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2008年8月31日 (日)

JANJAN 読者の皆さまへ 片岡晴彦

http://www.news.janjan.jp/living/0808/0808305847/1.php

高知白バイ事件の片岡晴彦さんが、JANJANへメッセージを載せています。

片岡さんを支える意味でも、この事件の理不尽さを訴え続ける意味でも、堀の外から私たちに何ができるかを考えていきたいと思います。

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2008年8月29日 (金)

相模原市 バス走行実験

9月2日バス走行実験

   場所 神奈川県相模原市共和3-7-9
      ミヤコ陸運観光バス駐車場
      地図はこちら→グーグルマップ
      
   時間 午前11時
   
   ご注意 ミヤコ陸運様への問い合わせ等は絶対しないでください。
       走行検証・場所等のお問い合わせはミヤコ運送様のご迷惑となりますので、ご遠慮ください。
       スムーズな検証にご協力をお願いします。

*最高裁へ出した署名は、返してもらえないそうです。

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2008年8月28日 (木)

バス走行実験 高知白バイ事件

4回目のバス走行実験を神奈川を行います
 その日時・場所等が確定しましたのでご連絡申し上げます。
 ただし、開始時間等につきましては確定しておりません。

 その前に一言宣言いたします。

 私ことLM737は地元マスコミに期待すること完全にあきらめました。
 (一社を除く)
  

 さて 支援する会の日程です
9月1日 1、東京地裁・高裁司法クラブ(記者会見ではありません。)

 2、最高裁判所 4万8128名の署名を取り戻しに行きます

 3、日本弁護士連合会
9月2日1、バス走行実験

   場所 神奈川県相模原市共和2-7-9
      ミヤコ陸運観光バス駐車場
      地図はこちら→http://www.mapion.co.jp/c/f?nl=35/33/33.764&el=139/24/24.278&scl=25000&uc=1&grp=all&coco=35/33/33.764,139/24/24.278&icon=home,,,,,
      
   時間 午前11時以降(確定した時間は明日以降このブログにて公表)
   
   ご注意 ミヤコ陸運様への問い合わせ等は絶対しないでください。
       警察権力が絡むことを承知でご協力を得ることができました。
       走行検証・場所等のお問い合わせはミヤコ運送様のご迷惑となりますので、ご遠慮ください。
       スムーズな検証にご協力をお願いします。

 9月1日日程の2について
 皆様から頂いた署名をこのまま最高裁へ置いておくワケには行きません。
 「支援する会が取り返し」に行きます。

 東京へは「支援する会」の高木会長・農本事務局長が参ります。片岡晴彦さんは参加予定です。「予定」となるのは収監の可能性があるからです。聞いた話しによると、はやければ判決後2週間で収監命令が高知地検から出されます。ぎりぎりなんで、さらに片岡さんの東京行きに合わせる可能性もあるかもしれないので『予定』とさせていただきました。

 バス走行検証は石川鑑定士の管理の下行います。

 片岡晴彦さんを支援する方はもちろん、この裁判や事故の捜査に疑問関心をお持ちの方は、日程が平日でありますが是非とものご見学よろしくお願いします。

 今更検証しなくてもブレーキ痕がつくかつかないか判る人にはわかる結果なんですが、「百聞は一見にしかず」です。
 
 高知新聞が「友達は動いたって行っているが君はどう?」って誘導質問をした結果、「停まっていた3名」「わからない」14名 『うごいていた』3名という取材結果を07年10月18日の記事に書いている。

 普通、急ブレーキの衝撃を聞くだろう?

