまた、イスラエル軍はもっとパレスチナ人を殺すことができるが、それをしないことを選択しているのだということを見せようとしている。
3) イスラエルは、アル・シファ病院にハマースの指導者たちが避難していることを知っている。このことを言明しつつ、イスラエルは、その手段を持っているにもかかわらず、この医療センターを壊滅させるよう
なことはしないのだということを見せているのだ。
4)人道危機のために、イスラエル軍は、一日に数時間ずつ、
人道支援物資のトラックがガザ地区に入れるように、攻撃を停止している。
ここでもまた、イスラエル軍は、これらのガザへの搬入を禁止することもできる、というものだ。

これらのライト・モチーフによってイスラエルが送っているメッセージは、
ターゲットとしている聴視者によって、二つの異なった意味合いがある。

パレスチナ人たちには、このメッセージは、明らかな脅迫のメッセージだ。
イスラエルの自制は、終了することもあり、いつも新しいエスカレートがあり得るのだということだ。イスラエル軍の現在の攻撃の殺人的能力がどうであれ、その考えは、パレスチナ住民に、暴力はもっと殺人的でもっと激しくすることもできるのだということを見せつつ、彼らを驚かすことだ。暴力が意味するもの、行使された暴力とこれからあり得る暴力は、常に危険な脅威であるということだ。

イスラエル人たちには、メッセージは、倫理的次元である。イスラエル軍
は、所有している暴力の巨大な兵器によって盲滅法に荒れ狂うこともできるが、このような選択はしない、なぜなら、ハマースと違い、この軍隊は、人間の生命に対する価値を認識しているからだというものだ。

この最後の引用は、イスラエル人たちにとって、かなりの反響を持っているように見える。しかしながら、それは、間違ったモラルに基づいている。我々は、もっと暴力的に振る舞うことができるが、自制を選択しているのだ、という事実は、どのような場合においても、モラルの次元ではない。イスラエル軍は、ガザ地区全体を壊滅することができるが、実際は、建物の15%しか壊していないという行動は、モラルの行動ではない。イスラエル軍が数千人の子供たちを殺すことができるが、300人「しか」殺さないのだと言う『強固になった鉛』作戦を少しも倫理的な作戦にはしないのだ。

結局、この戦争のためのこれらの行動を支援するためにイスラエル政府が援用しているモラルは、むなしいことだ。だが、これらの行動は、現実には、今日の暴力の最初の源を見つめるというイスラエルの意志の欠如を明らかにしているのだ。それは、ハマースではなく、ガザ地区、西岸地区、東エルサレムの占領である。
私の学生Rや他のイスラエルのデモ参加者たちは、この明らかな事実をよく理解しているように思える。彼らが表現することを妨げるために、イスラエルは、彼らを逮捕して、市民の自由を押しつぶしているのである。

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岩国 浅井基文さん講演

瀬戸内海の静かな環境を守るネットワーク第2回総会&結成1周年記念講演

   どうなるの!?日米関係&米軍再編

 米国の次期大統領に「チェンジ」を訴え続けたバラク・オバマ氏が決まりました。日米関係や国内情勢も何か変革があるのではと期待したいところですが、ブッシュからオバマに大統領がチェンジしたからといって米軍再編がストップされるわけではありません。そこで、私たちの今後の活動の力にするため、浅井基文広島平和研究所所長をお招きし結成1周年記念の講演会を開催します。岩国基地をいま以上強化させないために、岩国基地を取り巻く高知・愛媛・兵庫・鳥取・島根・岡山県などの地域住民にも働きかけ一体となり、連帯を強め、共同の運動を進めましょう。

■日時:2009年1月24日(土)
      第1部  総会   :13時~
      第2部  記念講演:13時40分~

■場所:岩国市市民会館(岩国市役所向かい)
      (岩国市山手1-15-3 TEL:0827-24-1211)

■講師:浅井基文さん(広島市立大学平和研究所・所長)
       略歴:1941年7月愛知県生れ
           1963年4月外務省入省
             国内勤務
               国際協定課長(78~80年)
               中国課長(83年~85年)
               地域政策課長(85年~86年)
             外国勤務
               オーストラリア(71年~73年)
               ソ連(73年~75年)
               中国(80年~83年)
               イギリス(86年~87年)
           1988年4月文部省出向(東京大学教養学部教授)
           1990年3月外務省辞職
           1990年4月日本大学法学部教授
           1992年4月明治学院大学国際学部教授
           2005年4月広島市立大学広島平和研究所所長

■主催:瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワーク(瀬戸内ネット)
       〒740-0042
         岩国市青木町2-24-45 桑原清方
           TEL:0827-38-1866
           FAX:0827-38-1867
           E-mail:setouchi_net8@yahoo.co.jp

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2009年1月19日 (月)

ガザ 新たな写真サイト

Subject: [AML 23582] 新たなガザから来た写真サイト
From: "Global Watch/Paris"
Date: 2009/01/17 8:16

もうすでにどなたからか、案内があったかもしれませんが、新たなガザから
来た写真サイトの案内です。
コリン

http://www.elfarra.org/gallery/gaza.htm
Maisara- Gaza

死者:1133
うち
子供:346
女性:100
負傷者:5200
重傷:500

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イスラエルに武器提供計画中

米国はイスラエルに大規模な武器提供を計画中
2009年1月10日
Aljazeera原文

ペンタゴンはイスラエルに大規模な武器提供を計画しており、ガザにおけるイスラエルの軍事行動が長期化するのではとの恐れが強まっている。

ロイター通信は、同通信社が入手した調達文書によると、米国は数百トンの武器を今月末、ギリシャからイスラエルに送る予定で商用船舶を借り入れようとしている、と報じた。

米国海軍軍事海上輸送司令部(MSC)によると、1月末、この船舶は二度にわたり、ギリシャのアスタコス港からイスラエルのアシュドッド港へ「兵器」と呼ばれる20フィートのスタンダード・コンテナ325個を輸送する予定であるという。

積み荷目録によると、コンテナには爆発物や弾薬などの「危険性物質」が入っているというが、それ以上の詳細は記述されていない。

ペンタゴンが船の入札を発表したのは2008年末のことだった。二度の配送の期限は、1月25日と1月末日に設定されていた。

ペンタゴンの報道官はイスラエルに対する武器輸送計画があることは認めたが、それはイスラエルによるガザへの猛攻撃とは無関係であると述べた。

「この輸送は以前から決まっていたもので、ガザの現状をめぐりイスラエルを支援するものではない」と空軍中佐パトリック・ライダーは言う。

しかしながら、ロンドンのある上級軍事アナリスト----匿名を求めた----は、武器輸送は、タイミングから言って「変則的」なものでガザでの軍事行動に関係しているかも知れないことを示していると述べている。

今回の船の借入れ入札の前に12月にも米国はイスラエルに武器を輸出しており、その輸送も商業船舶によってなされている。

これまで英軍と米軍のために武器輸送を行ってきたロンドンのブローカーたちは、これだけ大規模な武器の積荷をイスラエルに輸送するケースはあまりないと述べている。

「一度に3000トンあまりの武器を輸送するというのは膨大な量だ----非常にめずらしいことで、この数年、これほどの量が市場で扱われたのは見たことがない」とあるブローカーは匿名を条件に語った。

調達文書はまた、12月上旬に米国が賃借したドイツ船もまた、ノース・カロライナからアシュドッドへ、20フィート標準コンテナ989個に260万キロ以上の兵器を詰めた大規模な積荷を運んだことを示している。

9月、米国議会はイスラエルにバンカーバスター爆弾----誘導爆弾ユニット39(BGU−39)----1000発を売却することを承認した。これは、GPSを使って進路を定め、イランの核施設のような地下深い要塞を貫通するものである。

先週、エルサレム・ポスト紙は、最初の積荷としてミサイルが12月上旬に到着したと報じ、さらに、その爆弾はガザでの軍事攻撃に使われたと報じた。

これまでに、包囲されたパレスチナのガザ地区にイスラエルが加えている15日間の攻撃で800人以上のパレスチナ人が頃され、3500人ものパレスチナ人が負傷した。

一方、ハマスは、パレスチナ人戦士たちはこれまでにイスラエル人兵士30人を殺し、80人以上を負傷させたと発表した。

パレスチナ関係のニュースやイベントについては、パレスチナ情報センターをご覧ください。また、media debuggerブログはメディアの偏向を鋭くときにユーモラスに暴いています。

「益岡賢のページ」から転載

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ソマリア沖に海上自衛艦を出すな!

件名: [AML 23598] 共同声明/ソマリア沖に海上自衛艦を出すな! 海賊問題に
名を借りた海外派兵新法に反対する!
送信者: 高田 健
送信日時: 2009/01/18 12:40

高田健@許すな!憲法改悪・市民連絡会です。
ソマリア海賊問題で自衛艦派遣の動きが急迫しています。また与党PTは新法制定の準備を始めました。以下の共同声明を出したいと思いますので、ぜひ賛同しくださいますよう呼びかけます。転送・転載にご協力下さい。テク浅井。
なお、与党・海賊対策等に関するPTメンバーのFAXは以下の通りです。
●自民党 中谷 元(党海賊対策等に関するPT座長)3592-9032
     岡田 広(内閣部会長)5512-2410
     淺野勝人(国防部会長)3508-9724
     桜井郁三(法務部会長)3508-3326
     松浪健四郎(外交部会長)3508-3350
     福井 照(国土交通部会長)3519-7713
●公明党 佐藤茂樹(党海賊対策等に関するPT座長)3508-3510
     赤松正雄(外交安全保障調査会長)3508-3412
     高木陽介(国土交通部会長)5251-3685
     田端正広(内閣部会長)3508-3227
     大口善徳(法務部会長)3508-8552
     浜田昌良(外交部会長)5512-2731
----------------------------------
共同声明
ソマリア沖に海上自衛艦を出すな! 海賊問題に名を借りた海外派兵新法に反対する!

麻生内閣はアフリカ東海岸・ソマリア沖などでの海賊被害に対処するとして、とりあえず現行自衛隊法の「海上警備行動」(82条)を拡大解釈して海上自衛艦を派遣しようとする一方、一般法としての新法「海賊処罰取締法」と称する、海賊対策に名を借りた憲法違反の「海外派兵恒久法」を今国会で成立させようとしている。
この背景にはイラク、アフガニスタン情勢の変化のもとで、「なにはともあれ自衛隊を派遣したい」との日本政府の強い願望がある。国連安保理では08年6月と10月に、日本政府が共同提案国になった「海賊対策決議」が行われ、12月にはソマリア領土内で「あらゆる必要な措置をとる」ことを求める決議がだされた。海賊対策は第一義的に海上保安庁の責務である。にもかかわらず政府は、欧米諸国や中国などの艦艇派遣を引き合いに出して「派兵で肩を並べる」ことを目的に、自衛隊法82条を適用して、海自艦を領海内からはるかに遠いソマリア沖に派兵しようとしている。しかしそれは、専守防衛」を前提にしてきた自衛隊法の立法趣旨を逸脱するものである。
また、小型の火器しか持っていない漁民などの「海賊」に重武装した自衛艦による軍事行動を対置するのは、憲法第9条の精神に真っ向から反するものと言わなければならない。先般来日した隣国イエメンのアルマフディ沿岸警備隊長をはじめ、各方面から、海自艦の派兵が海賊対策に役立たないとの指摘もされている。麻生内閣の立場は「まず派兵ありき」の極めて危険な動きである。
そもそもソマリアの海賊問題は欧米各国の介入がつくり出したソマリアの内戦による無政府状態と漁民など住民の貧困、大国の海洋支配への反発が根本原因であり、この解決なくして「海賊問題」の解決はない。いまソマリアの近隣諸国は海賊対策で海上での警察力を強化しようとしている。憲法第9条をもつ日本の政府がまずなすべき事は、アフガン戦争以来、極めて安易になった列強の軍事介入に加担することではなく、アフリカ諸国の和平努力に協力し、沿岸諸国の自主的な努力に協力し、この地域の貧困と破壊を食い止めるためのあらゆる可能な平和的援助の努力である。
麻生内閣の「まず派兵ありき」の「ソマリア海賊対策」に反対する。
自衛隊法82条を適用した海上警備活動派兵は行うべきでない。
海賊対策に名を借りた憲法違反の派兵法「海賊処罰取締法」に反対する。
武力で平和はつくれない。軍艦の派兵ではなく、平和的な民生支援を。

以下、団体・個人の連名(第1次締め切り2月10日)
呼びかけ団体
アジア連帯講座/新しい反安保行動をつくる実行委員会/アンポをつぶせ!ちょうちんデモの会/「憲法」を愛する女性ネット/憲法を生かす会/市民運動ネットワーク長崎/市民自治を創る会(札幌)/戦争への道を許さない女たちの会さっぽろ/日本山妙法寺/VAWW-NETジャパン/ふぇみん婦人民クラブ/不戦へのネットワーク/平和憲法21世紀の会/平和を実現するキリスト者ネット/平和をつくり出す宗教者ネット/許すな!憲法改悪・市民連絡会/
賛同連絡先 FAX03-3221-2558 
            メール kenpou@annie.ne.jp

-----------------------------------------------------------
許すな!憲法改悪・市民連絡会
高田 健 <kenpou@annie.ne.jp>
東京都千代田区三崎町2-21-6-301
03-3221-4668 Fax03-3221-2558
http://www.annie.ne.jp/~kenpou/

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2009年1月18日 (日)

ガザ攻撃の計画はずっと前から

Subject: 【転載・転送歓迎】ガザ攻撃の青写真はずっと前から計画されていた
From: どすのメッキー
Date: 2009/01/15 21:28

 どすのメッキーです

 ガザの民間人の犠牲者数や、殺された子どもを抱いて泣き叫ぶ親の映像が報道されても、それだけでフェアとは言えません。

 今回の「紛争」が、ロケット攻撃で停戦を一方的に破ったハマス側に一義的責任があるという宣伝を打ち破らない限り、パレスチナの惨状に同情を示す人でも、悪いのはハマスだから、ハマスがまずロケット攻撃を止めないと、あるいはどっちもどっちだからわたし達は関われない、と無関心になってしまうのです。

 そして、今回の攻撃が、選挙で選ばれたハマスと市民を分断し、その上で軍事的に転覆させるために周到に用意されたものであることが、エレクトリック・インティファーダ(国際的に信頼されているニュース・ソースです)の最近の記事で論じられています。

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■ガザ攻撃の青写真はずっと前から計画されていた
【Blueprint for Gaza attack was long planned】
(By Jonathan Cook, The Electronic Intifada, 12/Jan./2009)
http://electronicintifada.net/v2/article10170.shtml

 週末に国連が提案した一時停戦案をイスラエルが拒絶したとき、イスラエルの軍事評論家は、次の段階、あるいは、「第3段階」と呼ばれることになるガザへの攻撃の性質を推測していました。

 第1段階では、何千もの目標を空から攻撃し、続いてガザの多くに軍隊を推し進める地上侵攻、そして第3段階では、これらの作戦が効果的に拡大されるでしょう。

 ネゲヴの基地で訓練を終えた何千人もの予備役兵が必要になります。ハマスの重要拠点ガザ市中心部に近い住宅密集地域の破壊と差押えが行われます。民間人の犠牲者が急速に増えると予想されます。

 第4段階としてのハマスの転覆、そしてガザの直接の再占領は、軍隊もイスラエルの政治的指導者も望んでいないように見えます。それは、経済的、軍事的負担が大きすぎるからです。

 イスラエルが、万一国連や他の場所での交渉を希望しないと決めれば、「弾丸を浴びせろ作戦("Operation Cast Lead")」は数日中に拡大されるでしょう。イスラエルの軍用機は、ガザの住民に切迫した危機の拡大を警告するチラシを撒きました。「わたし達の命令に従っていれば安全です」と。

 先週、イスラエルのエフード・オルメルト首相は、軍の作戦はこれだけではない、と警告しました。

 エフード・バラク国防相が、攻撃の早い段階で認めたように、それらのオプションは長い間準備されていました。彼は、彼と軍が少なくとも6か月間、攻撃のプランを練っていたと述べました。実際、攻撃の青写真は、もっとずっと前から描かれていた兆候が見られます。多分18か月前くらいから。

 アメリカに後押しされた主なライバル、ファタハによるクーデターをハマ
スが防いだのはその後でした。ファタハのガザ地区のメンバーがヨルダン川西岸地区を飛行した結果、バラク国防相は、小さな飛び地をイスラエルが長期間封鎖しても、ハマスは屈しないだろうと確信するようになりました。

 バラクは、電力と燃料を欠乏させるため、封鎖を延長しました。こうして圧力をかければ、ガザの人々はハマスに反発するようになるという筋書きは、広く受け容れられていました。しかしながら、それがバラクの軍事戦略の中心的な綱領なのかもしれません。誰だって、戦うなら、疲れたり、凍えたり、空腹になっていたりする軍隊(この場合、市民軍)と戦う方が楽だと知っています。兵士の家族や友人も飢えているならなおさらです。

 数か月後、バラクの忠実な代理人Matan Vilnaiは、次のように不名誉なコメントを発表しました。もしロケット弾攻撃が続くなら、ガザ「shoah」、つまりヘブライ語でホロコーストに見舞われるだろう、と。

「shoah」発言は直ぐに取り消されましたが、同時にバラクと彼の部は、内閣に軍事攻撃を含めた作戦を提案し始めていました。

 攻撃を開始した日、ガザ攻撃の指揮官Yoav Galantがイスラエルの攻撃について語ったところによれば、これら急進的な政策は、「ガザを数十年前に戻す」ことを目的として考えられました。

 地元メディアが3月に指摘したとおり、この計画は国際法に違反するにもかかわらず、ロケットが発射された付近の民間地域を砲兵射撃と空爆で攻撃することを求めました。バラクの法律顧問は、多分国際社会は見てみぬ振りをするだろうという期待の下、そのような制約をかわす方法を探していました。