 その衝撃を皆さんに見てもらいたい。

 そして、1、2mのスリップ痕をつけるためにどの程度の速度が必要なのかも検証予定です。(予定ですよ。) 

 雨天の場合 当然中止になります。

 神はどちらに微笑むのか・・・

 私は照る照る坊主を生贄に
 司法は雨乞いか

 一人でも多くの人々のご見学をお願いします。

 くれぐれも バス会社にお電話をするのはお止めください。
 合わせてお願い致します。

「冤罪事件進行中」より転載

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2008年8月27日 (水)

高知白バイ事件 「教育問題」

仁淀川町説明会続報2

 昨日の参加者は18名。町外2~3名?
 仁淀川町側は町長以下5名。
 そしてTV局も取材に来てくれていました。(KSBじゃありません)
 
 その中にはバスに乗っていた生徒の保護者もいました
 二人が発言しました。
 
「親として、この事件が子供たちに与えた影響をどう考えているのか聞きたい」

「子供たちは2度傷ついた。一度目は事故当日。2度目はその後自分達の証言が無視されたこと。 一度目は県教委のカウンセラーがケアをしたが、二度目のケアはどうすればよいのか?」

 この事件は「教育問題」も含んでいる。

 大人として私達はこの生徒らに何ができるのか
 私も支援する会も町も日本中の大人が考えるべき問題だ。

 全国の教育関係者は関心を持ってください。  

 実はこの会が始まる前に、町執行部の方々にKSBの報道の第9弾『生徒証言』を見てもらった。
 見たことがあるのは1名だけ。
 
 なんという情報ディバイド・・・
 地元マスコミ報道、そして 支援する会の責任でしかない

 これは何とかしなくては、ほとんどの町民・・・県民が執行部と同じであるかもしれない。地元でさえこの状態では今後は苦しい。

http://blogs.yahoo.co.jp/littlemonky737/43418044.html

「冤罪事件進行中」より転載

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2008年8月26日 (火)

判決 片岡晴彦

最高裁判決が、郵送にて送られてきました。

A4の用紙3枚で、1枚目に、(主文)本件上告を棄却する。
(理由)弁護人の上告趣意は、違憲をいう点を含め、実質は単なる法令違反、事実誤認、再審事由
の主張であって、刑訴法405条の上告理由に当たらない。
よって、同法414条、386条1項3号により、裁判官全員一致の意見で、主文のとうり決定する。

2枚目に裁判長、裁判官三名の名前
3枚目は、これは謄本である。

このような、紙きれで、刑が確定されました。

収監される日は、まだ判りません、控訴審、最高裁で、審議されないまま確定され
納得できないまま、刑務所にいくことになりました。

全国の、多くの皆様からの署名と、温かいメッセージを頂き頑張ってきましたが
私の力、及ばずこのような結果を招き、本当に申し訳ございません。

今後残された時間は僅かですが、どうしても事故の事実を、認めていただくために、前向きに
頑張っていきたいと思います。

諦めの悪い男と思われても、真実だけは貫くつもりでいます。

一年四か月、きっちり努め、体力を温存し、気力を充実し、元気に帰ってきます。

最後に、現代の裁判制度には、失望しました、本当の正義とは何か、真実は闇に葬られようと
しています、これでは裁判でまともに裁かれることは、難しいでしょう。

     これまで、応援していただき誠にありがとうございました。

http://blogs.yahoo.co.jp/zassou1954/43299387.html

「雑草」より転載
怒りのコメントが、全国からたくさんきています。

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2008年8月25日 (月)

JANJAN 高知白バイ事件 小倉文三

JanJan 最高裁・上告棄却 高知・白バイ事件

http://www.news.janjan.jp/living/0808/0808235335/1.php

最高裁が上告棄却したことについて、JANJANに記事が載せられています。たくさんのアクセスがあって、関心を寄せています。

元東京高裁裁判長、木谷明氏のコメントや、愛媛県警の捜査費横領を内部告発した仙波敏郎さんの言葉などがあります。

高知白バイ事件の詳細は、KSBニュースをご覧下さい。

KSBニュース

KSB瀬戸内海放送
なお、ビデオの閲覧には、Windows Media Player が必要です。

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2008年8月24日 (日)

「きっこのブログ」に 高知白バイ事件

「きっこのブログ」 8月23日に

http://www.kikko.cocolog-nifty.com/kikko/

最高裁の上告棄却について、片岡晴彦さんのコメント等、詳細が載せられている。

北京オリンピックに国民が集中し、マスコミも大忙しという、この時期をねらって、この事件から人々の関心がそれるように、オリンピックの影で少しでも事の重大性が薄まるようにと計算してのことだろう。狡猾な最高裁判所である。

この冤罪事件は、死亡した白バイ隊員を守ることもさることながら、現場を指揮していた上部、ひいては高知県警幹部たちにその責任が及ぶことを、どうしても避けたかったのだろう。死んでしまった者は何も語らないということを、最大限に利用して行われた県警の組織的犯罪である。

自分たちの地位と名誉を守るために、無実の市民に罪をきせたのである。警察という組織と組織に属するものを守ることが、なにをおいても大事なところなのだ。警察は市民を守るところではないし、裁判所もまた国家権力に属するものを擁護するところであって、無実の市民を守るところでないのだ。あたかも、公明正大であるかのごとき「法」という名のもとにおいて。日本という国はなんと恐ろしい国であることか!

私たちは自分たちの税金で、自分の首を絞めるものを養っている!?

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2008年8月23日 (土)

上告棄却 高知白バイ事件

8月22日 最高裁判所から、片岡晴彦さん宛てに、上告棄却の知らせが届きました。

ひどい話です。この怒りをどこに持っていけばよいのでしょう。

警察が相手の交通事故は、当てられ損で、どこまでいっても冤罪事件になり続けていきます。明日は、わが身のことです。

片岡さんは、5日以内に収監されます。権力の力で、無実の市民に罪をきせ、1年4ヶ月の刑務所暮らしを強いて、人生一生消えることのない汚点をつけさせて・・・こんな理不尽なことを許してはならないと!

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2008年8月21日 (木)

「君が代」不起立

みんなでとめよう!教育改悪・全関西の集い実行委員会からの案内です。

都庁を揺るがした2ヶ月間 予想をこえた「抵抗のドラマ」
「わたしをクビにしないで ! -君が代不起立・続編」(仮題)
全国に先駆けて大阪の地で初上映会!
上映会に引き続いて、根津公子さんの講演

◆「君が代」不起立 8・30討論集会

・日時 8月30日(土) 午後1時半~ (午後1時開場)
 ・「君が代不起立・続編」上映 (午後1:35~2:35)
 ・ 根津公子さん講演 「子どもをお国に差し出しません」
                (午後2:40~3:40)
 ・ 教育現場からのアピール・討論
・場所 大阪市北区民センター・ホール(06-6315-1500)
 ( JR環状線「天満」、地下鉄堺筋線「扇町」よりすぐ)

※ 資料代 500円

主催:みんなでとめよう!教育改悪・全関西の集い実行委員会
    〒577-0061 東大阪市森河内西2-27-6 大乗寺内 福本憲応気付
   kansai724tsudoi@hotmail.com

東京都の教員・根津公子さんは、「君が代」斉唱時の不起立を理由に東京都教育委員会
からたび重なる処分を受けてきました。根津さんは、生徒たちへの「君が代」強制には
加担できないと不起立を通し、「おかしいことはおかしいと言い、自分の頭で考えるこ
どもたち」を育てようとしてきました。
2008年3月の卒業式で不起立すると累積処分でクビ! という事態を迎え、根津さんと
支援者たちは動きだしました。都教委への要請行動が始まり、根津さんの「わたしをク
ビにしないで!」という火を吐くような訴えが、都教委職員の前で連日繰り返されまし
た。支援者は時には100人以上にのぼり、根津さんと心をひとつに都教委に迫りました。
そして迎えたクライ マックス。3月24日の卒業式、28日の都教委定例会、31日の処分
発令・・・カメラがそこで記録したものは、予想をこえた「抵抗のドラマ」でした。 
( ビデオプレス社ホームページより )

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2008年8月19日 (火)

「靖国」 爆破予告を受けて

『靖国』
爆破予告を受けての自主上映会

        高知・坂本三郎           

北京オリンピックまで後一ヶ月になった7月9日のこと、21日の上映を控えて、爆破予告が会場と県庁に入り、上映実行委員会に難題が降りかかった。
高知県西南にある四万十市での自主上映に続き、全国での自主上映は2度め。ハイやめますとは言えないから、荷が重い。
映画館での上映が滑り出し、更に多くの人々が映画を観たいと自主上映を計画したときに、一方ではテロを口にしてまでやめさせたい人がいる、この時代とはなんなんだろうか。