 前線の初期の成功例は、警察署に対する空爆で、数十人を殺害しました。よく見落とされがちですが、国際法では、警官は実は非戦闘員と見なされます。

 しかし、イスラエルは、学校と同様、政府の建物、大学、モスク、そして
病院まで、一連の明らかな民間の目標を攻撃しました。イスラエルは、これらの公共機関と、孤立した飛び地の統治者ハマスの関係をあげ、攻撃の正当性を主張しましたが、支持を得られませんでした。

 軍事作戦の次の段階は、ガザ地域を、軍隊が何でもできる、そして、住民が脱出することが期待される「戦闘地域」と宣言することで、もはやそこは民間地域ではなくなり、どこを狙っても正当化できるようにすることでした。

 その政策は、空からチラシを撒いて、ラファやガザ北部のような地域から住民を追い出すキャンペーンとして、既に実行されました。過去数日にわたり、イスラエルの指揮官は、彼らがここで行った極端な暴力を自慢しています。

 ラファおよびガザ北部の最終的な目標は、テルアビブにミサイルが到達しないことを保証するため、エジプトへのトンネルが掘られたラファや、長距離ミサイルが発射されたガザ北部のような地域の大部分から人を消し去ることかもしれません。

 3段階目で、軍隊はさらに奥深く侵攻し、そのような戦術が一層拡大されるでしょう。帯状のガザ地域は、戦闘地域として封鎖されるかもしれません。住民は、主な居住センターに効果的に集められるでしょう。

 バラク国防相が1年前に彼の戦略を明らかにしたとき、シモン・シートリト内務相は、軍が「ガザの一角を爆撃して地図から消し去る(【訳註】
2008年2月10日、閣僚会議の後、同内務相は、民主的選挙で選ばれたハマスのイスマイル・ハニイェの処刑を力説した後、こう言った)」と示唆しています。第3段階が始まったら、イスラエルがそのような手段に訴えるかどうか、まだ分かりません。

(仮訳 どすのメッキー 14,15/Jan./2009)
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 独立した報道組織、エレクトリック・インティファーダが、昨年12月8
日、ガザの現状、とりわけ報道内容の偏りを指摘し、大メディアから見れば雀の涙ほどの資金65,000ドルの寄付募集を訴えた社告「2009年、エレクトリック・インティファーダがパレスチナの取材を続けるために力を貸してください(Help EI keep the light shining on Palestine in 2009)」の冒頭には、こう書かれています。

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 あなたがこれを読んでいる時、ガザ地区の150万人のパレスチナ人は、外部から食糧も医薬品も、燃料も手に入れることができません。ガザのパン屋は半分が店を閉じてしまいました。残りの半分も、家畜飼料でパンを焼いている有様です。これは自然災害の結果ではありません。イスラエル政府が政治的に意図した結果なのです。
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 ハマスのロケット攻撃が原因だ、ハマスの攻撃を止めないでイスラエルを非難するのは無知で感情的だ、と訳知り顔で教えてくれる人もいます。

 わたしは、そうして安楽椅子に座って批評している人に、静かに言いたい。この「紛争」の一義的な責任者は、国際法上も、道義上もイスラエルに他ならない、と。そして、この「紛争」は、国際社会が、18か月に及ぶイスラエルのガザ封鎖をこれまで見て見ぬ振りをしてこなければ、防ぐことができたかもしれないのだ、と。

 感謝と尊敬をこめて。

15/Jan./2009
どすのメッキー拝。

ブログ"sometimes alittle hope"も見てください。
 http://hope.way-nifty.com/a_little_hope/

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2009年1月17日 (土)

ガザ おかまり メディアに

Subject: [AML 23563] ガザ 私たちは殺戮に「否」と言ったか?
From: "OKA Mari"
Date: 2009/01/16 12:06

【転送・転載歓迎】

京都のおかです。
お知らせとお願いです。長文ですが読んでください。

ガザ市では市街戦が始まりました。
死者も負傷者もひたすら増加の一途をたどっています。
(フランスの「緊急ガザ」によれば、攻撃21日目、死者は1105名(子ども346、女性100)、負傷者5130(重態500)です。)

地元の京都新聞に寄稿しました。
『私たちは殺戮に「否」と言ったか?」というタイトルで、1月12日付け朝刊に掲載されました。

「アラブの会」の中村聡さんが、同会のWEB通信にアップしてくださいました。
http://arab-club.hp.infoseek.co.jp/kyotoshimbun.html

(中村さん、ありがとうございます。)

アフガン空爆のときは、朝日、京都新聞など、メディアの側から原稿依頼されました。

京都新聞はあのとき、専門を異にする識者5名(目取真俊(沖縄)、佐藤卓巳(メディア論)、おか(アラブ文学)、あと2名、忘れましたが、たぶん国際関係とかだったと思います)に寄稿を依頼、アフガン問題について連載をしました。

アフガンのときも、イラク戦争のときも、たとえば中東研究の専門家がテレビに呼ばれ、解説をしました。
でも、今回、そういうことがいっさい、ないように見受けられます。

まっとうな中東研究者がスタジオに呼ばれたら、イスラエルによる「封鎖・占領」こそが問題の根源であることを主張するでしょう。
ハマースのロケット弾攻撃を問題の起点にすえて、ハマースのテロVSイスラエルの自衛の戦いというマスメディアが設定した枠組みがいかに虚偽であるかを告発するでしょう。

それを敢えてしないマスメディアは、殺戮幇助をしていると言っても過言ではありません。
そこでみなさんにお願いです。

専門家、有識者のみなさん(なんの専門でもかまいません)、
自分からメディアに働きかけて、ご自身の専門の立場から、今回の出来事についての論考を新聞(とくに地元紙)に寄稿してください。
こちらから働きかけて、マスメディアに、別の意見を、別の論調を作りま
しょう。
そして、寄稿された場合は、その情報を寄せてください。

*千葉大学の栗田禎子さん(アラブ現代史)が、信濃毎日新聞に寄稿されたとうかがっています。
どなたか、栗田さんの論考をみなで共有できるようにしていただけたら、たいへんありがたいです。

宗教関係者のみなさん、
宗教者の立場から、現在の事態に対する意見を新聞等に寄稿してください。
団体としての見解を、イスラエル大使館に送るだけでなく、マスメディアで表明してください。また、関係者の方々は、宗教者にそうするよう働きかけてください。

市民のみなさん、
地元メディア、全国メディアにご自身の意見を投稿してください。
また、ネットで流れているような情報を掲載しないことで事実の隠蔽、殺戮幇助に加担しているマスメディアに抗議してください。

ガザで何が起こっているのか、攻撃の真の目的は何なのか、専門家の解説を載せろと地元紙、全国紙に要求してください。

きのうの朝日新聞は、攻撃開始後、イスラエル政府がプレスカードをもっている外国人記者にもガザの立ち入りを認めないので、ガザの中のようすを報道できないと、言い訳めいた記事を載せていました。

でも、イラク戦争が剣呑になり、爆弾テロや外国人の誘拐が頻発すると、全国紙は、いっせいにイラクから特派員を引き上げました。
記者にもしものことがあったとき、社の責任になるからです。
だから特派員は、エジプトのカイロ支局から、バグダードにいるイラク人助手に電話取材したものを記事として流していました。

ガザに入れないなら、なぜ、いま、同じことをしないのでしょうか?
ガザで起きていることを世界に知らしめるために、命を顧みずに、ガザにとどまった外国人活動家たちがいます。
ガザから発信し続けているパレスチナ人もいます。
10日の大阪の集会では、ガザ在住のパレスチナ人に電話連絡してその肉声を録音したものが紹介されました。
一般市民にできることが、なぜ、マスメディアにできないのでしょうか?

「ジャーナリズム宣言」をするなら、ジャーナリズムの責任を果たせと、新聞社に要求してください。
マスメディアは、「読者の反応」をとても気にします。

地元紙に働きかけてください。
地元紙は、地元の市民の存在を大切にします。

みなさんの声を、どうかメディアに届けてください。

最後まで読んでくださって、ありがとうございます。

おか まり

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2009年1月15日 (木)

ガザ アブデルワーヘルド教授

日時:2009年1月12日14:29

件名:12日のガザ最新情報

みなさんの努力と支援に感謝しています。家族も私も無事です。昨夜、攻撃目標になった小児病院は、ガザ市北部にある「ムハンマド・アル=ドゥッラ病院」だ。またUNRWAの学校が昨日、ハーン・ユーニスの町で、攻撃目標にされた。民間人こそ最大の被害者だ。

友人一家から今しがた聞いた話だ。引退した年配の元UNRWA職員の夫婦、アフメド・オスルフ(73歳)と妻のサミーラ(66歳)、そして娘のアリージュ(25歳)はアパートの8階に住んでいた。隣の建物の激しい爆風で床に叩きつけられ、破片がアパートのなかに。アパートはゆがんで危険な場所になってしまった!

もはやアパートは安全な場所ではない;多くの家族が彼らは隣のブロックの友人家族のもとに行った! ガザ市内にいる親戚や友人を頼って自宅アパートを去った。報道によれば、今日、7人が死んだ!死者の数は900人を超えた。公式の報道やメディアでは語られていないことだが、ガザの郊外にいくつもの遺体がある。しかし、イスラエル軍支配化の地域にあるため誰もそこにたどりつけないのだ!

書くチャンスがあればいつでも書くようにします。

【メールその33】

日時:2009年1月13日(火)11:14

件名:恐怖の夜

血まみれの夜だった。昨晩またイスラエルの地上攻撃があった!深夜1時半に始まり、6時45分まで続いた。またもうちの地区だった。戦車やヘリコプターに加えて、彼らは白リン弾も使った。地区全体が煌々と照らされた。

彼らは大工〔の工房?〕と家一軒のつごう2箇所を焼き、ほかの複数の場所にも被害を与えた。昨晩の攻撃は、3日前に行われた最初の攻撃にも増してすさまじかった! 救急車と消防車がようやく戦闘地域にたどり着けたのは7時、攻撃がすべて収まってからだった!

人々は脅え、さらに多くの家族がこの地区全体からガザ市内の別の地区へ逃げていった。だが、結局のところ、どこに行くというのだ。どこもみな狙われ、爆撃されるのだ。昨晩、ガザ市北部では複数の軍艦が爆弾を発射、15階建てのビルを破壊した! アル=アンダルス・タワーというビルだ。

彼らはまたガザ・ビーチにある夏の行楽地も攻撃し、焼いてしまった!アル=ジャジーラというところだった! どんなに控えめに言っても、地獄のような夜だったことは確かだ。夕べ、ガザで眠れた人間がいたとは思えない! 昨晩の負傷者についてはまだ分からない! 恐ろしい状況だ!

【メールその34】

日時:2009年1月13日0:10

件名:どうやって発信しているのか

ヨーロッパにいる友人の一人から質問があった。こんな状況、絶えざるずっと戦闘が続いている中で、どうやって電子メールを送っているのかと。

まず、かれこれ15日間、電気のない状況におかれている。飲み水もほとんどない。携帯は壊れていて、わずかにショートメッセージを送れるくらいだ。電話線はずっとOKだが、時々、通っていないことがある。この間、小さな発電機を使ってラップトップのパソコンを動かしている。

3日前、電気会社が変圧器と電線のメンテナンスをおこなったので、ふたたび電気が使えるようになった。水を上の階にある貯水槽に汲み上げた! とはいえ、電気は依然、来たと思ったら停電の繰り返しだ;2,3時間しか来ないときもあるし、10時間かそれ以上続くこともある。そのときに電子メールを送っている。まったくもって尋常ならざることだが、とにかく機会を見つけては世界に向けて発信することが、私にとっていちばん重要なことなのだ。

【メールその35】

日時:2009年1月14日1:16

件名:今夜のガザ

ガザは今、ちょうど深夜1時15分だ。今日は比較的静穏だったように思う!そう思うのだが、実際は、F16によるガザ市への空襲があり、またラファの国境地帯に対しても集中的な空襲があったのだ! まさに今、イスラエルの攻撃用ヘリがガザ市の南の地区に照明弾を投下している! 人道をめぐる状況は最悪に向かっている! 毎日、新たな日が訪れるたびに、死者の数も負傷者の数も、都市部、農村部の両方で破壊も増加の一途をたどっている。

環境についても言うまでもない。軍事作戦が終了するや否や、環境の危機が宣言されるだろう。そして、農業は完全にめちゃくちゃにされてしまった。

軍が作戦を展開しようと思うところはどこもかしこも、何百台もの戦車や軍用車が畑を走り回り、イスラエルの軍事用ブルドーザーが植物をなぎ倒し木々を根こそぎにしているのだ!

先のメッセージで、複数のUNRWAの学校が、家を失ったり、戦闘を恐れて家を逃げ出したパレスチナ人の避難所になっていると伝えた。今日、そのメッセージを訂正したい。現在、パレスチナ人が暮らしているUNRWAの学校は全部で33。どの学校にも120家族がいる(以前のメールでは120人と書いたが、そうではなく120家族だ)。UNRWAが毛布や一日3度の食事をこれらの家族に提供している。地元のNGOも複数、寄付に加わっている。

今日はまた、さらに何人かの外科医が病院を助けるためにガザに入ることを許された。一方、ノルウェーの医療チーム(外科医2名)はシファー病院の外科で何日か仕事をしてガザを去った。エジプト、ヨルダン、アルジェリア、サウジアラビア、スーダンからも医師たちが駆けつけている。スーダンのチームはスーダンの人々が献血してくれた血液バッグをもってガザに向かっている途中だ。

死者は、おおよそ1000の命である;負傷者は4300名以上に達している!死者のうち331人が子ども、99人が女性だ。遺体がいまだ瓦礫の下や野原にある者たちは含まれていない。今日、たとえば医療チームがようやく攻撃初日に亡くなった者の遺体にたどり着くことができた! ガザ市北部にあるジャバリーヤ難民キャンプ出身の92歳の老人の遺体だ。老人は白旗を掲げていた!

家族全員が行方知れずだったり、あるいは、家族のある者たちは行方不明、またある者たちは負傷したり、死亡したりといった家族について無数に話がある。

爆撃で身体に障害を負った子どもたちや女性たちの話にも事欠かない!ショックやトラウマで心理的な手当てを必要とする者たちについての話もある!通りのそれぞれにたくさんの物語があり、家族それぞれにもいくつもの物語があるのだ!

【メールその36】

日時:2009年1月14日(水)9:48

件名:ガザからグッド・モーニング

昨晩のヘリコプターと戦闘爆撃機F16による監視活動にも爆撃活動にも何の変化も見られなかった;狙われたのは主に民間人の住まいだ!

たとえば、アル=ナーセル地区では夕べ、5軒の家がF16に攻撃された。そのうちの一軒は、ガザのイスラーム大学(IUG)の渉外部職員の家だった。

ゼイトゥーン地区でも住宅が攻撃目標にされた! 昨晩、F16のミサイルがシュイフ・ラドワーン墓地に着弾した! 彼らはあと、どこを破壊するつもりなんだ!

ある医者から言われたのだが、何百人もの負傷者たちが二度と回復することもなければ、ふつうの暮らしに戻ることもないという! ある15歳の少女のヴィデオを見た。少女はひざの上から両脚、切断されていた。もう一人の少女は片脚しか残っていなかった、そしてほかの少女たちは・・・・・・外科手術室のキャパシティは限られているし、使える設備も貧弱なので、 健康をめぐる状況はどんどん悪化している。パレスチナ人の外科医を支援しにアラブ諸国といくつかのヨーロッパの国々から駆けつけた60名から70名の医師たちが助けになってくれているが、しかし、それでもなお、ガザにはいかなる治療も受けることができ
ないでいる

負傷者たちがいる・・・・・・また、13人の救急医が、勤務中に命を落とし
た;何台もの救急車が、負傷者を救出し遺体を避難させようとして撃たれている! ぜんぶ感嘆符つきだ!