<手上げ方式の上映をしていた>

高知では街の封切館がことごとく廃館に追いやられ、郊外シネコン独占となった今、親子で映画の火を守っている街の映画館が「靖国」上映に名乗りを上げていた。
ところが、作品の主な主題になる「靖国刀」をつくる刀匠が高知県在住で、自分の出る場面を削除してほしいと述べたところから、刀匠に配慮して上映から降りてしまったので、もはや自主上映しか残された手段はない。
私は映画館での上映が難しかった今春、手を挙げていた。
映画フアンでつくる小さな上映運動は沢山あるが、興行的に失敗すれば個人の財布にドサッと負担となるのは、誰も語らないが分かりきったことだ。

今回も幾ら少なく見積もっても30万ほどはかかるから、覚悟はいる。
手上げ方式は志を一つにする人が多ければ、打ち上げも華やかになり、思いが届かなければ、次で挽回するか、しばらく鳴りを潜めるしかない。
上映には組織の無い不安定さと誰にも頼らない面白さが同居する。

その矢先、自治労の方から私の属する市民運動の方に一緒にやらないかとお誘いがかかった。

市民オンブズマンとはご一緒したことがあるが、労働組合とは初めてで、上映の打ち合わせに出て行くと、連合高知も応援をしてくれるという。実行委員会形式で、市民運動サイドからみると、組合が出てくれば経費の心配をしなくて済むのはありがたい。でも、肝心の市民の足が止まってはありがたくない。

市民運動ではこれまで「手あげ方式」で呼ぶ人を決めては、次々に講演会を持ってきた。
一番参加者が多かったのがイラクで拉致された安田純平さんで400人、一番少なかったけれど米イージス艦の宿毛入港にぶつかりタイムリーだった前岩国市長の伊原勝介さんで160人程だ。

チケットはいつも1000円と高額だが採算ベースにあわせると500円では到底出来ない。自然、労働組合にも売りにいくのだが、共産党系の労組が一番頑張ってくれたりして、40年持ち続けた「日共へのトラウマ」が少し解けたという市民もいた。今は社共が同じく参加する場も少なくなっているが、自然そのような出会いの場にもなっていた。

<突然の爆破予告を受けて>

7月9日、県民文化ホール事務室に、「上映したら必ず天誅が下ります。会場を爆破します」との電話が入り、その数分後には県庁にも電話が、応対した県秘書課職員に「会場を爆破する。知事に言うておけ」との伝言があったという。
早速、実行委員長の事務所に県警が7名、公民館と県庁からも人が来て、話し合いになった。上映はする、自主警備をする、警察のホール内立ち入りを認めることなどが話し合われていった。
すぐさま実行委員会が持たれて、余すところ10日間で防衛組織を立ち上げていった。
私は会場整理係りを受け持った。
警備は別立てにして、総勢78名であたった。警察は76人体制で臨み、警察車両には爆弾処理班も待機したという。
防衛は出来ることをした、「こんな警備では我々なら懲罰ものだ」と警察関係者が言えば、警察から借り物の金属探知機でぶっつけ本番をやりきったスタッフも自信をつけていった。

<どんな警備ならいいのか>

私は会場整理係り、つまり苦情受けたまわり係りであった。ボデイチェックや金属探知機によるお馴染みの光景を今度は自分たちが担わなければいけないのである。カバンの内容を調べ、ぺットボトルは一口飲んでいただいて預かる。
当然に検問での苦情が寄せられることが予想されたが実際には支障はなかった。

人々に対して、警察なら駄目で我々ならいいという論理の持ち合わせがなく、頭の中でぐるぐる回っているうちに4回の上映は終わり、1104名の参加者があった。
入場者数は近年、高知の七つの自主上映団体が束になって上映した「ホテル・ルアンダ」と並ぶ自主上映史上最多の入場者数だった。爆弾という脅しに対して、それなら行ってやるといった反撥もあり、地元紙が社会面に加えて社説でも応援報道したので入場者は増えたのだ。