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ガザ 田中宇

★ガザ戦争で逆転する善悪
━━━━━━━━━━━━━

 ガザ地区とイスラエルとの間は、フェンスと地雷原が設けられた境界線によって隔離されているが、ガザの北端にある境界線からイスラエル領内を2キロほど北上した場所に「ヤドモルデハイ」という、牧畜と養蜂を営んでいるイスラエル人のキブツ(農業共同体村落)がある。ヤド・モルデハイは、ヘブライ語で「モルデハイを記念する」という意味だ。モルデハイとは、第二次大戦中の1943年にワルシャワのゲットー(ユダヤ人居住区)で、強制収容所送りに反対してドイツ軍に立ち向かう蜂起の指導者だったユダヤ人青年、モルデハイ・アニーレビッツ(Mordechaj Anielewicz)のことである。

 モルデハイは、ワルシャワ・ゲットー蜂起の中で行方知れず(戦死または自害したと思われている)となり、蜂起を生き延びた5万人のユダヤ人の多くは、トレブリンカなど強制収容所に送られた。モルデハイは、ユダヤ人社会、特にシオニスト(イスラエル建国支持者)に英雄視され、1943年末にポーランド出身者が中心に作った上記のキブツに、モルデハイを記念する名前がつけられた。1948年にイスラエル国家が独立宣言した直後、第一次中東戦争が起こり、キブツの周辺もエジプト軍とイスラエル軍との戦場となったが、イスラエル軍はエジプト軍をガザに追い出し、キブツ周辺に住んでいた無数のパレスチナ人が難民としてガザに強制移住させられた。
http://en.wikipedia.org/wiki/Mordechaj_Anielewicz

 ヤドモルデハイのキブツの丘の上には、エジプト軍に空爆されて廃墟となった給水塔が、今も戦争記念碑として立っている。そのとなりには、手榴弾を右手に持つモルデハイ・アニーレビッツの銅像が立っている。この2つの記念碑が意味するところは「ユダヤ人は欧州のゲットーで蜂起してナチスと戦い、建国後はエジプトなどアラブ諸国と戦った末に国土を獲得した。この闘争精神を忘れるな」ということだろう。この精神は、イスラエル社会の全体に浸透している。
http://en.wikipedia.org/wiki/File:Yad-Mordechai-Anilevich-memorial-1.jpg
http://en.wikipedia.org/wiki/Yad_Mordechai

 イスラエル人は、ゲットーやナチスの強制収容所からの解放を目指して戦ってきたはずなのだが、今のイスラエルは「ナチスと戦う人々」から「ナチスそのもの」へと、「正義」から「悪」へと転換してしまっている。ワルシャワのゲットーから脱出してイスラエルを建国した人々は、もともと住んでいたパレスチナ人をガザに押し込め、ガザにゲットーを作ってしまった。

▼ガザで戦争犯罪を繰り返すイスラエル軍

 ガザ地区に侵攻したイスラエル軍は1月4日、ガザ市街のはずれにあるゼイトン(Zeitoun)の町を占領した。イスラエル軍は、住民の中のサモウニ一族(Samouni)の若者3人を尋問した後、この一族が利敵行為をしそうだと考えたらしく、一族の約110人の老若男女を、一つの建物に押し込め、出てこないよう命じた。そして翌朝、イスラエル空軍がこの建物を空爆し、30人が殺された。負傷者を救出するため、赤十字の救急車が現場に向かったが、イスラエル軍の攻撃を受け、4日後まで現場に行けなかった。国連の人権高等弁務官は、この事件に対する真相究明を開始すると表明した。国際赤十字は、救急車を攻撃し、空爆で負傷した市民を放置したイスラエルを非難した。
http://news.antiwar.com/2009/01/09/report-israel-forced-civilians-into-single-house-repeatedly-bombed-it/
http://www.nytimes.com/2009/01/06/world/middleeast/06scene.html

 またイスラエル軍は1月6日、ガザ北方のジャバリア難民キャンプで国連が運営していた女学校を空爆した。国連施設であるためイスラエルに空爆されるおそれが低いと考えられていた女学校には千人以上の住民が避難しており、3発の空爆で46人の避難民が殺された。国連はイスラエル軍に、女学校を含むすべての国連施設の詳細な場所を連絡してあったが、それでも空爆された。
http://www.geopoliticalmonitor.com/content/weekly_forecasts/2009-01-12/israels-losing-pr-war-january-12-2009/

 イスラエル軍は当初、女学校に潜んでいたハマスの部隊が攻撃してきたので反撃しただけだと釈明し、動画まで用意して発表したが、現場にいた国連要員が、ハマスの部隊を女学校に入れたことはないと反論した。発表された動画は、何年も前に他の学校を撮った映像だった。ウソがばれたイスラエルは「女学校の近くからハマスが攻撃してきたので反撃したが、爆弾の着地点が少しずれて女学校に当たってしまった」と言い直した。
http://news.antiwar.com/2009/01/11/israels-re-revised-story-attack-on-un-school-was-a-malfunction/

 イスラエルは、人道上問題がある白リン弾を今回ガザで使用した件でも、世界から非難されている。またイスラエルは「ハマスが停戦延長に応じなかったので侵攻せざるを得なくなった」と説明していたが、実は開戦2週間前の12月14日、ハマスがイスラエルに停戦延長を提案したのに、イスラエルは断っていたことが、和平交渉を仲裁する米カーター元大統領の陣営による調査によって判明した。カーターは「イスラエルが戦争を回避したければ、簡単にできたはずだ」と述べている。イスラエルのガザ侵攻は自衛ではないことが、しだいに確定しつつある。
http://atheonews.blogspot.com/2009/01/israel-rejected-hamas-cease-fire-offer.html
http://www.dailystar.com.lb/article.asp?edition_id=10&categ_id=2&article_id=98899

 1月上旬に相次いで起きた、これらの戦争犯罪的な事件や暴露を機に、世界の世論は、それまでの「ハマスなどイスラム主義武装勢力が悪であり、イスラエルは自衛しているだけ」というものから「イスラム主義勢力との戦いを口実にガザの市民を大量殺害しているイスラエルは極悪だ」というものに転換した。

 これまでは親イスラエル的だった米国のマスコミは、イスラエル非難の記事を載せ始めた。中東問題に関する極右言論で知られるウォールストリート・ジャーナルでさえ、1月10日に「イスラエルは、ハマスによる小さな攻撃を口実に大規模なガザ侵攻を行い、市民を無差別に攻撃した。これは自衛策として正当化できるものではない。戦争犯罪など、重大な国際法違反である」とする記事を出した。
http://online.wsj.com/article/SB123154826952369919.html

 1月10-11日には、西欧など世界中で、イスラエルの戦争犯罪を非難する市民のデモや集会が開かれ、いくつかの西欧諸都市では10万-20万人規模の市民が集まった。ブッシュ政権への気遣いを口実に、ガザ侵攻について沈黙してきた就任間近のオバマ新大統領に対しても、看過するなという世論の圧力が強まった。「オバマは、11月のムンバイテロを非難したくせに、今回のイスラエルの戦争犯罪には黙っている。ブッシュと同じだ」という批判も出た。
http://www.latimes.com/news/nationworld/world/la-fg-gaza-obama7-2009jan07,0,5174045.story

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ガザ 広河隆一 メディア関係者へ

DAYS JAPAN編集長 フォトジャーナリスト
広河隆一

ガザ報道に携わるメディア関係者及びその報道に接する人々へ

私はこの40年間、中東問題を専門に取材・発表してきました広河隆一といいます。岩波新書「パレスチナ新版」、「広河隆一アーカイブス・パレスチナ1948NAKBA」DVD(30巻・45時間)を発表し、月刊誌「DAYS
JAPAN」の編集長をしています。

私は今回、メディアのガザ報道について、看過できない点が多くあり、大勢の人々が亡くなっている事件でもあるため、それについて私の意見を申し上げたくて、この文章を書きました。

1 イスラエルによるガザ攻撃の原因はハマスが作ったという報道について。
「ハマスは自爆テロで90年代から数百人のイスラエル人を殺害、ガザからイスラエルへのロケット弾攻撃をくり返し、イスラエル軍の報復攻撃を招いた」(朝日新聞2009年1月6日 時時刻刻 きょうがわかる 「なぜガザを狙ったのか」)

2  地球防衛家のヒトビト(朝日新聞4コマ漫画2009年1月8日)
内容は、まず小さな子が大きな子に「コノヤロー ポカ」と殴り、次のコマで大きな子が「あっ いてー やったなー おかえしだーっ ポカ」と殴り返し、それを大きな子の父親が見て「ワッハッハ」と笑い、3コマめでその父親が「相手が手を出してきたら100倍にして返してやれ」「ワッハッハ」と笑い、4コマめで、ポカポカ殴り続ける大きな子とあおる父親を見て、「まるでアメリカとイスラエルのような親子だな」と夫が言い、妻が「笑ってないで止めてやりなよ」というと言うものです。
この漫画はよくできていると思いました。しかし最初に手を出すのが「パレスチナ側」と描かれています。

こうした考えは、朝日新聞だけでなく、ほとんどのメディアに共通しています。イスラエルは自爆攻撃やロケットの攻撃で大変な犠牲を払い、たまりかねて今回の空爆と侵攻に及んだ、となっています。しかし事実はその通りなのでしょうか。アメリカ政府も「ロケット弾攻撃が中止されない限り、イスラエルは攻撃を停止する必要がない」と言ってきました。朝日の解説記事では、自爆攻撃がハマスのせいのように書かれていますが、実際のところ自爆攻撃はハマスだけでなく、ファタハやそのほかの勢力によっても行われました。
またそれらの自爆攻撃も、いつも理由なしに殺戮を目的として行われているわけではありません。日本のメディアは「自爆テロ」と呼びますが、「自爆テロ」という言葉は、日本の造語で、英語では「自爆攻撃」「自殺攻撃」と呼びます。攻撃対象が占領地の中のユダヤ人入植地や検問所のイスラエル兵であった場合などは、海外では「テロ」とは呼ばない場合が多いのです。もちろん市民を対象とした自爆攻撃も多くあり、それがテロであることは言うまでもありませんが、その引き金をイスラエルが引いた例も多くあります。
つまりパレスチナ側がイスラエルに殺害されて、その復讐で自爆攻撃を行った場合が多いのです。
だからイスラエル人が一方的にハマスの暴力にさらされてきたという解説のし方は、占領という暴力の中で、大勢のパレスチナ人が殺害されてきた事実関係を調べていないことになります。

次にロケット攻撃の問題です。今回のガザ攻撃の理由となったのが、ハマスのロケットであると、各紙、テレビ局が報道しています。しかしイスラエルがロケット攻撃を一方的に浴びたかのような朝日新聞の解説に反して、ガーディアン紙、AFP通信、ロイター通信などは、砲撃がイスラエル軍の挑発によるものだった例を報じています。たとえばAFP通信を紹介しましょう。
「イスラエル軍が(2008年11月)4日夜から5日朝にかけてガザ地区に侵入し、ハマスと戦闘になり、ハマス6人が殺害された。その後イスラエル軍の空爆により、ハマスにさらに5人の犠牲者が出た。ハマスは4日から5日にかけて、ガザ地区からイスラエル南部に向けて、ロケット弾と迫撃砲弾合わせて53発を発射したと発表した」(2008年11月5日、AFP通信)
「(2008年12月)23日夜にパレスチナの戦闘員3人がイスラエル軍に
射殺されたことを受け、パレスチナ自治区のガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスなどが、23日から24日にかけて、イスラエル領内に向けてロケット弾70発以上を発射した。イスラエルとパレスチナ当局者によると、ロケット弾の一部はガザの北13キロのイスラエル・アシュケロンの住宅などに着弾したが、負傷者はいない」(2008年12月25日、AFP通信)
 
ではロケット弾で、イスラエル側に大変な犠牲が出ているために、今回のガザ攻撃が行われたかのように伝えられている点については、正しいのでしょうか。それほどハマスのロケット弾はイスラエルに多大な犠牲を与えたのでしょうか。

パレスチナ側の犠牲者について述べると、2006年1月のガザにおけるハマスの政権支配以降、今日のガザ空爆直前までのイスラエルの攻撃によるガザのパレスチナ人死者数は、446人です(英ガーディアン紙)。一方のイスラエル側は、ロケット弾でどれだけの犠牲者を出したのでしょうか。
 同じ時期、2006年1月以来、今日のガザ空爆直前までのガザからのロケット弾によるイスラエル人の死者数は、イスラエル首相官邸ホームページを見
ると次のとおりです。http:
//www.pmo.gov.il/PMOEng/Communication/IsraelUnderAttack/attlist.html
(場所の名前をクリックすると、詳細が表わされます)
 2006年11月21日 1人
 2007年 5月21日  1人
       5月27日  1人
 2008年 2月27日  1人
        5月12日  1人
                 計 5人 
このほか迫撃砲により2004年から2008年12月までに2人が死亡しているということです。また同時期の負傷者数は、同じイスラエル首相官邸のホームページでは1人でした。特筆すべきは、イスラエル空爆までの半年間に、ハマスのロケット弾による死者は1人も出ていないということです。

ロケット攻撃がイスラエル人にとって恐怖でないと言うつもりはありませんが、それを記事にするなら、大勢の犠牲者を出し続けたイスラエルのミサイルや砲撃、爆弾にパレスチナ人がどれほどの恐怖を抱いてきたかについても言及すべきでしょう。パレスチナ人446人が殺害されているときにイスラエルのロケット被害が5人であった情報を得ることは困難ではありません。イスラエル首相官邸のホームページを見ればいいのですから。それなのにハマスのロケット攻撃がイスラエルをガザ全面攻撃に踏み切らせたと解説するの
は正しいのでしょうか。パレスチナ側に千人近い犠牲者を出さなければならないほどの被害をイスラエルは受けたと言えるのでしょうか。
「ロケット弾攻撃を繰り返し、イスラエルの攻撃を招いた」という解説、す
べてハマスがまいた種、責任はハマスにあるといわんばかりの解説を、大手メディアが行っていいのでしょうか。

さらに言えば、ガザの報道をするときに、そもそもなぜこんな問題が起きたのかを、きちんと解説するメディアが非常に少ないことは、残念です。この間のガザ封鎖がどれほど非人道的なことで、人々はどれほど追い詰められた生活をしていたか、1967年から始まるイスラエルによる占領支配、そしてさらに1948年のイスラエル国家建設とパレスチナ難民発生(アラビア語で「大惨事」を意味するNAKBAという)から問題を説き起こす記事が非常に少ないのにも驚かされます。
ガザの犠牲者たちのことを正しく伝えなければならないメディアが、攻撃する側に追随したと思われても仕方ない報道をし、しかも問題の原因を無視している状態では、情報を受け取る側は、正しい判断ができなくなると思うのです。このような状態では、攻撃による被害者をどのように報じようと、大手メディアはイスラエルの攻撃と殺戮をどこかで後押ししているといわれても仕方がないのではないでしょうか。

ガーディアン紙の報道(2009年1月12日GMT7時49分)によるとパレスチナ人死者は少なくとも884人(うち半分は女性と子ども)、イスラエル人死者は13人(うち市民は3人)となっています。

この文章は、DAYS JAPANブログに掲載するとともに、メディア各
社報道部・外信部にファックスさせていただきました。

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2009年1月14日 (水)

ユダヤ人はガザ侵入に抗議する

国連安保理の決議を無視する形でイスラエル軍はさらにガザ中心部へ侵攻を続け、パレスチナ人の死者は800人に上るとの報道もあります。しかし、ザイトゥンで新たに見つかった犠牲者などを考えれば、現在分かっている犠牲者の数は氷山の一角でしょう。

 アウシュヴィッツ平和博物館が、9日、ガザへの攻撃の即時停止と和解を求める抗議文をオルメルト首相宛に送りました。

 同博物館は、福島県白河市で、ポーランドのオウシエンティム(「アウ
シュヴィッツ」はドイツ語の読み方)博物館の協力を得て、「アウシュヴィッツ」の事実はもとより日本の戦争犯罪の事実継承等の活動を通じ、平和推進活動を行っています。

 オルメルト首相への抗議文にある「アウシュヴィッツ最大の犠牲者の子孫が、今や圧倒的に優位な武力によって、明らかに弱体である隣人の命を奪い続けていることを、アウシュヴィッツで亡くなった方々はどう思われるでしょうか?」は、多くの方が持たれる疑問だと思います。オウシエンティムを一度だけ訪れた経験のあるわたしにとっても、理屈では納得できない部分です。

 ただし、ここで、わたし達が誤解してならないのは、ユダヤ人、イコー
ル、シオニストではない、ということです。今も、多くのユダヤ人が、ユダ
ヤの教えにのっとった真摯な抗議を続けています。世界を、パレスチナ人対ユダヤ人と言う図式に当てはめて考えてはならないのです。

*************************************************************

■ユダヤ人は、イスラエルのガザ侵入に抗議する
【Jews protest against Israeli invasion of Gaza】
http://www.interfaith.org/2009/01/08/jews-protest-israeli-invasion-of-gaza/
(8/Jan./2009 by David Masters Interfaith Online)

 世界中のユダヤ人は、すでに650人以上のパレスチナ人の命が奪われたイスラエルのガザ地区攻撃に抗議しています。

 アメリカの主要メディアに無視された、この見えない抗議は、シオニズムやシオニストによるパレスチナの抑圧、そして場合によってはイスラエル建国に反対するアメリカ、イギリス、そしてイスラエルの多くの人々の中で、決して少なくない規模に見えます。

 正統派(Orthdox judarism)のユダヤ人によると、シオニズム(ガザのシオン主義者の侵入)は、ユダヤ教の聖典トーラーに書かれたユダヤ教のあらゆる原則に反します。

 正統派のウェブサイト
"JewsAgainstZionism.com"(http://www.jewsagainstzionism.com/
は、こう説明しています。「シオニズムは、ユダヤ教の教えとその戒律を空しい愛国心と武力にすり替えるためにつくられたものです」

 「ユダヤ人は、神によってのみ救済されるものであり、そのとき世界中に平和がもたらされる、とわたし達は信じます」

 「シオニスト達は、自らが手にした力、物理的で人工的な力だけを信じているのです」
 エルサレムでは、何十人もの厳格な正統派のユダヤ人達が「シオニストのテロリストによるガザの虐殺を止めよ」と書いたプラカードを読み上げながら、今日も立っています。

 彼らは、伝統的な黒いガウンと帽子を着て並んで抗議しながら、イディシュ語で「助けて(Geveld!)」と叫びました。

(仮訳どすのメッキー 10/Jan./2009)
*************************************************************

 ユダヤ教について、わたしは多くを語ることができませんが、大好きな作家アイザック・バシェビス・シンガーの作品の基調となっている、わたし達から見ると一種異質な、それでいて魅力的な世界観と、今イスラエルが行っている行為が、まったく結びつきませんでした。

 ポーランドで幼少時代を過ごしたシンガーは、アメリカに移住してから作品を書き始めましたが、原文はすべてイディシュで書かれています。彼は後のノーベル文学賞を受賞し、世界中で作品が読まれるようになりましたが、イディシュ語で書くスタイルは、終生変わりませんでした。イディシュは、11世紀ごろから東ヨーロッパに住むユダヤ人だけが使い始めた特別な言語で、独特なヘブライ文字で記述されます。その言葉を使う人々のほとんどは、第二次大戦中亡くなりました。

 エルサレムで抗議するユダヤ人がイディシュを使うのは、とても重い意味があります。それは、彼ら自身の言葉で、同じユダヤの同胞であるイスラエル人ひとりひとりの心を動かしたい、と真剣に願っているからではないでしょうか。

 わたし達も目の前のひとりの心を動かすことができなければ、状況を変えることはできません。わたし達の抗議の言葉が、それだけの重みを持っているか、不特定多数に呼びかけるだけで満足していないか、反省すべきかもしれません。

10/Jan./2009
どすのメッキー拝。

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2009年1月13日 (火)

ガザ 「南ドイツ新聞」論評記事

イスラエルのガザ戦争が、増々残酷になってきていますが、昨日の
わたしの投稿に並行するようなテルアビブからの論評がありましたので、
急ぎ翻訳しました。この論評は社説とは違い、言葉が切り詰めて
書かれていますが、現場からのものですから鋭さがあります。
またドンドン転送、転載お願いします。
よろしく。

----------------------------------
 以下は『南ドイツ新聞』に、2009年1月12日(月曜)付けで掲
載された論評記事の翻訳です。テルアビブからドイツ人記者が、イスラ
エルのガザ戦争を真っ向から批判し、さらに背景にある核問題にも踏み
込んだ優れたものと考え翻訳しました。来週のオバマ大統領就任にとも
なう変動を前に重要です。「訳責、梶村太一郎」と明記して転送、転載
して下さって結構です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
以下翻訳。( )内は訳注。
(原文); http://www.sueddeutsche.de/politik/335/454020/text/

(見出し)イランへの血まみれの警告
(小見出し)イスラエルのガザ地区での戦争は対ハマスだけではなく、
対イラン代理戦争である

トルステン・シュミッツ(テルアビブ)

(本文)

 イスラエルは自らの存在が脅かされていると見ている。過去8年間に
ガザ地区から発射された11000発の榴弾は、占領地のヨルダン川西
岸ではなく本国領のユダヤ人居住地に着弾している。

 イスラエルを破壊しようとし、イランによって訓練され資金が出されているハマスのロケットテロは、イスラエルの武力抑止能力を弱めるものだ。そこでイスラエルは、世界で最も装備された軍隊をもって、ハマスに叱責を与えているが、同時に自らを袋小路へ向けて爆撃している。

 この国は基本的な問題3点への正解を出さないまま戦争へ踏み込ん
だ。戦争を始める者は、まずはそれまでに軍事力投入なしに目的に達する可能性を追究すべきである。加えて、戦争遂行は均衡を保持しなければならない。

 そして戦争は目的に到達できるチャンスを孕んでいなければならな
い。これら3点の全てでイスラエルは無力である。イスラエルは、決してハマスと対話しようと試みなかったし、820人のパレスチナ人の死者と13人のイスラエル人の死者が、これを物語っているし、政府は今日まで、具体的な戦争目的をしぼっていない。

 イスラム教徒のゲリラに対する戦闘に際し、イスラエルは国際的な停
戦の呼びかけに対して鈍感だ。この国とその政治家たちは内に閉じこもり、ために批判は跳ね返されてしまっている。陸海空軍の容赦のない投入をイスラエルは正当だとみなしている。

 彼らの民間人の戦争犠牲者への憐憫の情の欠落には恐るべきものがある。それは、イスラエルが孤立さされていると感じ、自分以外は誰をも信じないことに由来しているのかもしれない。ある将校は、「軍は『非常に暴力的』で、どのような手段にも怯えることはない、兵士の命を守ることはパレスチナ市民よりも重要であるからだ」と認めている。こう
して、イスラエルのハマスに対する戦争は、また民間人住民に対する戦争にもなっている。際限のない苦難は、すでに際限のない憎悪を呼び起こしている。これがもたらす損害は量り難いものだ。

 イスラエルはこのことをを自覚しているが、にもかかわらず他の逃げ
道を知らない。国際的な批判に対するこのようなイスラエルの単独行
動、頑固さと感覚麻痺にはさらに別の理由がある;イスラエルはガザ地
区でイランに対する代理戦争を行っているのだ。

 ガザ地区のハマスとレバノンのヒスボラの民兵はイランの前哨だ。イ
スラエルのガザ戦争とは、アメリカの援助無しでもイランの核施設を攻
撃するであろうとの、イスラエルのテヘランへの血まみれの警告でもあ
る(訳注)。エルサレムでは、ハマスの件と同様に、イランに関しても孤立しているとの感情が宣言されている。

 イスラエルは国際的な国家共同体の試みが失敗をしたと見ている。警告や制裁措置を無視してイランは、核計画を不動に継続している。イスラエルは、そこに存在を脅かす大きな危機があると見る。イランを核兵器保持から切り離す成果をもたらしていない西側世界の試みが、イスラエルをして、その生存をかけて闘かわねばならないと頑強にしている。

 バラク・オバマ次期アメリカ大統領が、テヘランと外交的な対話を始
めたいとしていることが、エルサレムでは驚愕をもって受け止められ
た。そこで、政府は大統領政権移行期間の危険な政治的真空期間を利用して、ハマスに対する戦争へと踏み込んだ。これはまた、テヘランに対する宣戦布告としても解釈出来るのである。

 世界中で反ユダヤ主義と反イスラエルの潮流の強化を促しているガザ戦争が無意味であることは、ハマステロリストのロケット攻撃が継続しているところに現れている。イスラエルがハマスを壊滅できると信じる
のはナイーブである。彼らの戦闘員はイスラエルの部隊を恐れはしな
い。なぜなら死は殉教として美化されているからだ。

 ハマスにとっては、存在するためにイスラエルの戦争が必要だ。イス
ラエルは、これまでハマスに対する闘いで最も重要な武器を投入していない;すなわち、言葉、折衝、外交、境界の開放だ。しかしながら遅か
れ早かれ交渉はなされなければならない。願わくば早期に。

(訳注)イスラエルが昨年、ブッシュ政権に対して、イランの核施設を
破壊する軍事協力を要請したが、拒絶されたとの11日付ニューヨーク
タイムスの報道がある。なおHPにある文中の小見出しは、新聞掲載記事
には無いため訳出していない。

(『南ドイツ新聞』2009年1月12日掲載記事、訳責;梶村太一郎)
 

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2009年1月12日 (月)

高知白バイ事件 ビデオとフリートーク

12月にテレビ朝日が放映した、高知白バイ事件の疑問の数々、家族の哀しみと怒り、片岡晴彦運転手が収監されるまでを追った、ビデオを見ます。

残念ながら、高知では放送されませんでしたが、その反響は大きく全国的な関心を引き起こしています。高知県警はもとより、日本の司法の実態をこれでよいのかと、国民に問いかけています。

ぜひ、ご一緒に見てください。そして、フリートークにご参加ください。

*日時  1月16日(金) 午後6時30分

*場所  伊勢崎教会  (高知市伊勢崎町 入明立体交差北)

*連絡先 伊勢崎教会 875-5983

                サロン金曜日 saron.kinyoubi@ymail.plala.or.jp

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ガザ 医療従事者

■医療従事者は警告する、電気が止まれば子ども達は死ぬ
Medics warn of Gaza child deaths as hospitals run out of electricity
(By Victoria Ward In Jerusalem, MIRROR.CO.UK.NEWS, 10/Jan./2009
http://tinyurl.com/9fazza
(上記URLは、TINYURLを使った短縮版)

 医療従事者は昨夜、ガザの病院が電気を使い果たせば、幼児は死んでしまうと警告した。

 パレスチナの帯状の広範囲の地域が、イスラエルの爆撃によって電力がないままになっている。

 病院関係者は、予備の発電機を動かすのに必要な燃料が不足していると警告している。
 ガザ市のナサ病院の関係者は、とりわけ、集中治療で生きるため闘っている幼児の運命について心配している。

 一人の医師は言う。「燃料はあと2日しか持たない」

 燃料を使い果たせば、少なくとも6人の子ども達が数日中に死んでしまう。

 砲撃が続いているため、治療が必要な多くのパレスチナ人は脅えて病院に向かおうとせず、ほとんど手遅れになってしまう。

 ナサ病院の医師は付け加えた。「人々は、赤ん坊が危篤になってからでないとわたし達のところへ連れてこない」

「4日前、生後11か月の乳児が髄膜性敗血症(meningococcal septicaemia)
で運び込まれた。症状が進んでいて、3時間後に亡くなった」

「妊婦は必要な気遣いを受けていない」ガザ最大の病院アル・シファ病院の彼の同僚の一人は言った。彼は、英国のボランティア団体「セイブ・ザ・チルドレン」に語った。「妊娠している女性が病院に通えない。そうすれば胎児は死んでしまう。誰にでも分かるはずだ」

 ガザの病院には2000床以上のベッドがあるが、負傷者は3100人を超えている。しかも、140台の救急車の半分は使い物にならない。

 さらに昨日(【訳註】1月9日のこと)、イスラエルが民間人110人を避難所に包囲して砲撃したと国連が抗議した通り、集中的な砲撃があり、30人が殺された。

 国連人道問題調整事務所(OCHA)は、ガザ市の東南ザイトゥンで起きた事件を、「最も重大な」事件と言及した。

 いくつかの証言によれば、1月4日、イスラエルの歩兵はザイトゥンのひとつの住居に約110人のパレスチナ人を避難させ、中でじっとしているように警告した。その半分は子どもだった。そして、「24時間後、イスラエル軍はその家に繰り返し砲弾を浴びせ、約30人を殺害した」

 生き延びた人たちは1マイルもさ迷ってやっと病院を見つけてたどり着いた。その後3人の子どもが死んだ。イスラエルはこの事実を否認している。

 昨日も、イスラエルとハマスは国連の停戦決議を無視し、戦闘の手を緩めることはなかった。

 イスラエルの1回の攻撃で5階建ての建物が崩壊し、一人の乳児を含む7人が殺された。

 イスラエルによると、ハマスは30回のロケット攻撃をしたと言う。

 パレスチナ人の中には、家族全滅を避けるために。子どもを親とはなれた別の隠れ家に避難させている者もいる。

 4歳の子どもの父親Abdel Karim Ashour(51歳)氏は「多くの家族が同じよなことをしている。最悪でも家族全員が殺されないように、できることはこれくらいしかない」と語った。

 パレスチナ人の犠牲者が770人、イスラエル人の犠牲者が14人に上り、状況は一層悪化していると、救援従事者は述べた。「セーブ・ザ・チルドレン」のSalwa Tibi(43歳)氏は「父の家の近くにあるモスクが爆撃され、2人の子どもが殺された。近所の2人も殺されたのに、墓をつくってやることもできない」と語った。

 爆撃は続いている。

 Elena Qleinbo(49歳)は加えた。「恐ろしい。5万人以上が避難を余儀なくされている。救援に来たわたし達でさえ、どうしていいか分からない」

 昨日、エジプトとヨルダンで、イスラエルに抗議するデモが暴徒化したそうだ。

(仮訳どすのメッキー 11/Jan./2009)
************************************************************

 メールで配信していない情報も、ブログに載せています。
 是非ブログもご覧下さい。

11/Jan./2009
どすのメッキー拝。

ブログ"sometimes alittle hope"
http://hope.way-nifty.com/a_little_hope/

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ガザ どこもかしこも死

****** 転送・転載歓迎 ***********

【メールその31】
日時:2009年1月10日(土)20:31

件名:ガザ攻撃15日目

どこもかしこも死で覆われている。昨晩の空襲は70回以上、さらに今日は30回!これらの空襲で何百人もの子どもたち、女性たちが死んだ!

あなたがたには想像できるまい、このすさまじい破壊の姿を。人々は継続する爆撃になす術もない。爆撃された建物の瓦礫の下敷きになって、一家全滅した家族がいくつもある!

複数の戦車がガザ市に向かってゆっくりと移動している。夜はただひたすら恐ろしく、夜明けの光を目にすると子どもたちは歓喜の声を上げる!子どもたちは続けて何時間も眠ることができない。こっちで空襲、あっちで砲撃、遠くで激しい機関銃の音という状況なのだから。今、F16が私たちの頭上を飛んでいる。

ガザ市全体が食糧難に陥っている;当然のことながら果物や野菜などまったくない。

電気と水の状況も依然、ひどい。今日、ガザのいくつかの地域で2時間、電気が供給された!ガザは人道的・環境的危機の限界にある!健康をめぐる状況も貧弱な病院も崩壊しつつある!時折、自分のまわりで起きていることをことばにできなくなることがある!

アブデルワーヘド教授

ガザ・アル=アズハル大学

教養・人文学部英語学科

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2009年1月11日 (日)

イスラエル政府支援企業

主なイスラエル支援企業
Starbucks
(スターバックス・コーヒー)
スターバックスの会長ハワード・シュルツは、イスラエル軍がパレスチナのジェニン、ナブロス、ベツレヘムなどに侵攻し破壊と虐殺を欲しいままにしていた 2002年 4月、シアトルのシナゴーグにおいて、パレスチナ人を非難しイスラエルへの支持を訴えるスピーチを行い、観客からスタンディング・オベーションによる喝采を受けたとのことです。

スターバックスの会長ハワード・シュルツは活発なシオニスト (用語解説) です。1998年には、彼のシオニズムへの貢献を讃え " The Jerusalem Fund of Aish HaTorah " から " The Israel 50th Anniversary Tribute Award "(イスラエル50周年記念賛辞賞)が授与され、イスラエル外務省も彼のイスラエルに関するPR活動を賞讃しました。

■ 参考サイト
・BOYCOTT ISRAEL CAMPAIGN:Starbucks

《付記》
日本においてスターバックス・コーヒーを展開しているのは、株式会社サザビーです。株式会社サザビーの代表取締役・鈴木陸三氏は、石原慎太郎氏の学生時代からの友人であり選挙参謀でもあったという経歴の持ち主です。株式会社サザビーは、スターバックス・コーヒーの他に、

SAZABY (サザビー)
Afternoon Tea (アフタヌーン・ティー)
アニエス b.

なども手掛けています。

■ 参考サイト
・株式会社サザビーが経営するブランド
・鈴木陸三インタビュー(オリジナルはリンク切れのため、キャッシュ)

スターバックス・コーヒーは、フェア・トレードの観点からも、コーヒー豆生産者に対する容赦ない搾取ぶりによって批判されています。

■ 参考サイト
・スターバックス・ボイコット・キャンペーン

 McDonald's Restaurant
(マクドナルド)
マクドナルド会長兼 CEO の Jack M. Greenberg は、シカゴのアメリカン・イスラエル商工会議所の名誉会長です。

またマクドナルドは、 様々な活動や資金援助を通じてイスラエルを支援する " Jewish United Fund "(ユダヤ人基金) 及び、" Jewish Federation "(ユダヤ人協会)の主要な企業パートナーだとのことです。

" Jewish United Fund " と " Jewish Federation " は、イスラエル政府がパレスチナ人を追放して略奪した地域を開発するための資金も提供しています。

マクドナルドは、アメリカ政府が 2001年のアフガニスタン攻撃時にプロパガンダとして行った、恥知らずな「上空からの食糧ばらまき作戦」( " Humanitarian Daily Ration " 人道的配給)にも参加していたとのことです。 参考サイト(キャッシュ)

■ 参考サイト
・BOYCOTT ISRAEL CAMPAIGN:McDonald's Restaurants
  Coca-Cola
(コカ・コーラ)
コカ・コーラ社は、イスラエルに対する様々な形での援助に対して、イスラエル関連団体やイスラエル政府から表彰されています。

またコカ・コーラ社は、イスラエル政府がパレスチナ人から略奪した土地に工場を建設する予定です。そこにはすでに、インテルの工場があります。建設予定地の al-Manshiyya 村では、イスラエル政府によって 300軒あった家が全て破壊され 2000人のパレスチナ人が追放されました。

コカ・コーラ社の製品は多肢に渡りますが、まず、コカ・コーラが販売されている自動販売機で売られている商品がコカ・コーラ社のものであると判断できます。店頭では商品ラベルを確認すれば判断できます。日本で販売されている代表的な商品としては、

コーラ、ファンタ、スプライト、爽健美茶、ジョージア(コーヒー各種)、リアル・ゴールド、アクエリアス、紅茶花伝、Qoo、ミニッツ・メイド(フルーツ・ジュース各種)

などがあります。詳しくは「製品一覧」を御覧下さい。

・製品一覧

■ 参考サイト
・BOYCOTT ISRAEL CAMPAIGN:Coca-Cola

コロンビアにおけるコカコーラ社の人権侵害については 「コカコーラ製品を避けましょう」 をご覧下さい。

 Estee Lauder
(エスティ・ローダー)
エスティ・ローダーの会長ロナルド・ローダーは、熱烈にして活発なシオニスト活動家 (用語解説) です。彼は、イスラエルによるパレスチナの軍事占領への強硬な支持を広言してきました。また、パレスチナ難民の故郷への帰還も許してはならないとの立場を貫いているとのことです。

エスティ・ローダーの関連ブランドには、Clinique(クリニーク:コスメ関連)、DKNY(ダナ・キャラン・ニューヨーク:ファッション関連)、Origins(オリジンズ:コスメ&リラクゼーション関連)、Tommy Hilfiger(トミー・ヒルフィガー:ファッション関連)などがあります。

■ 参考サイト
・BOYCOTT ISRAEL CAMPAIGN:Estee Lauder
 Nestle
(ネスレ)
ネスレは、その多額の投資がイスラエルへ多大な貢献をしているとして、1998年ネタニヤフ首相(当時)から "Jubilee Award" を授与されました。

ネスレの製品は多肢に渡りますが、代表的なものに、Nescafe(ネスカフェ:インスタント・コーヒー)、KitKat(キットカット:チョコレート)、Maggi(マギー:調味料)、Buitoni(ブイトーニ:パスタ&ピザ)、Perrier(ペリエ:ミラネル・ウォーター)、Vittel(ヴィッテル:ミラネル・ウォーター)などがあります。詳細については「商品リスト」を御覧ください。