普通はややこしいところは敬遠されるのだが、高知県では違った反応があったのだ。

実行委員会の事務局には「どこで切符は買えるか」という問い合わせが殺到して、当日売りだけで400枚売れたのだった。

<映画と私の思い>

「連合」の青い腕章に「警備」と書いたワッペンを貼り付けた組織された労働者の力が久しぶりに登場した思いだ。
とても市民運動だけで乗り切れる場合ではなかったし、いつもの映画好きの観客層でなく働く人がほとんど、こじゃれた服装の市民は夜の部に少しばかりみられただけだった。
では映画はどうなんだというと、見た人の数だけ感想は違い、繰り返し語り合う中でみえてくる映画だと思った。
ここで反日映画だと決め付けた人達に聞いておきたいものだが、この映画を北京に持っていって喝采を受けると思うのかと。
登場する中国人は台湾の少数民族、オリンピックを控えてチベット問題が微妙な時期に国家のレベルで受け入れがたいものがあるのではなかろうかと、推測する。

あえていうなら「靖国」は国家ではなく民衆レベルで分かり合える映画ということではないかと思えるのだ。

            

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横須賀 原子力空母

横須賀には原子力空母が9月25日に入りそうです。7月には全国から15000人が参加して大きな反対行動を行いました。基地撤去をめざす県央共闘会議では、次の日程で討論会などを行います。米軍は日本から出て行け!の声を広げたいと思います。参加協力をお願いします。

 今こそ爆音を止めろ! 母港化返上! ストップ米軍再編!!  ‥‥公開討論8.30in
大和‥‥

日時  8月30日(土)16時半から

会場  大和市勤労福祉会館3階 (小田急江ノ島線 鶴間駅徒歩5分)

内容  発言者

    沢田政司(相模補給廠監視団)、原順子(バスストップから基地ストップの会)、

川崎民子(大和の空を考える市民ネットワーク)、岡本聖哉(厚木基地爆音防止期成同盟)、

新倉祐史(非核市民宣言運動ヨコスカ) 

主催  基地撤去をめざす県央共闘会議

 全国基地爆音訴訟原告交流集会  ~違法爆音を許さず基地のない日本をめざして~

日時  9月6日(土)18時15分から

会場  大和市保健福祉センターホール(小田急江ノ島線 鶴間駅徒歩5分)

内容  記念講演 山内徳信参議院議員(元読谷村長)

主催  全国基地爆音訴訟原告団交流集会実行委員会

共催  厚木基地爆音防止期成同盟

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2008年8月17日 (日)

ポーランドのミサイル防衛条約

ワシントンとポーランドのミサイル防衛条約、世界を大戦へ一歩近づける
F. William Engdahl

Global Research

2008年8月15日

8月14日の、アメリカ合州国とポーランド政府間の、ポーランド領土に、アメリカの迎撃ミサイルを配備するという条約の署名は、1962年のキューバ・ミサイル危機以来、核戦争へと向かう、最も危険な動きだ。ポーランドにおけるアメリカのミサイルは、ヨーロッパのNATO加盟諸国をロシアの核攻撃から守るという防衛的な動きどころではなく、軍事戦略家達が指摘するように、ロシアという国家の将来の存在に対する全面的な脅威をもたらすものだ。2007年早々、アメリカの計画が最初に明らかにされて以来、ロシア政府は、このことについて繰り返し警告してきた。ワシントンと合意をしようというロシアによる再三の外交努力にもかかわらず、今やブッシュ政権は、グルジアに於けるアメリカの屈辱的敗北を受けて、ポーランド政府に対し、条約に最終的に署名するよう圧力をかけたのだ。結果は、ヨーロッパも世界も、思いもよらなかったものとなる可能性がある。