・ 商品リスト

■ 参考サイト
・BOYCOTT ISRAEL CAMPAIGN:Nestle

 Intel
(インテル)
インテルは、最も大きなイスラエル支援企業のひとつです。

1999年、インテルはイスラエル政府によって略奪されたパレスチナ人の土地に工場を建設し、そこから大きな利益を得ています。インテルの工場が立つ al-Manshiyya 村では、300軒あった家が全て破壊され 2000人のパレスチナ人が追放されました。

Intel は、主にコンピュータの主要なパーツである CPUを生産販売している企業です。製品名は、Pentium(ペンティアム)やCeleron(セレロン)などです。

■ 参考サイト
・BOYCOTT ISRAEL CAMPAIGN:intel
ここで話題となっているのは、あくまでもお金の流れについてであり、商品を購入する場合のことです。心情的なことはともかく、すでに購入されたインテル製品の入ったコンピュータを使うこと自体が新たにお金の流れを産むわけではありません。

(Intel はコンピュータのメーカー名ではなく、内蔵パーツのメーカーであるということに注意してください)

Macという選択肢もありますが、Apple Computer が マイクロソフトから出資を受けている ことや、Mac が動作するマシンの CPUが IBM 製であることを考えると、問題は複雑です。

(追記)2006年、MacのCPUにインテルの製品が採用されました。

 Microsoft
(マイクロソフト)
イスラエル軍によるジェニンへの侵攻と虐殺が行われていた 2002年 4月、マイクロソフトは、イスラエルのテルアビブ付近の高速道路脇に「心からイスラエル国防軍への感謝を捧げます」と書かれた広告を多数掲げました。拡大写真

マイクロソフトは、ブッシュ共和党政権への献金にも励んでいます。その献金額は、並み居る競合を押え、毎年、共和党政権献金企業トップ5に食い込んでいます。

2005年10月、マイクロソフトのビル・ゲイツ会長はイスラエルを訪れ、シャロン首相(当時)やオルメルト産業貿易相(現首相)を表敬訪問し、現地マイクロソフトの従業員や財界人と会合を持ちました。また、「イスラエルのハイテク部門は世界市場で重要な役割を果たすだろう」と語り、イスラエルとの協力体制の強化を約束したとのことです。

  
ここで話題となっているのは、あくまでもお金の流れについてであり、商品を購入する場合のことです。心情的なことはともかく、すでに購入されたWindowsを使うこと自体が新たにお金の流れを産むわけではありません。

「マイクロソフト・オフィス」(ワードやエクセル)の代替品としては、「OpenOffice」などがあります。無料です。ワードやエクセルやパワーポイントともある程度の互換性があります。Windows、Mac、Linuxなどにインストールすることができるので、各OS間の互換性もあります。→OpenOffice.org

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Macという選択肢もありますが、Apple Computer が マイクロソフトから出資を受けている ことや、Mac が動作するマシンの CPUが IBM 製であることを考えると、問題は複雑です。

(追記)2006年、MacのCPUにインテルの製品が採用されました。

 IBM
(アイ・ビー・エム)
IBM は、イスラエルがパレスチナ人を本格的に迫害し始める以前は、自社のパンチカード・マシンをナチスに売り込み、ユダヤ人の判別とユダヤ人を収容所に連行するための鉄道の効率的な運行を容易にすることでナチスによるユダヤ人問題の「最終解決」に多大な貢献をし、密かに巨利を得ていたことが明らかとなっています。

■ 参考サイト
・『IBMとホロコースト』
・『IBMとホロコースト』著者インタビュー

ナチスによるユダヤ人絶滅計画が頓挫して間もなく、1948年にイスラエルが建国を宣言すると、IBMはすかさずイスラエルに進出し、現在に至るまでイスラエルでの事業展開に多大な投資を行っています。

IBM の商品は多岐に渡りますが、最も身近な商品はパーソナル・コンピュータでしょう。ほかにも IBM の身近な商品としては、ソフト・ウェアがあります。代表的なものに、「ホームページ・ビルダー」「インターネット翻訳の王様」「デジカメの達人」などがあります。また IBM は、同社のパーソナル・コンピュータに Windows をインストールして販売している一方で、 Mac に使われている CPU ( PowerPC )の製造もしています。

■ 参考サイト
・BOYCOTT ISRAEL CAMPAIGN:IBM
 Disny
(ディズニー)
ディズニーは、"Walt Disneys Millennium exhibition"(ウォルト・ディズニー・ミレニアム博覧会)という催しにおいて、イスラエルの首都をエルサレムとして提示しました。しかし事実としては、エルサレムはイスラエルによって国連安保理決議 194・242・252 を始めとする数々の決議を堂々と無視して 1967年以来 30年以上に渡って不法に占領され続けている土地に過ぎません。

イスラエル外務省は、イスラエルの首都を「エルサレム」として提示するというこのアイデアに対して 180万ドルを与えました。これは、エルサレムが占領中の土地であるにも関らず首都であるかのように宣伝して既成事実化しようと目論むイスラエル政府のキャンペーンの一部として行われたものであるとのことです。

■ 参考サイト
・BOYCOTT ISRAEL CAMPAIGN:Disny

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ガザ封鎖解除の署名

12月1日から継続しているガザ封鎖解除を求める署名、
あなたはお済みになりましたか??
 
今回の軍事侵攻が始まる前に開始したNGO共同の署名は、
現在も継続中です。

封鎖によって医薬品も救援物資も搬入ができず、
燃料不足や停電により負傷者の治療も困難です。
戦火に追われた人々が逃げていくこともできません。

ぜひ、まだの方は、インターネット上から、署名ください。
http://www.shomei.tv/project-433.html

携帯電話からの署名も可能です。
http://www.shomei.tv/m/project-433.html

署名TVでは、現在の署名者の数がわかります(1500人を超えました)。
呼びかけや賛同に新たな団体が加わっています。

毎日100人ずつ増えています。ネット上にある他の署名者のコメントに
うなずいたり、知り合いの名前を発見するかもしれません。
なお署名そのものは実名でお願いしますが、ネット上では匿名も可能です。

もちろん、署名用紙は当会のホームページからも
ダウンロードしてお使いいただけます。
URL:http://ccp-ngo.jp/

================================
ガザの市民の声は今日はお休みします。
これまでの報告は、 http://ccp-ngo.jp/ 
からご覧ください。

=================================
★ガザ緊急募金を呼びかけています★
=================================

郵便払込 
 加入者名: パレスチナ子供のキャンペーン
 口座番号: 00160-7-177367

銀行振込
 みずほ銀行 高田馬場支店 普通8030448
 口座: パレスチナ子どものキャンペーン

クレジットカード募金
 オンライン寄付サイトGive One(http://www.giveone.net)
よりご寄付いただけます。

=================================
★ボランティアのご協力を呼びかけています
  可能な方は、ぜひ当会の事務所にご連絡ください
   03-3953-1393 ccp@bd.mbn.or.jp
ご協力をお待ちしています
**************************************************
特定非営利活動法人 パレスチナ子どものキャンペーン
Campaign for the Children of Palestine(CCP)
〒171-0031 東京都豊島区目白3-4-5 アビタメジロ603
Tel:03-3953-1393   Fax:03-3953-1394
Email: ccp@bd.mbn.or.jp
URL: http://ccp-ngo.jp/

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2009年1月10日 (土)

ガザ 私たちは数字だけ

件名:【転送転載歓迎】わたし達は、数字以外の何ものでもない
差出人:どすのメッキー
送信日時:2009/01/08/22:19

 どすのメッキーです。

 イスラエルは7日、ハマスが実効支配するガザへの攻撃を、住民への人道物資搬入を目的に1日3時間中断する調停案を受諾したとされました。国連もこれは不充分ながら重要なステップと歓迎していたのですが、開始後わずか数分で、停戦は崩壊してしまいました。それまでの多くの人の話し合いの努力が一瞬にして反故にされました。

 このような状況下で、UNRWAのサイトに連載された手紙は書かれています。

************************************************************
■ガザからの手紙(18)「生きることも死ぬことも無意味だ」
【Letters from Gaza (18)/From a meaningless life to a meaningless
death】
 http://www.un.org/unrwa/refugees/stories/lfg/LFG_18.html
(UNRWA 6/Jan,/2009)

 わたしが覚えている空はまだ青い。この3日間、わたしは空を見ていませんでした。冬の晴れた日に空がどんなに美しいか、もう少しで忘れるところでした。浜辺を歩いて平和を楽しめたらどんなにいいか。

 3日前、わたしは、夫と子ども達と一緒に、夫の家族の家へ引っ越しました。浜辺のアパートから見る景色は素晴らしかったけれど、子ども達が夜中に大きな爆発の音に目を覚まして、怯えて泣いたりする事がないよう、安全な場所を見つけようと思ったのです。わたしは、明日が今日よりもよくなって、安心できると子ども達に約束することができません。子ども達は、いつこんな暮らしが終わって、子どもらしい普通の生活に戻れるのか、もう尋ねるのをやめてしまいました。

 イスラエルがますます暴力的で邪悪になっていく以外、見るものは変わりません。彼らがガザの市民に戦争をしかけてから、わたし達は、一切の楽しみを棄ててしまいました。わたしも、子ども達も、イスラエルの戦争マシーンが絶え間なく爆撃する音に我慢できません。夜はもっとひどい。F16が爆弾を落とす音を聞きたくないので、子どもはとても早く床につくようになりました。ミサイルが命中する直前の風切音がどんなに恐ろしいものか、想像もできないでしょう。自分が標的だと感じるたびに、命中するまで何秒か数える恐ろしさを。家族みんなが無事で目が覚めたら、皆でアラーに感謝するだけです。もう1日生きられる、と!

 わたしは、人々がどんなに戦争を憎んでいるか、人々の心と魂に残っているあらゆる痛みについて、話すのをよく聞いたものです。戦争はとても残酷です。わたし達パレスチナ難民は、戦争の酷さを何度も体験しました。それでも今回ほどではありませんでした。子どもや、お年寄り、何の罪もない胎児にさえ、何の慈悲もありません。イスラエルは、わたし達はすべて区別なく犯罪者であり、死ぬに値すると考えているのです。

 わたしは、戦争が終わるのをもう期待していません。子ども達は、ニュースで報道された映像を見てから、ものを感じることをやめてしまいました。
子ども達も、多くの家族も、皆、イスラエルの憎しみと残忍さの犠牲者で
す。人生は、わたし達にとってだけでなく、子ども達にとっても意味がなくなりました。わたし達は、ただ犠牲者のリストに付け加えられるのを待っているだけです。そう、数字以外の何ものでもないのです。

 わたし達の残された希望は、家族揃って死ぬことだけです。わたし達の誰も、死に別れた辛さを抱いて生きてなどいけません。

Najwa Sheikh
6/Jan./2009
Nusierat Camp, Gaza Strip

(仮訳 どすのメッキー 8/Jan./2009)
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8/Jan./2009
どすのメッキー拝。

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2009年1月 9日 (金)

ガザ 医師からの報告

ガザ地区から医師の報告翻訳

 以下は中央ヨーロッパ時間の1月6日(火曜)午前9時半にドイツ紙『南ドイツ新聞』の電子版に掲載されたものの翻訳です。インタヴューの正確な日時が不明ですが、内容からしてガザの現地の5日(月曜)の夜中あたりだと思われます。ガザには外国人記者が入れないため、地上戦開始下の病院からの医師の報告として貴重なものと考え翻訳しました。この翻訳は「訳責;
梶村太一郎/ベルリン」と明記された上で、どしどし転送して下さって結構
です。

原文;http://www.sueddeutsche.de/politik/752/453443/text/
ここではギルベルト医師の写真も掲載されています。

以下翻訳、( )内は訳注。

ーーーーーーーーーーーー
(見出し)ガザ地区の市民犠牲者
「私たちは次から次へと切断手術を続けている」

(記事リード)イスラエルの地上進攻の開始以来市民の犠牲者の数は急増している。ノルウェー人のマッズ・ギルベルトは、現在ガザ地区に滞在している唯一の西側の(欧米の意味)ふたりの医師のひとり。ギルベルトはドラマチックな報告をした。

インタヴュー;トーマス・アウ゛ェナリウス記者

(人物解説)マッズ・ギルベルト(Mads Gilbert)61歳、は麻酔医でノル
ウェーのトロムソ大学教授。彼は新年から同僚の同僚の外科医エリク・
フォッセ(Erik Fosse)医師とともにガザ市のシーファ(Schifa)病院で手
術をしている。ふたりはNorah (原文;Norwegian Medical Solidarity
Organization Norah)の会員である。

(インタヴュー始まり)
南ドイツ新聞(以下SZ);ギルベルト博士、ガザの情況はどうですか。

マッズ・ギルベルト(以下MG);今夕の情況はドラマチック以上のものだ。
激しく爆撃されている。この48時間は大変に厳しかった。ガザ市の野菜市場への攻撃で多数の死傷者が出た。今日病院に運ばれた210人の負傷者の内だけでも35人が救急部門で死亡した。死者の内で18人が9歳以下の子供たちだ。私たちは次から次へと切断手術を続けている。廊下は切断手術を受けた患者でいっぱいだ。私はすでに手術をいくらしたか数えられない。

SZ;犠牲者のうち子供と女性はどれくらいでしょうか。

MG;今日、私はひとりの子供の手を切断手術した。この子は家族のうち11人を失っている。私たちのところに九ヶ月の赤ん坊がいるが、この子の家族は全員がイスラエルによって殺された。市民の犠牲者の数は急激に増加している。月曜日の晩には死者は540人、負傷者は250人だった。死者の30パーセントと、負傷者の45パーセントが女性と子供だ。これまでで、子供の死者は117人、負傷者は744人だ。

SZ;救助隊の作業はどんなに危険ですか。

MG;今日は救急車二台が襲撃された。二人の救助隊員が殺されたが、彼らは狙われて攻撃されている。シーファ病院の隣のモスク(イスラム寺院)が空襲された。そのため病院の窓ガラスがすべて割れてしまった。今は外の気温は摂氏7度だから患者全員が震えている。医師や看護人ももちろん同じだが。これら全てが理解を絶することだ。

SZ;病院の職員の情況はどうでしょうか。

MG;ひとつだけ強調したい。この病院には現時点で、医師、看護人、ボランティアが50人いる。私たちは爆撃音を聞きながら、負傷者を満載した車を待っている。私はこれまでに、彼らパレスチナ人の医師たちと助手たちほど献身的な働きをする人間を見たことがない。

SZ;あなたはハマスの戦闘員も治療しますか。

MG;その質問は適切ではない。私たちはここで医師として誰でも治療する。わたしたちはイスラエルの兵士にもそうするだろう。しかし、私は何百人もの患者を診たが、その内でハマスの戦闘員はたったふたりだけだった。

SZ;何が最も緊急に必要でしょうか。

MG;とりあえず緊急なのは、爆撃を停止し、イスラエルが境界の通路を開き、食料と燃料をガザへ運ぶことだ。

SZ;あなた自身は安全ですか。

MG;150万人のパレスチナ人が、この世界最大の牢獄に閉じ込められている。彼らは恐れてはいない。なぜ私たちが恐れるべきだろうか。

SZ;あなたはどのようにしてガザ地区に入り込んだのですか。

MG;私たちは元旦にラファ(Rafah)経由で入って来た。ノルウェー政府がエジプトの指導部に非常に大きな外交圧力を掛けたのだ。そのおかげで入って来れた。私はなぜ他の西側の医師たちが来ないか疑問に思っている。世界はここで何が起こっているかを見ることが出来ない。私たちだけが西側の代理人だ。私たちは、援助すべき医師なのだ。それと同時に私たちは世界中のメディアに電話で情報を伝えなければならない。同僚とここへ来ていらい、私たちは時間を忘れて働いている。あの音が聴こえますか。また爆撃されている。ここで話しを終わりにしなければなりません。

(インタヴュー終わり。翻訳以上)
「訳責;梶村太一郎/ベルリン」

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ガザの写真

ガザの写真です。
ガザのアブデルワーヘド教授より送られてきた一連の写真を、遠藤礼子さんのご
協力で岡真理さんがアップされたものだそうです。
       ↓
http://picasaweb.google.com/tigrimpa
       ↑
上記URLをクリックすると何枚かのガザの写真が見れますが、それはアルバム
の表紙で、さらにその写真をクリックすると10数枚~20数枚の写真が見れま
す。

★遊牧民★
  yuubokuminn2003@yahoo.co.jp
携帯090-8192-3790
ブログ「★遊牧民★のメディア棒読み!」
  http://blog.goo.ne.jp/nakanisi-sakai
  平和の井戸端会議
  http://blogs.yahoo.co.jp/yuubokuminn2003
しなやかな平和のつばさ~武力は無力!平和に生きよう笑顔のネット♪
http://ameblo.jp/yuubokuminn/

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2009年1月 8日 (木)

死んだパレスチナの子どもにも

毎日、目を背けたくなるような映像が紹介されています。

 こともあろうに、YouTubeには、イスラエル軍が撮影した戦場の動画が、何十件もアップされているそうです。これも、国際的な非難をかわし彼らの攻撃を正当化するための組織的なプロパガンダのようですが、とても探してみる気にはなれません。

 ところで、毎日戦場の映像を見たり、転送したりしているうちに、わた
し達も慣れっこになっていませんか?胸がつぶれるような思いが伴わない呼びかけはわたしは嫌いです。

 アメリカ在住と思われるHussam Ayloushさんのブログを見つけ、その率直で苦悶するような文章を読み、わたしは本当に胸がつぶれそうでした。

 「死んだパレスチナの子どもにも名前がある」

 なんと重い言葉でしょう。

***************************************************

■死んだパレスチナの子どもにも名前がある
【Dead Palestinian children have names too】
(31/Dec./2008 Hussam Ayloush)
 http://sabbah.biz/mt/archives/2008/12/31/hussam-ayloush-dead-palestinian-children-have-names-too/