8月14日、アメリカの世界ミサイル防衛網の構成要素を設置するという仮条約が、ポーランドの外務審議官アンジェイ・クレーメルとアメリカの交渉責任者ジョン・ルードによって署名された。この条約のもと、チェコ共和国へのレーダー・システムに連動して、ワシントンは10基の迎撃ミサイルを、ポーランドに設置する計画だが、これはイランを含む「ならずもの国家」と彼らが呼ぶ国々からの潜在的攻撃を迎撃するためのものだという、馬鹿馬鹿しい主張をしている。

条約を実現させるため、ワシントンは、ポーランドの防空を強化することに合意した。条約には、両国政府とポーランド議会による承認が必要だ。ポーランド首相ドナルド・トゥスクは、テレビ放送された発言で「カフカスでの出来事が、このような安全保障が不可欠であることを明らかに示している。」と述べた。グルジアでの最近の敵対行為に先立つ数カ月間、米-ポーランド・ミサイル交渉は長引いていた。

ブッシュ ホワイト・ハウスの報道官ドナ・ペリノは「ミサイル防衛は、NATOの集団安全保障に対する多大な貢献だと確信している。」と公式に述べた。当局者は、ポーランドの迎撃ミサイル基地は、2012年までに開設される予定だと語っている。チェコ共和国は、アメリカのレーダー設備を受け入れる条約に7月8日署名している。

この署名によって、ロシアとNATOの間の緊張が激化し、新たな冷戦軍拡競争が本格化することは確実だ。秋に刊行予定の拙著『Full Spectrum Dominance: The National Security State and the Spread of Democracy』中で、詳細にご説明していることをご理解いただくことが大切だ。これは、対抗する二つの勢力の一方が、相手側の領土から90マイル以内に、例え初歩的なものであれ、第一世代対ミサイル迎撃ミサイル網という形で、ミサイル迎撃ミサイルを設置する能力が得られれば、設備を持った側が、核戦力のバランス上、事実上勝利し、相手側に対して、無条件降伏を検討するか、あるいは、2012年以前に、先制核攻撃をしかけるか、いずれかを強いることになるものだ。金曜日、有力なロシア議員達は、条約はヨーロッパの安全保障を損なうと語り、安全保障を確保すべく、ロシアが手段を講じなければならないことを改めて表明した。

ロシア議会の国際問題委員会副委員長アンドレイ・クリモフは、この協定は、ワルシャワの「アメリカに対する忠誠心と、物質的利益の誇示を意図したものである。アメリカにとっては、ロシアにより近い場所を含め世界中に軍駐留を拡張する好機である。NATOにとっては、これは付加的なリスクだ...ドイツやフランスを含む多くのNATO諸国は、この条約には不満だ」と語った。

クリモフはこの条約を冷戦への「後退」と呼んでいる。

ロシアの対応

アメリカが支配するヨーロッパと北米用ミサイル網の一部として、チェコ共和国にレーダーを、北部ポーランドに、10基の迎撃ミサイルを配備することをアメリカは計画しているが、それを公式的には、イランを含む「ならずもの国家」からの潜在的な攻撃に対するものだという、馬鹿馬鹿しい主張のもとで売り込んでいる。昨年春、当時のロシア大統領ウラジーミル・プーチンは、アメリカに、イランのミサイル発射を監視するには、ずっと良い、イラン国境のアゼルバイジャンにあるロシア・レーダー施設を賃貸使用するという驚くべき案をブッシュ大統領に持ちかけ、このアメリカ・プロパガンダ文句の浅薄さを曝露した。ブッシュ政権は、この申し出をあっさり無視し、彼らの本当の目標が「イランのようなならずもの国家」ではなく、ロシアであることをむき出しにした。ロシアは、rightlyアメリカ・ミサイル網の配備を、自国の国家安全保障に対する脅威だとみなしている。

最新のポーランドの条約で、ロシアは対応を強化。

ロシア当局者は、もしもワシントンが、ヨーロッパ・ミサイル網計画を実現すれば、モスクワは、ベラルーシ共和国とロシア最西端の飛び領土カリーニングラードに、イスカンデール戦術ミサイルと戦略爆撃機を配備する可能性があると、先に述べている。モスクワは、更にポーランドのミサイルを標的にする可能性があると警告した。