 5人の子どもの父親として、パレスチナであれ、イスラエルであれ、ムスリムであれ、ユダヤ教徒であれ、キリスト教徒であれ、その他何を信じていようと、子どもの残酷な死を聞くたび、胸が張り裂けそうになる。子どもには罪がなく、喜びと慈悲の象徴なのに。

 イスラエルが、3年以上、150万人のガザの人々を完全に包囲し、それを大きなゲットーか刑務所に変えてしまったら、子ども達は傷つくに違いない。

 ハマスがそれに対し原始的な手作りのロケットをイスラエルに打ち込むことで応じれば、子ども達はきっと危険に晒されるだろう。

 イスラエルが、人口密度の高い居住区に大量の強力なミサイルや爆弾を落として、パレスチナ人に集中的な懲罰を加えたら、間違いなく子ども達は殺される。これまで、30人近くの子ども達がこれら爆弾のせいで死に、何百いやそれ以上が障がいを負い、体の一部を失った。

 イスラエルの子ども達が傷つくたびに、世界中が悲嘆にくれる。全くその通りだ。世界中の人に、傷ついた子どもの名前、両親の嘆き、死をもたらした悲劇が報道される。

 でも、パレスチナの子どもが傷つけられても、世界の誰も気に留めない。
誰も子どもの名前を語らない。子どもを愛していた両親や、兄弟、祖父母がどんなに悲しんでいるか知らされもしない。シオニストの宣伝マシーンは、パレスチナ人を人間じゃないと思わせるのに成功したのだ。パレスチナ人は、テロリストであり、殺人鬼であり、過激で、人間らしくないものとして描かれる。こういうわけで、そのような人たちのどれだけ多くが難民になっても、家が壊されても、土地が奪い取られても、牢屋に入れられ、殺されたり傷つけられたりしても、平気でいられるようになったのだ。

 パレスチナの人々、今はイスラエルとパレスチナに分けられてしまった歴史的パレスチナに旧来住みついていた人々は、他のすべての人々と同じく、彼ら固有の土地で自由を求めている。そして彼らは、あらゆることを犠牲にしても、自分達が自由と尊厳を持って暮らさなければならないと、世界にずっと示してきた。

 そして、そう、死んだパレスチナの子ども達にも、生きている子ども達と同じように、名前があり、両親はやはり彼らを愛しているのだ。

 以下に、過去数日間に殺されたパレスチナの子どもの写真と名前を紹介する。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

・HayaとLama Hamdanは、イスラエルのミサイル攻撃で殺された。Haya
Hamdanは、深い眠りについたが、それは彼女の両親が思い描いたのではなかった。(1、2)

・瓦礫の下の小さな少年、Yahya Hayek。わたし達米国の政府は最近、バンカーバスターと呼ばれる強力なミサイルをイスラエルに新しく供給した。
ブッシュ政権はまるで、痛みを長引かせないよう迅速に子ども達を殺す手伝いをしたがっているように見える。Yahya Hayekの祖母が、彼女の孫の遺体を確認するよう頼まれた。少年の遺体は、幸いまだそれが誰だか見分けがつく状態だった。彼女は、イスラエルの指導者の思いやりと気遣いに感謝する
だろう。(3、4)

・西岸のデモで掲げられたイスラエルの兵士に撃たれた少年。(5)

・まだ生後14か月の赤ん坊を含めて5人の娘を殺され、ないて嘆く父親。
5人の少女のひとりDeena Baaloushaの葬儀で。Deenaは今何を考えているのだろう。天使のように美しい彼女の顔は、無数のことを語っている。なぜ、世界は、3年間もイスラエルに彼女と4人の姉妹を飢えるままにさせたのだろう、そして、なぜ、世界はF16がミサイルで彼女たちの生命を奪うのを黙って見ていたのか。Deenaはやっと彼女自身の安らぎの国で眠ることができた。これこそイスラエルが言い続けている平和に違いない。(6、7、8、9)

・若いパレスチナの男性が、病院に着く前に死んだ小さい少年を運ぶ。少年にも名前があったに違いない。両親が少年をずっと愛して、今なお愛しているのも間違いない。多くのイスラエル人にとっては意外かもしれないが、パレスチナの親は子どもに名前をつけ、とても愛するものなのだ。(10)

・彼の罪は、彼はイスラエル人ではないということだ。だから誰も気にかけない。(11)

・殺された3人の少年。これでイスラエルの攻撃目標が3つ減った。(12)

(仮訳 どすのメッキー 7/Jan./2009)
***************************************************

 後半の文章は、ぜひ元のサイトも訪れて、写真を見てください。訳文の末尾カッコ内の数字はオリジナルページの写真を上から順に数えた番号です。

 オリジナルページのTiny化したURLは下記です。

 http://tinyurl.com/8gjth7

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テルアビブで反戦デモ

件名:[AML 23249] ガザ テルアビブで1万人が反戦デモ(3日)
差出人:OKA Mari
送信日時:2009/1/7/23:08

京都の岡です。

イスラエルのガザ侵攻に対して、3日(土)、イスラエル国内でも大規模な抗議デモがありました。

テルアビブのデモでは、イスラエル全土から駆けつけた人々、約1万人
(!)が参加。
イスラエルの人口は700万弱、日本でいえば18万人(!!)が参加した勘定になります。

イスラエルの平和人権団体グシュ・シャローム(シオニスト左派)が主導して、その他23団体の呼びかけで実施されました。

同日、パレスチナ系人口の多い北部のサクニーンでもパレスチナ系市民主体のデモがあり、こちらは、10万人が参加しています。
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-3649584,00.html

しかし、日本のマスメディアでは黙殺されているのではないでしょうか?
紹介しているのは、オルターナティヴのメディア、個人ブログだけです。

「イスラエル国内でガザ侵攻に反対して10万人がデモ」(週刊「前進」)
http://www.zenshin.org/blog/2009/01/10-2.html

「アキバ・オールの手紙」「Daysから視る日々」
http://daysjapanblog.seesaa.net/

「イスラエル国内でもガザ侵攻に反対デモ」(フンニャロメ日記)
http://funnyarome.blog82.fc2.com/blog-entry-328.html

マスメディアも共犯して、あからさまな情報操作が行われていることを、如実に表わす一例です。

以下、グシュ・シャロームのHPより、同デモの記事の翻訳、お送りしま
す。(例におって、拙速、お許しください。)
追って、推敲したものを必要な注など付して、TUP-Bulletin速
報に掲載するつもりです。

******* 転送・転載歓迎 **********

Saturday 03/01/09
MASSIVE DEMONSTRATION AGAINST THE WAR

2009年1月3日(土)

テルアビブで大規模反戦デモ

エフド・バラク〔国防大臣〕が軍隊にガザに対する残虐な地上攻撃を
命令していたその頃、テルアビブでは、イスラエル全土から駆けつけた、戦争に反対する一万人あまりの人々が行進して、一大デモを行った。
テルアビブの主要道路のひとつであるイブン・グヴィロル通りの4車線はデモの人々で埋め尽くされた。参加者は、ラビン広場からシネマテックまでずっと歌を歌い、旗を振りながら行進した。

「選挙戦は子どもたちの死体の上でするものじゃない!」参加者はヘブライ語で韻を踏みながら叫んだ。「孤児や未亡人を選挙宣伝に使うな!」「オルメルト、リヴニ、バラクーー戦争はゲームじゃない!」
「全閣僚が戦争犯罪者だ!」「バラク、バラク、心配するなーーハーグ
〔国際刑事裁判所〕で会おう!」「もうたくさんだーーハマースと話し合え!」

プラカードに書かれているのも、同様の文言だった。バラクの選挙スローガンをもじったものもあった:「バラクに愛想がないのは、殺人者ゆえ!」
バラクのスローガンの原文は「バラクに愛想がないのは、指導者ゆえ!」
こんなのもある:「2009年、選挙のための戦争にNOを!」、「6-議
席-戦争!」
これは、戦争初日の世論調査で、バラク率いる労働党が6議席獲得の見込みと発表されたことを指している。

デモは警察との衝突のあとで始まった。警察は、右翼の暴徒がデモ隊を攻撃するのを抑えることができないからと言って、デモを禁じるか、少なくとも制約しようとしたのだった。なかでも警察は、デモの組織人たちに、参加者がパレスチナの旗を掲げるのを禁じるよう求めた。組織人たちは高等裁判所に請願、裁判所は、パレスチナの旗を合法と判断し、警察にデモ隊を暴徒から守るよう命じた。

デモの実施は、グシュ・シャロームと、平和のための女性連合、壁に
反対するアナーキスト、ハダシュ、オルターナティヴ情報センター、ニュー・プロファイルなど20団体が決定した。メレツとピースナウは公式には参加していないが、多くのメンバーがデモに現れた。〔イスラエル〕北部から約1000人のアラブ系市民が20台のバスを連ねて到着した。彼らは、サクニーンで行われたアラブ系国民主体の一大デモを終えてその足でやって来たのだった。

組織人たち自身にとっても、これだけの規模の参加者があったことは
驚きだった。「第二次レバノン戦争開始の1週間後、私たちが反戦デモ
の動員に成功したのは1000人だけだった。今日、1万人もの人々が
参加したという事実は、今回の戦争に対して、はるかに強い反対があるということの証だ。もしバラクが自分の計画を続けるなら、世論は数日で全面的に戦争反対に転じるかもしれない。」

グシュ・シャロームの巨大な旗にはヘブライ語とアラビア語と英語で
次のように書かれていた:「殺人を止めろ!封鎖を止めろ!占領を止めろ!」参加者たちは、封鎖の解除と即時停戦のスローガンを訴えた。

この抗議行動の日、極右は力ずくでデモを粉砕するために動員をかけた。警察は暴動の阻止に極力、努め、ラビン広場からシネマテックまでの1マイルの行進は比較的平穏に運んだ。しかし、参加者が警察との合意に基づき解散し始めたとき、暴徒の一大群集が彼らを攻撃し始めたのだった。
警察は、それまで両陣営を近づけさせないようにしていたのだが、その場から姿を消した。暴徒たちはこのあと、デモ隊の最後尾の参加者たちを取り囲み、嫌がらせをし、小突き回した挙句、最後のデモ参加者たちの何人かがシネマテックに逃げ込むと、これを包囲した。彼らは建物の内部に押し入ろうとし、デモ参加者を「片付けてやる」と脅したが、最後の瞬間、何人かの警官が到着し、入り口を守った。暴徒たちは長いこと、その場を立ち去らなかった。

このような状況で、行進の最後に予定されていた市民集会を開くことができなかった。スピーチもなされなかった。以下は、ウリ・アヴネリがグシュ・シャロームを代表してするはずだったスピーチの翻訳である。

彼らは私たちのことを裏切り者だという。
彼らは私たちのことをイスラエルの破壊者だという。
彼らは私たちのことを犯罪者だという。

だが、私たちこそ彼らに言おう:
犯罪者とは、
この犯罪的かつ無益な戦争を始めた者たちだと。

無益な戦争、
なぜならカッサーム〔ロケット〕を止めることは可能だったから、
ガザの150万の住民たちに対する封鎖を政府がやめさえすれば。

犯罪的な戦争、
なぜなら、なによりもまず、これは公然にして恥知らずにも
エフド・バラクとツィピ・リヴニの選挙戦の一部だから。

私は告発する、エフド・バラクを。
彼はイスラエル国防軍の兵士たちを利用したのだ、
国会の議席数をふやすために。

私は告発する、ツィピ・リヴニを。
彼女は双方が殺戮しあうことを支持したのだ、
自分が首相になるために。

私は告発する、エフド・オルメルトを。
彼は自分の腐敗と汚職を糊塗しようとしたのだ、
破滅的な戦争を利用して。

私は彼らに要求する
この法廷から、
ここにいる勇気と分別に満ちた聴衆を代表して:
戦争をすぐにやめろ!
私たちの兵士たちや市民たちの血を無益に流させるな!
ガザの住民たちの血を流させるな!
地上部隊の侵攻がもたらすのは
さらなる悲惨
相互の殺戮
そして、さらにおぞましい戦争犯罪!
この戦争が終わったら、
いかなる将軍も、逮捕されるという恐怖と無縁に、
ヨーロッパの土を踏むことはできない。

ほかに道はないのだと、 私たちは言われているが、
それは嘘だ!!!
停戦は可能なのだ、今ですら、
そう、まさにこの瞬間にも、
殺人的な封鎖を解除することに同意して、
ガザの人々が尊厳をもって生きることを認め、
ハマースと対話するならば。

聞いてほしい、南部の人々、
スデロット、アシュドッド、 ビールシェバの人々よ、

私たちにもあなたがたの苦しみは分かるー
あなたがたとともに暮らしてはいないけれど、
私たちにはよく分かる。
だが、私たちは、
この戦争があなたがたの状況を変えはしないということもまた、
分かっている。

政治家たちはあなたがたを利用しているのだ、
政治家たちは、あなたがたおぶさって、戦争を指揮しているのだ、
あなたがたも分かっているはずだ!

私は要求する、オルメルト、バラク、リヴニに:
兵士たちをガザに送るな!
お前たち3人みな、戦争犯罪人として告発されるだろう!
お前たち3人みな、この代価を支払うだろう!

今、お前たちに敬礼しているイスラエルの大衆は
明日、お前たちを罰するだろう。
第二次レバノン戦争で起こったことが、
今度もまた起こるのだ。

そしてここに立っているみなさん、
女たちも男たちも、
若者も老人も、
ユダヤ人もアラブ人も、
この身の毛のよだず戦争に
最初の日から、
最初の瞬間から、
孤立し毒づかれながら、
抗議していたあなたたちこそが、本当の英雄だ!
誇りに思ってください、 心から誇りに。
あなたがたは、ヒステリーと無知の嵐の只中に
立っているのだから、
その風に吹き飛ばされることなく!
家のなかだけでなく、ここ、街頭においても、
正気を失うことなく!
世界じゅうの何百万という人々があなたがたに敬意を表しています。
あなたがた一人ひとりに。
一人の人間として、一人のイスラエル人として、一人の平和を求める者として、
私は今日、ここにいることを誇りに思います。

原文はこちら;
http://zope.gush-shalom.org/home/en/events/1231029668

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2009年1月 6日 (火)

世界平和アピール7人委員会 

世界平和アピール七人委員会は、4日、イスラエルのガザ攻撃について、緊急アピールを発表しました。七人の委員が、年末からメールの交換とFAXのやりとりなどで討議しつづけてきたもので、この問題での日本の団体としての「声」は、もしかしたら初めてではないかと思います。
報道各社にはFAX送信しましたが、ぜひいろんなメディアで、報道し、広げてほしいと思います。七人委員会については http://worldpeace7.jp/ をご参照ください。

よろしくお願いします。
                  丸山重威(事務局)


WP7 No.97J

イスラエルによるガザへの攻撃の中止を求める緊急アピール

2009年1月4日
世界平和アピール七人委員会
委員 武者小路公秀 土山秀夫 大石芳野
井上ひさし 池田香代子 小沼通二 池内了

世界平和アピール七人委員会は、イスラエルが1967年から2005年まで領を続け、今日まで18ヵ月にわたり封鎖してきたガザ地区に対して、昨年12月27日から続けている空爆、さらに1月3日に開始した地上戦展開の事態を深く憂慮し、以下のとおり緊急に呼びかけます。

1 私たちは、イスラエルに対し、ガザ攻撃をただちに停止することを求めます。きわめて人口密度の高いガザ地区への攻撃が、150万人の民間人を巻き添えにしていることは明らかです。行政・文化教育・宗教施設や民家の破壊もさることながら、民間病院にも被害を与えていることは、ジュネーヴ条約に違反しています(注1)。
さらにイスラエルの政府と軍に、国連の「占領地における人権に関する特別報告者」リチャード・フォーク氏のガザ地区への立ち入りを認めること、ジャーナリストが同地区に入ることへの制限を撤廃すること、彼らの安全を保証することを求めます(注2)。
 また、イスラエルの政府と軍に、負傷者の搬出・治療と避難を希望する市民の地区外への安全な脱出をただちに保証することを求めます。

2 私たちは、ハマス地方政府にも報復の悪循環を断つよう求めます。また、ガザ地区の市民に共感を寄せるすべての近隣諸国の政府と市民にも、一刻も早い停戦を可能にするために自制を求めます。

3 私たちは、国連と各国政府が、ガザ地区における市民の窮状を深刻に受け止め、現在の惨状に対し、無条件での停戦を求め、事態の解決に向けてただちに人道的立場に
立った紛争解決の仲介の労をとることを求めます。国連をはじめとする国際社会は、こ
れまでもガザ地区における市民生活の支援に努めてきました。このたびの人道危機については、国連人道問題調整事務所や市民団体などが重大な関心を寄せています(注3)。私たちは、国連と各国政府に、目下の壊滅的な市民生活への支援をいっそう強化することを求めます。

4 私たちは、日本がこれまで繰り返しパレスチナに行なってきた緊急人道援助を評価します。日本政府は、これにとどまらず、本年より安全保障理事会非常任理事国に就任したことを重く受け止め、フランス政府が具体的提案を行ったように、日本国憲法に
のっとり、和平に向けて積極的かつ具体的な尽力を行なうよう求めす(注4)。さらに、日本の税金によるODAによって建設されたガザ地区の施設が破壊されている可能性が大きいため、日本政府が状況を調査する権利を行使し、結果を公表することを要望します。被害が把握できた場合には、イスラエル政府に対して抗議すべきです。

5 私たちは、世界のすべての市民に、平和への意志をさまざまなかたちで表明するよう呼びかけます。
注1 「文民病院は、いかなる場合にも、攻撃してはならず、常に紛争当事国の尊重及び保護を受けるものとする。」(第4ジュネーヴ条約第18条 1949年)
注2 2008年12月15日、ガザ地区を訪問しようとしていた国連特別報告者リチャード・フォーク氏は、空港に20時間留め置かれたうえでジュネーヴに強制送還された。同氏は、ハマスがガザ地区を実効支配して以来、イスラエルが住民の最低の生活条件を無視してガザを封鎖していることは「人類に対する罪」の疑いがあるとして、調査のために立ち入ることを求めていた。

注3 国連人道問題調整事務所被占領パレスチナ地区オフィスは、連日のようにガザの深刻な状況を具体的かつ詳細に発信している。参照:Gaza Humanitarian Situation
Report 
http://www.ochaopt.org

注4 「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。」(日本国憲法前文より)
>連絡先: 小沼通二(委員・事務局長)
>247-0014 横浜市栄区公田町200-9
>ファクス:045-891-8386
>メール: mkonuma254@m4.dion.ne.jp
URL:  http://worldpeace7.jp

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ガザにとどまる外国人たち

ubject: [AML 23118] ガザ 私たちはここに残る
From: "OKA Mari"
Date: Sun, 4 Jan 2009 17:30

京都の岡です。

ガザで活動中の外国人活動家たちのなかには、ガザにとどまることを選んだ者たちもいます。

ISMのプレス・リリースを、参考までにおかによる試訳
(いつも拙速で申し訳ありません!)をつけて転送いたします。

国民70万人がハマースのロケット弾の脅威にさらされていることを理由に、人口密集地に雨あられと爆弾を落とし、9日間で400人以上を殺害する者たちがいます。

一方で、地上攻撃が必至となったガザで、巻き添えになって殺されることもじゅうぶんにありえるなかで、それでもなお、とどまることを決意をする者たちもいます。
「私たちの命とパレスチナ人の命と、いったい何がちがうのですか?」
と言って。

とどまるという彼らの決意を単に賞賛、あるいは批判するのではなく、
彼らが命をかけて提起している問題をこそ、深く受け止めたいと思います。

転送・転載可 

********************************************

「私たちはここに残る」 
外国パスポート保持者、ガザにとどまることを決意

2009年1月2日 ガザ

*********************************************

イスラエルは外国のパスポート所持者に対し例外措置として、安全のためガザを離れることを許可しているが、ガザにとどまりパレスチナ人と運命をともにすることを選んだ外国人たちがいる。

アルベルト・アルケ(スペイン)は救急車に同伴して病院から報告を
続けてきた。
「イスラエルはガザの人々に対して自分たちがおかしている罪を
目撃されたくないのです。国際ジャーナリストや支援団体はここにはいません。ぼくらがガザを去ってしまったら、いったい誰が、ぼくたちが今、目にしているこの戦争犯罪を証言するのですか。

12月28日、ぼくは、ラマとハヤー・ハムダーンの二人の姉妹の瀕死の目を見つめました。ラマは4歳、ハヤーは12歳、二人はイスラエルのミサイルに殺されました。ぼくがそこに認めた彼女たちの人間性は、ぼくたちの人間性と何一つ違ってなどいない。
ぼくたちの命は彼女たちの命より価値があるのですか?」
アルベルト・アルケ――国際連帯運動

パレスチナ系南アフリカ人のハイダル・イード博士は言った。
「これは歴史的瞬間だと思う。このガザの大量虐殺は、南アフリカで
1960年に起きたシャープヴィルの大量虐殺と類似している。この事件の結果、アパルトヘイトに対するBDS[ボイコット、投資引き上げ、制裁]キャンペーンが始まった。

2009年のガザの大量虐殺は、イスラエルのアパルトヘイトに対するBDSの運動をより激化させるだろう。南アフリカのアパルトヘイトでは、BDSキャンペーンによってついにはネルソン・マンデラを監獄から解放することに成功し、のちに彼は、民主的かつ多人種的かつ多文化的な南アフリカ共和国の、初の黒人大統領となった。
だから、イスラエルのアパルトヘイトに対するBDSキャンペーンも、すべての市民が平等に遇される一元的国家を生み出すにちがいない」

イード博士は、ガザのアル=アクサー大学の社会・文化研究の教授
である。彼はまた、イスラエルに対する学術的・文化的ボイコットのためのパレスチナ・キャンペーン(PAGBI)の実行委員会のメンバーであり、「民主的一国家」 One Democratic Stateグループの創設メンバーの一人でもある。

ナタリー・アブー・シャクラ(レバノン)は語った。「彼らはレバノンでも同じことをしました。でも、レバノンでは、激しく爆撃されたところもあったけれど、安全なところもありました。ガザでは、安全な場所などどこにもない。この人たちをどうして残して行けますか? 生きるなら彼らとともに生きます。それができないなら、彼らと死をともにします」
ナタリー・アブー・シャクラ――国際連帯運動

「イスラエルが国際ジャーナリストの[ガザ立ち入りを]禁じているために、ガザの声はさらに押し殺されてきました。この地の現実を外の世界に発信することは、イスラエルによる攻撃の違法性に光を当てるために不可欠です。私たちは最近になって救急車に同伴するようになりました。医療従事者に対する攻撃を報告するためです。
これはジュネーヴ協定違反です。苦しむ家族たちの姿を目にし、私もその苦しみを感じてきました。彼らをおいて出て行くことなどできません。すべての市民が、イスラエルの攻撃の前で身を守るすべがないのです。私たちはとどまって、ガザの人々に対するイスラエルの攻撃の本質をあばき続けるつもりです」
ジェニー・リネル――国際連帯運動

「イスラエルは、ガザを離れることができる者を決めているだけではありません。誰が入ることができるかも決めているのです。私は、家やモスクや大学が粉々に破壊されているのをこの目で見ました。
市街地でミサイル攻撃がどれほど人々を恐怖に陥れているかも分かりました。死んだ子どもたちの姿も目にしました。家から30メートルのところをイスラエルが爆撃しているのに、家のなかに閉じ込められてしまった家族が叫ぶのも聞きました。ガザの人々、150万の人々すべてが、これらの違法な攻撃から逃れることができないのです。

私たちの命が彼らの命以上に大切であるなどということはありません。
彼らが苦しんでいるかぎり、私たちはとどまります。彼らと連帯するために、そして、イスラエルが邪魔して外国のジャーナリストに公表されまいとしていることを報告するために」
エヴァ・バートレット――国際連帯運動

「ガザのパレスチナ人は、イスラエルが課している封鎖のせいで世界から孤立しています。今、私たちにはここを離れる機会が与えられましたが、ガザの人々にそのような選択肢などないのです。
ガザの家族たちと連帯してここにとどまること、それはイスラエルの暴力がおぞましいまでに増大しているなかで決定的に重要なことです。
私は封鎖の影響をこの目で見ました。民間人に対して現在進行形で
振るわれている暴力も見ています。私たちはイスラエルの違法な政策の犠牲者たちの側に立ち続けます」
シャロン・ロック――国際連帯運動

「イスラエルによって犯されている人道に対する罪を耐え忍んでいる
ガザの人々と連帯して、自分にはここにとどまる責任があると思います。
ガザの全住民に対するこの物理的、心理的、政治的戦争を止めるために国際社会が行動しないのであれば、国際的監視者、ジャーナリスト、活動家がここガザにいなければならないのです。

私たちはこの目で見て、報告し、止めなければならないのです、
どこであろうと、ガザの人々に対してイスラエル占領軍がおかしている戦争犯罪を。イスラエルは人道に対する自分たちの罪を目撃されたくないのです。でも、ガザの人たちは違います。彼らは言い続けています、「どうか、私たちの身に起きていることを世界に伝えてください、こんなことが起きるなんて信じられません」と。
彼らは最悪の事態となることを恐れています。誰もが脅え、恐怖に突き落とされています。私はここを離れません。イスラエル占領軍こそ国際法に従って、パレスチナを去らねばならないのです」 
エヴァ・ジャシウィッツ――自由ガザ運動

「エレツ検問所は国際監視員や医薬品をガザに入れるために開放
されるべきなのであって、〔私たちを〕外に出すためではありません。
私たちは、封鎖およびこの間の爆撃で死ぬ人たちをじかに見てきました。イスラエルの違法な軍事行動によって私は大勢の友人をなくしました。私たちはパレスチナ人と連帯し、この暴虐非道を報告し続けます。国際的監視者である私たちには、国際社会がイスラエルによるガザ攻撃の現実について知ることができるよう保証する責任があるのです」
ヴィットリオ・アッリゴーニ――国際連帯運動

国際人権活動家たちは、12月31日、イスラエルのミサイルでインターンのムハンマド・アブー・ハセーラと医師のイハーブ・アル・マスーンが殺害されてから、ガザ地区の救急車に同伴するという活動を続けてきた。国際活動家たちはマスーン医師が亡くなったとき、ベイト・ハヌーンのカマール・アドァーン病院にいた。

ガザにとどまっている人権活動家たち

アルベルト・アルケ(スペイン)、
エヴァ・ジャシウィッツ(ポーランド/英国)、
ハイダル・イード博士(南アフリカ)、
シャロン・ロック(オーストラリア)、
ヴィットリオ・アッリゴーニ(イタリア)、
ジェニー・リネル(英国)、
ナタリー・アブー・シャクラ(レバノン)、
エヴァ・バートレット(カナダ)

(訳:岡 真理)

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2009年1月 5日 (月)

ISMのレポート

件名: [wam_ml:01845] FW: ISM メンバーのレポート
送信者: Aisa Kiyosue
送信日時: 2009/1/4 22:45

******以下、転載・転送可******

連中はもうどんなことをしてもいいと思っている

エヴァ・バートレット
エレクトロニック・インティファーダ/Live from Palestine
2009年1月3日

直前のF-16の爆撃で煙と土埃がもうもうと舞い上がる中、必死に避難する一家がいる。ジャバリヤのパレスチナ赤新月社(Palestine Red
Crescent Society:PRCS)の救急車受付には、恐怖におののきながら家から避難する住民たちからの電話が殺到している。新しい年。新たなナクバ(大災厄)。でも、この光景は目新しいものではない。イスラエルは今またガザを爆撃し、世界はその横で、ガザをぐるりと囲んでいる電流の通ったフェンスや西岸地区を分断しゲットー化している壁とは無縁の、安全なフェンスの上にのんびりと座っている。のんびりと座って、これまでの長期にわたる封鎖でほとんど死にかけていたガザの人たちをイスラエルが次々と虐殺していくのを正当だと言っている。

今夜は救急車4台に同伴。昨夜は2台だった。救急車は、できたての瓦礫の山を巧みによけながら、縫うように、人為的に作り出されたゴーストタウンの中、明りのいっさい消えた道路(ガザ中の道が同じような状態だ)を走っていく。

こんなことはどう考えたってありえない、信じられない。皆殺しではない
か。「連中はもうどんなことをしてもいいと思っている。気が狂いかけて
いるんだ」と救急スタッフは言う。

家の残骸、モスク、学校、店の残骸。パニック状態で、死ぬのだけは免れようと避難する住民たちの姿がそこここに見える。前夜、またも多くの家が爆撃を受けて、今朝から、さらに大勢の人が避難を始めた。私多くの残骸をまのあたりにした。今朝、イスラエル軍が撒いたビラに、集団的懲罰として北部一帯を爆撃すると書いてあり、住民たちはそれを信じた。
今、ジャバリヤの複数のPRCSステーションにはどこにも明りはついていない。つい先ほど停電してしまったのだ。寒さと闇の中、戸外の爆裂音はいっそう大きく響きわたる。

砲撃で立ち昇る刺激性の煙が空気を汚していく。戦闘機と戦車とブルドーザーと戦艦で完全に包囲されているという感覚がどんどん強まっていく。
ガザ攻撃の最新ニュースが流れる。ガザ市のパレスチナ・モスクの近くの孤児院が爆撃された。次はパレスチナ・モスクだと皆が口をそろえて言う。すでに少なくとも10のモスクが破壊されている。今日のイブラヒー
ム・アル・マカドマ・モスクの爆撃で死んだ人は11人、怪我をした人は50
人。死者も負傷者も果てしなく増えていく。

北西部からの、そして、この救急ステーションから遠く離れた東部からの救助を求める電話は、返事ができないままにやり過ごさなければならない。救急スタッフはICRC(赤十字国際委員会)経由でイスラエル相手に調整をしなければならない。なんと痛烈な皮肉だろう。占領者はガザから出る許可を与えず、占領者は侵攻し、その侵攻者は次々に人を殺し、重傷を負わせ、そして、あろうことか、自分たちが殺し、怪我を負わせた人たちを救急車が搬送する許可を与える権限まで持っているのだ。

信じられないという思いが続いている。重い爆発音とアパッチヘリのプロペラ音も、夜の闇に撃ち込まれる銃撃のスタッカートも、結末のわからないまま、どことも知れない標的を直撃したミサイルの炸裂音も、何もかもが、ただひたすら信じられない。

・・・・・・

エヴァ・バートレットはカナダ人の人道活動家、フリーランサー。2007
年、西岸地区の各地に8カ月、カイロとラファ・クロッシングに4カ月滞
在。2008年11月に第3次フリー・ガザ運動の船でガザに到着したのち、現地にとどまり、国際連帯運動(ISM)の一員として活動を続けている。現在、ISMメンバーは、救急車同伴活動を実施し、イスラエルのガザ空爆・地上侵攻の目撃証言を現地から発信している。

翻訳:山田和子

"They know no limits now"
Eva Bartlett writing from the occupied Gaza Strip, Live from
Palestine, 3 January 2009

原文:http://electronicintifada.net/v2/article10106.shtml

エレクトロニック・インティファーダ:
http://electronicintifada.net/new.shtml

バートレットさんのブログ(In Gaza):http://ingaza.wordpress.com/

ISM(国際連帯運動):http://www.palsolidarity.org/

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2009年1月 4日 (日)

国連ニュース・センター記事

イスラエル軍が、3日夜(日本時間4日未明)、とうとうパレスチナ自治区ガザ地区に地上侵攻を開始しました。空爆による軍事施設やインフラの破壊を達成し、この地区全体の制圧にフェーズを移したことを意味します。当初地上戦は短期間の作戦と発表していたものの、攻撃開始後は数字にわたり長期間続くとの方針に変更しました。

 潘国連事務総長は、この事態にきわめて遺憾の意を表明するとともに、非公式の安保理会合を召集しました。それに関する国連ニュース・センターの記事を紹介します。

**************************************************
■国連事務総長は、イスラエルのガザ侵攻に警鐘を鳴らす
【Secretary-General sounds alarm as Israeli forces enter Gaza】
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=29460&Cr=gaza&Cr1=palestin
(3/Jan./2009, UN News Center)

 2009年、1月3日、潘基文国連事務総長は、今日イスラエルがガザ地区に対し地上戦を始めたことを深く憂慮し、この問題を話し合うため、緊急に安全保障理事会の会合を召集すると発表しました。

 事務総長は、イスラエルのオルメルト首相に対し、きわめて遺憾の意を表明しました。

 事務総長の報道官によって発表された声明によると、潘氏は、攻撃の拡大がすでに深刻な状態の民間人の苦しみを増大するのは避けられないことが確実であると警告しており、地上戦を直ちにやめて、民間人保護のためにできることをすべて行い、人道援助が必要な人々に届くようにしてほしいと、イスラエルに要求しました。

 潘氏は、今の自体は、国連、EU、ロシア、米国などで構成されるいわゆるカルテットがこの地域に平和をもたらそうとしている努力に反するものだ、と強調しました。

 潘氏は、衝突を直ちにやめる様、アピールを繰り返し、殺戮と苦しみを即時終わらせるために地域的、および国際的パートナーが、可能なあらゆる影響を及ぼすよう促しました。

 イスラエルは、過去2か月間のガザの過激派によるイスラエル民間人に対するロケット弾やその他の攻撃を、武力攻撃とガザに通じる検問所の封鎖の理由としてあげています。

 この晩行われた安全保障理事会の非公開会合について、今月議長国であるフランスのジャン・モーリス・利ベール国連大使は、15か国のメンバーで「正式な一致点」は得られなかったが、暴力の拡大とガザの人道的状況について深刻な憂慮を表明する点では「強い同意」が得られたと言ってよいだろうと述べました。

「また、危機を解決し、和平交渉を再開するようすべての党派に呼びかけるために進められている地域的、そして国際的外交努力を全面的に支持する点でも、同意が得られました」

 ガザの保険省によれば、12月27日にイスラエルの軍事行動が始まって以来、400人以上の人が殺害されました。国連人道問題調整部(OCHA)は今日、治安の悪化によって、最も傷つきやすい人々への食糧の供給が阻害されている、と報告しました。

 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は、12月中旬に中断した配給を1月1日に再開できたものの、国連食糧計画(WFP)が届けられたのは、利用可能な1000メートルトン(【訳註】1メートルトンは1000キログラム)の物資の一部分にすぎません。

 カレムシャロム検問所は今日閉じられましたが、トラック3台分の医療品が、ラファ検問所経由でガザに届けられました。

 OHCAによると、12月30日から停止しているガザの発電所を再開するための燃料、小麦、そして現金がガザに緊急に必要です。

(仮訳 どすのメッキー 4/Jan./2009)
**************************************************

 ガザを視察した国連の人権問題の専門家は、2日、極めて深刻な状況にショックを受けた、と報告しています。インフラも食糧も封鎖されたままの地上戦がどんな被害をもたらすのか、容易に想像できません。

 退任まであと1か月を切ったブッシュ米大統領は、地上戦開始後でも、紛争の責任がハマス側にあり、ハマスのロケット弾攻撃中止の保証がない限り停戦は不公平だとの立場を崩していません。また、オバマ次期大統領も、先日ご紹介したとおり、この問題について一切の公式コメントを避けている状態です。

 私たちにできることで最も有効なのは、日本政府に、「同盟国」としてアメリカがとにかく今の事態の拡大だけはすぐに止める動きをするよう、働きかけることだと思います。その場合、日本の平和主義はもちろん、潘国連事務総長のコメントや、カーター・センターの声明
http://hope.way-nifty.com/a_little_hope/2009/01/post-ce9d.html

なども参考になると思います。

■首相意見フォーム
http://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken.html

■外務省意見フォーム
https://www3.mofa.go.jp/mofaj/mail/qa.html

■駐日イスラエル大使館広報室FAX
 FAX 03-3264-0792
 住所 〒102-0084 千代田区二番町3番地

■駐日アメリカ大使館代表電話
 電話 03-3224-5000
 住所 〒107-8420 港区赤坂1-10-5

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ガザ 戦車が

**** 転載・転送歓迎 ****

緊急に!