ロシアの上級軍事専門家によると、アメリカの中欧ミサイル防衛計画に対抗して、ロシアも軌道弾道ミサイル・システムの導入を議論している。

「アメリカの防空基地を回避し、南極経由でアメリカ領土に到達できる軌道弾道ミサイルを実現する計画を導入する可能性がある」と、元ロシア戦略ミサイル軍幕僚長で、安全保障、国防、法執行研究アカデミーの現副理事長、ビクトル・イェシンは語っている。

これまで、アメリカとの冷戦後合意の一部として、関連する条約があったが、ワシントンは、NATOの国境をモスクワの戸口へと一層近づけようとする一方、これらの条約を、「大幅に」無視してきており、START I条約に従って、ソ連は、そのようなミサイルを放棄していた。

オバマも、ミサイル防衛を支持

この協定は、今後、ヨーロッパ諸国を、バラク・オバマの海外政策顧問ズビグニュー・ブレジンスキーが、あからさまに、アメリカの「家臣」と呼んだ国々と、より独立した政策をとる国々とに分裂させるだろう。

民主党のオバマが大統領になれば、近年のこのようなNATOとアメリカ軍の挑発的な動きは逆転するという類のあらゆる幻想は、危険な希望的観測として片づけられるべきだ。オバマの海外政策チームには、父親のズビグニュー・ブレジンスキーに加え、アメリカの現ヨーロッパおよびNATO問題担当国防次官補代理である、ブレジンスキーの息子イアン・ブレジンスキーがいる。イアン・ブレジンスキーは、コソボ独立や、ウクライナとグルジアも含めるNATO拡大だけでなく、アメリカ・ミサイル防衛政策の熱心な支持者なのだ。

F. William Engdahlは、Global Researchの常連寄稿者。スチーブ・ワトソンによる、Global Research記事。

「マスコミに載らない海外記事」より転載

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2008年8月15日 (金)

大阪 労働関係専門図書館

「大阪の社会・労働関係専門図書館の存続を求める会」の賛同署名に
ご協力いただきました皆様へ
 
  この度は多くの方々から当会の署名活動にご協力いただき、ありがとうございました。
  皆様のご協力により、Web署名1106筆、紙媒体で2791筆の賛同署名を集めることが
できました。いただいた署名は大阪府知事と大阪府議会議長宛に提出しました。

 しかし残念ながら、私達の主張は知事や議会に聞き入れられることなく、7月23日に
平成20年度予算案が可決され、31日に大阪府労働情報総合プラザは閉館されました。
また、(財)大阪社会運動協会への補助金も全額カットのままです。

たくさんのご支援・ ご尽力をいただきながら、私たちの力が及ばなかったことを
皆様にお詫び申し上げます。

 大阪社会運動協会が新しい図書館構想と支援要請の詳細についてブログに掲載
しています。以下のページをご覧いただき、是非とも新しい図書館をご支援いただき
ますよう 心よりお願い申し上げます。
http://shaunkyo.exblog.jp/8763066/

 西日本で随一の労働専門図書館である大阪社会運動資料センターは、その公開
の窓口を大阪府労働情報総合プラザに置くことにより広く一般の方々に無料で資料
を 提供することができましたが、今後はそれも不可能となり、わたしたち研究者だけ
ではなく、これまで図書館を利用されてきた方たちにとっても大きな損失となります。

プラザの 利用者は中小企業のコンサルタントである社会保険労務士や中小企業の
経営者・人事 担当者、労働事件担当弁護士、労組員、職場の労働問題を抱えた労
働者などが多くを 占めます。そういった人々にとって欠かすことのできない重要な
資料を無料で提供し続けてきた図書館の意義は大きいと言えます。

 「貧困」や「格差」が大きな社会問題となり、これからまさに労働関係資料のニーズが
高まるというときにあって、労働図書館は決して閉鎖させてはなりません。

 大阪府からプラザの運営を委託されてきた大阪社会運動協会は今後も図書館
運営を 続ける意志を表明しており、プラザの資料も大阪府から預かって府立労働
センター内で 新たな図書館「エル・ライブラリー」を立ち上げる予定とのことです。