2009年1月4日 13:12(現地時間)

毎分、爆発音が聞こえる。1回あるいは2回、3回のこともある。
この状態がここ15時間以上続いている。戦車、大砲、戦艦。
UNRWA職員のフサイン・オーダ・アル=アイディ(58歳)が
戦闘のまっただ中に釘付け状態にされている。イスラエルの
戦車複数が彼の自宅の周りを直径1キロ以上の円を描くように
動いている。彼は昨晩、10時半、砲撃を受けた。家族5人が重傷
を負っている。だが、イスラエルの戦車以外、誰も彼に近づけない。
彼の家には電気も水も食糧もない。彼の家族たち、母親と彼の
二人の兄弟の家族が一部屋にすし詰めになっている。20人以上
だ。フセインを緊急に援けなければ、そして怪我人を避難させなければ。

アブデルワーヘド
ガザ・アル=アズハル大学
教養・人文学部 英語学科教授

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ガザ 地上軍侵入!

2009年1月2日 1:41AM

完全な暗闇だ。ガザ市内の80%以上がすっかり闇に覆われている。

この暗闇のなかでは自分の指さえ見えない!

一方、家の外では、無人機が頭上で唸り、軍用ヘリが空を徘徊している。

家のなかに目を戻せば、子どもたちは就寝時間になっても床につきたがらない!

悪夢や爆撃、爆発を恐れているのだ。当然のことだ!

ルーティンとなった航空機の音が6日以上にわたり昼夜を問わず続いていたが、それが突然、消えた。・・・爆発音。・・・継続する爆発音。
・・・一連の爆発。

・・・ほかにも身の毛のよだつ爆発が複数。・・・爆風・・・遠くで燃え盛る炎。

・・・子どもたちがベッドから飛び上がる。恐がって・・・震え上がって・・・不安そうに・・・

どうしたらよいか分からずに!どこかに身を隠したい、でも、行くところ
などないのだ。

まるでマットレスの下で爆発音がしているみたい、どうしたらいいの?と再び訊ねる。ただ待つしかないんだ!だが、どうしたら子どもに待つことを納得させられるだろう?しかも、何を待つというのだ? 今度は、救急車と消防車のサイレンが聞こえてくる。それでようやく我にかえる。自分がガザにいて、小さな発電機を動かして2009年新年に世界に向けてメッセージを書いているのだということに。

私は無事です
2009年1月3日 10:29AM

今のところ私は無事だ。しかし、私の住む地区に対する空襲はこの10分間で9回、最悪の事態となることを誰もが予期している! 午前3時から4時のあいだに、ガザ市内の複数の目標に対して10回の空襲があった。イスラエルの軍艦からの砲撃もあった。地元の漁船10隻以上がその場で炎上した! 午後、イスラエルのラジオが、攻撃目標になっているガザ地区の36カ所を発表。ガザ市東部の南北を結ぶ橋もあったし、ラファのガザ空港もあった。事態は悪化の一途をたどっている。今にも地上攻撃が始まりそうだ!

もう電気も水もない。ディーゼル〔発電機の燃料〕も尽きかけている。外
出もままならない。攻撃初日からずっと家にいる(今日で8日間。いまで
続くのだ!)神の祝福がみなさんすべてにありますように。アブデルワーヘ
ド教授ガザ・アル=アズハル大学教養・人文学部英語学科-----

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2009年1月 3日 (土)

ガザ 1月1日10:45PM

ガザが再び燃えている

2009年1月1日10:45PM

法務省(新築)、教育省(新築)、囚人問題省、立法評議会(新築)、

両替所3軒、モスク3つ、民家3軒、移動中の車2台、そしてその他の
建物も、空と海から、二度、三度と攻撃された。古い地元の石鹸工場も今朝、攻撃された。
無人機とF16が何機か今まさに空を飛行中だ。朝には20機もの航空機が空にあった。昨夜、ガザの人間は1分たりとも眠れなかった!

イスラーム大学のイスラーム研究の教授でハマースの指導者である
ニザール・ライヤーン博士が今日、殺された。F16がジャバリーヤ難民キャンプ中央部にある彼の4階建ての自宅を爆撃したのだ。彼の4人の妻たちと9人の子どもたちもいっしょに殺された。これまでの捜索で彼の家族14人が瓦礫の下敷きとなっている

ことが判明している。同地区の住居多数が大きな被害を受けている。

いくつかは人間が暮らせる状態ではなくなってしまった。

ライヤーン博士は前にイスラエルが侵入したとき、戦闘で息子二人を
亡くしていた!

あらゆる形で、毎分のように、ガザが再び燃えている!

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ガザ 元日

****** 転載・転送歓迎 *****

嘆きと悲しみと死と 2009年元日のガザ

2009年1月1日 6:34PM

2009年元日のガザはどのような姿か? 

死がガザを覆い尽くしている。嘆きと悲しみが2009年という新年の挨拶
なのだ。

血と大量の死体の匂いがする! 毎分のように悪い知らせが新たに届く。

爆発音、爆撃、ミサイルの飛来音、崩壊、荒廃、イスラエルの無人機、

アパッチヘリその他の軍用ヘリ、F16型戦闘機、足元を揺るがす大地。

破壊の跡がいたるところに。死体、千切れた四肢、泣き叫ぶ子ども、

幼子や夫を探し求める母親。

どこに行けばいいのか、どこに隠れればいいのか、誰にも分からない!

イスラエルの攻撃のもとでは、安全な天国などどこにもありはしない。

市民社会の施設さえ標的にされた。法務省、教育省、文化省が破壊された!

モスクも手ひどくやられた。うち6つは過去のものになってしまった。

これらモスク周辺の何十という家も蹂躙され、粉砕された。

人々は死に、また傷ついた。今日、2009年1月1日までに、攻撃で2000人
以上が負傷し、

420人以上が殺された。この数字には50人を上回る子どもたちが含まれて
いる。

今日、ガザ市だけで、20回以上の空襲が実行された!最後の攻撃で、

ジャバリーヤ難民キャンプの4階建ての建物が破壊され、少なくとも
15人が殺された!

このメッセージを書いているさなかにも、ガザ市北部、シェイフ・
ラドワーンで5階建ての建物が

数分前、イスラエルの軍用機によって粉々に破壊されている!

爆撃についてこれ以上、書き続けることができない、たった今、
3回目の大爆発が起こった!

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2009年1月 2日 (金)

ガザ 見捨てられた街

***** 転送・転載歓迎 ****

2008年12月31日 8:29AM(現地時間)

ガザ地区では何時間も雨が降り続いている。この新たな状況を受けて、イスラエルの無人機、無人飛行機およびヘリコプターが空から姿を消した。だが、イスラエルの戦車および大砲から何回にもわたって砲撃がある!とはいえ、睡眠を中断されずに何時間か眠ることができた!子どもたちは緊張と恐怖と不安からわずかながら解放された。ガザは見捨てられた街のようだ!

アブデルワーヘド
ガザ・アル=アズハル大学
芸術人文学部英語学科教授

************

ガザ攻撃はハマースに対してではない、全パレスチナ人に対する攻撃だ

アミラ・ハス 
2008年12月29日
ハアレツ紙

日曜午後3時19分。ミサイルが向かってくる音が電話越しにも聞こえる。続いてもう一発。脅えた子どもたちの叫びがそれに重なる。ガザ市テル・アル=ハワー地区。高層アパートがひしめく。どのビルにも何十人という子どもたちが、そしてどのブロックにも何百人という子どもたちがいる。

子どもたちの父親であるBは、近所の家から煙が上がっていると言って電話を切る。1時間後、2軒のアパートがやられたと彼は言う。1軒は無人だった。誰が住んでいるか彼は知らない。もう1軒は、負傷者が出たが、ロケット弾の発射を担当するメンバーの家だ。だが、幹部や重要人物というわけではない。
日曜日正午、イスラエル空軍がガザのナショナル・セキュリティ・サービスの一群の建物を爆撃した。ガザ市の中央刑務所もそこにある。3人の被収容者が殺された。うち2人はファタハのメンバーと思われる。3人目はイスラエルに協力した廉で服役していた。ハマースはガザ地区にある他の刑務所の大半から被収容者たちを避難させていたが、この監獄は安全だと思ったのだ。

日曜日午前零時、Sは電話の音に起こされた。「どっちみち眠っていたわけじゃないんだ」と彼は言った。「受話器をとると、アラビア語の録音が聞こえた。『武器弾薬を自宅に置いている者は誰であれ、家を爆撃することを警告する』と」。

近所に住むある家庭は家族3人を殺された。3人とも20代の若者だった。彼らの誰ひとり武器や弾薬など持ってはいなかった。彼らがただ通りを歩いていたところ、イスラエル空軍が通りすがりの車を爆撃したのだ。別の隣人は16歳の娘を亡くした。その姉は重傷を負った。イスラエル空軍が、パレスチナ自治政府の予防安全保障サービスがかつて使っていた建物を爆撃したのだが、それは彼女たちの学校のすぐ隣だった。

Sは、ガザの市警本部近くに事務所を構える友人を訪ねたとき、土曜日の爆撃の一部がもたらした結果を目にした。その攻撃で殺された一人はハサン・アブー・シュナブ、元ハマース幹部のイスマーイール・アブー・シュナブの長男だった。
イスラエルが5年前暗殺した老アブー・シュナブは、2国家による解決に賛意を表明した最初のハマース政治家の一人だった。ハサンは、地元の大学に職員として勤めながら、警察のバンドで演奏するのが趣味だった。土曜日、爆弾が直撃したとき、彼は警察官の卒業式で演奏しているところだった。

「70人の警官が殺された。全員、ハマースのメンバーじゃない」とSは言った。Sは反ハマースだ。「ハマースを支持していた者たちにしても、職を、給料を求める若者たちだった。彼らは生きたかったんだ。だが、そのために彼らは死んでしまった。一撃で70人。この攻撃はハマースに対してじゃない。われわれ全員、パレスチナ人全体に対する攻撃だ。自分の同胞が、そして自分の郷土がこんなやり方で破壊されてもいいと思うパレスチナ人など一人もいやしない。」

           29/12/2008

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2009年1月 1日 (木)

ガザ 国際署名

Subject:
ガザ地区即時停戦を世界の指導者に呼びかける国際署名
From:
どすのメッキー
Date:
Wed, 31 Dec 2008 08:52:51 +0900

 どすのメッキーです。

 ガザ地区停戦を呼びかける国際署名について、署名文の仮訳を加えた紹介文を
作成しました。

 自体は緊急ですので、是非署名にご協力くださるとともに、知人にご紹介くださいますようお願いします。

(以下転送、転載大歓迎)

 ガザ地区へのイスラエル軍の攻撃で既に370人を超える市民が犠牲になり、更に地上軍の侵攻も計画されています。しかし、欧米各国の首脳は、イスラエルの攻撃を過剰反応としながらも、今回の問題の責任は、第一義的には最初にロケット弾攻撃を行ったハマスにあるとし、積極的な介入を行っておらず、国連安保理も方向性を集約できない状態です。

 仮にハマスに責任を求めるとしても、370人以上の人が犠牲になっており、寒さの中、更に尊い人命が失われようとしている状態で、緊急対策も行わないで責任論に終始していることは許されません。

 インターネットで活動を続けるAVAAZが、即時停戦を求める緊急署名を開
始しました。

↓ ↓ 署名サイト ↓ ↓
http://www.avaaz.org/en/gaza_time_for_peace/?cl=161793181&v=2606

 目標25万人で、日本時間31日の8時40分現在やっと12万名に到達したところです。英語サイトですが、署名はとても簡単です。是非ご協力下さい!

**********************************************

【GAZA: STOP THE BLOODSHED, TIME FOR PEACE】
 ガザ:流血を止め、平和の調停を
 http://www.avaaz.org/en/gaza_time_for_peace/?cl=161793181&v=2606

 南イスラエルで、既に370人を超える市民が殺され、今も砲弾が浴びせられ続けています。パレスチナ紛争で繰り返される暴力の連鎖を終わらせるよう、世界の指導者に要求すべき時です。

 ガザ地区での即時停戦、そして2009年イスラエルとパレスチナの間に平和が構築されることを求める、以下の請願に署名をお願いします。

(以下請願文)

 国連安全保障理事会、ヨーロッパ連合、アラブ連盟、およびアメリカ合衆国に対する請願:

 ガザ地区における包括的な停戦を実現し、双方の民間人を護り、人道的な危機がこれ以上深刻にならないよう直ちに行動するよう要求します。活発な国際的行動と監視があれば、流血は止まり、ガザの通行が平和に再開され、2009年包括的な平和への真の取組がつくられるでしょう。

(仮訳 どすのメッキー 31/12/2008)

**********************************************

*署名方法*

「1.Sign the petition」の下の欄、「First time here? Please fill out
the form below.」でName(名前、ローマ字)、Email(メールアドレス)を入力
し、Country(国)でJapan(日本)を選択して「SEND」ボタンをクリックす
るだけで完了します。Cell/Mobile(携帯電話番号)、Postcode(郵便番号)は
省略しても大丈夫です。

 署名サイトを運営しているAvaaz.orgは、国際市民団体 Res Publica と、インターネットでの市民運動の先駆者である米国の Moveon.org により共同設立されたネット運動体で、世界の様々な団体と連携して、英語等ヨーロッパ系言語のほか、日本語、中国語、ウルドゥー語、トルコ語、ネパール語、ダリー語(イラク)等、数多くの言語で、政治を市民の手に取り戻す呼びかけを行っています。
Moveon は、911直後から日本でも紹介されていますので、思い出される方も多いのではないでしょうか。

 画面右上の「日本語」タグをクリックすると食糧危機に対する行動や、ミャンマーのデモ隊を支援する呼びかけなどが日本語で紹介されていますが、ガザの件は邦訳がまだ見つかりませんでした。いずれアップされると思いますが、事が緊急ですので、今は英語サイトから署名をお願いします。

 どすのメッキー拝

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ガザ 12月30日

2008年12月30日 8:59PM

今晩の猛爆撃がたった今始まった。民家や政府関連の場所が狙われている。
またもテル・エル=ハワが狙われている!ベイト・ラヒア、ジャバリーヤ
村、ハーン・ユーニス、ラファにも攻撃。イスラエルはラファ国境地帯のトンネル200本を破壊と発表した。
ある男性は攻撃のひとつに巻き込まれ、まる1日行方不明となり、家族は3日間、喪に服した。今日、その男性がシファー病院の集中治療室で存命中であることが判明した。スドゥキ・ハンマードだ!
これ以上、新たな攻撃の波について伝えることができない。民家一軒が今まさに燃えている!なんということだ!

2008年12月30日 11:56PM

ミリヤム・クック先生(デューク大学)、ご厚意とお気遣い、感謝します。
幸いなことに、ほんの10分前に、この5日間で初めて電気が復旧した。ガザは今、午前零時。無人機の唸り声が耳障りとはいえ、ミサイルがそこらじゅう、目と鼻の先やはるか彼方にシャワーのように降り注ぐことに比べれば何でもない。
20分前、付近で軍用ヘリによる攻撃があったが、どこだか場所を特定できない。燃えた家は、近所にある政府関係の建物の近くだ。私が住んでいるテル・エル=ハワーは政府関係の建物が数多く集まっている地域だ。それらの建物の多くが一度ならず攻撃されている!今やガザの80%以上が停電している!
実を言えば、ガザのいたるところでパニックが起きている。多くの民家が、故意あるいはその他で、攻撃されているのだ。ガザに対する今回の軍事攻勢で42人の子どもたちが殺された。これらの子どもたちがハマースの活動家でロケット弾を発射しているというのだろうか!
ハマースのアル=カッサーム旅団には1万2千人がいると思う。その中核は、まだ何の戦闘もしておらず、依然、士気と強度を保っている。一方、主たる犠牲者は警官隊、民間の労働者、子どもや学生をはじめとする無辜の人々だ。イスラエルが攻撃しているのはホテル、スポーツセンター、空き家、パスポートの発給や税関、税務に使われていた政府関係の建物である。彼らは庁舎や、ガザではまだだが、町々や村々の役所を攻撃している。彼らはまた10のモスクを攻撃し、うち6つは完全に破壊された。だが、いずれの場合も、モスク周辺は著しい害を被った。ジャバリーヤ難民キャンプではある家族の5人姉妹が、モスクの壁が崩れ落ち、瓦礫の下敷きになって殺された。

世界じゅうの人々が、ムスリムの国々でさえも、楽しい時を過ごしているはずのクリスマスに何が起きているのか、書かれねばならない多くのことの、これはごく一部である。

みなさんが楽しいクリスマスと良いお年を迎えられますように。

アブデルワーヘド教授
芸術人文学部英文科
ガザ・アル=アズハル大学

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