 私達は大阪社会 運動協会の「『地域の-記憶の場』たる図書館の役割を果たし、
働く人々の知る権利を 守り地域住民のアイデンティティ形成に役立つ機関を目指し
ます」という決意に応えて、今後も協会への支援を続けなければならないと考えます。

 本会はこれにて活動を停止し、頂戴しましたWeb署名のデータにつきましては
1週間 以内にすべて削除いたします。また、HPも10月中を目途に閉鎖いたします。

 皆様からいただきましたご支援ご厚情に改めて感謝申し上げますとともに、今後
とも 大阪の社会・労働関係専門図書館存続に向け、継続的な支援を賜りますよう
お願いいたします。

末尾になりましたが、皆様のますますのご健勝をお祈り申し上げます。

 2008年8月10日

 大阪の社会・労働関係専門図書館の存続を求める会
         署名呼びかけ人代表  玉井 金五(大阪市立大学教授)
                        鶴見 俊輔(哲学者)
                        中岡 哲郎(大阪市立大学名誉教授)
                        竹中 恵美子(大阪市立大学名誉教授)
                        熊沢 誠 (甲南大学名誉教授)
                        宇仁 宏幸(京都大学教授)

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2008年8月14日 (木)

サーカシビリ大統領 天木直人

グルジアの大統領はくわせもの

  繰り返して何度も書くが、南オセチア紛争を止められない世界の指導者たちは、等しく責任を感じなくてはならない。

  その最大の責任者は米国とロシアの指導者である。

  しかし私はグルジアのサーカシビリ大統領こそ平和の敵であると考える。

 12日の毎日新聞は、今回の軍事衝突の発端はグルジア軍による南オセチア侵攻が発端だったと書いている。

 また、圧倒的に軍事力でロシアに劣勢なグルジアが、米国の了解なくして攻撃出来るはずはないという認識が共有されていると書いている。

 アフガンのカルザイもそうであるが外国メディアの前で自国語をしゃべらず流暢なアメリカ語を話す奴にろくなものはいない。

 そう思っていたら、12日の読売新聞はグルジアが米英についで一番多くの兵士をイラクに送っていたと書いていた。

 海外の報道ではイスラエルがグルジアに軍事協力をしている事も明らかにしている。

 ようするにサーカシベリは自分の権力保持のためグルジア市民の命を犠牲にしているという事だ。

 どいつもこいつも、軍事力を平気でつかうとんでもない指導者だ。

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2008年8月13日 (水)

まともな市民 天木直人

まともな市民であれば誰も戦争など望まない

  10日のブログで私は書いた。

  胡錦涛に政治的器量があるのなら、世界が注目している北京五輪の場で、グルジアの即時停戦がなされるまですべての競技を中止しようと、呼びかけてみたらどうか、と。

  およそすべての戦争は指導者の政治的思惑なら引き起こされる。まともな市民なら戦争に賛成する者はいるはずがない、と。

  そのf二つを見事に世界に訴えたアスリートがいた。

  女子射撃エアピストルで銀メダルをとったロシアのナタリア・パデリナ(32)と銅メダルをとったグルジアのニーノ・サルクワゼ(39)だ。

  戦闘が激化している国同士の選手が表彰式の後、互いに歩み寄って抱き合った。そして報道陣の前でこう言ったという。

 「何事も私たちの友情は壊せない」

 「戦争を起こすのも止めるのも政治家。話し合って欲しい」、と。

 さらに記者から「彼らはあなたたちに学ぶべきだ」と声をかけられると

 「それができていれば戦争は起きない」と答えたという。

 同じ11日の新聞で、グルジアのサーカシビリ大統領は、政権基盤を強化するために攻撃をしかけた、欧米諸国の支持を期待し、また軍事力で圧倒的に有利なロシアが独立派支援のために軍事介入すればロシアへの国際非難が高まるだろうと計算して電撃攻撃したが、いずれも思惑が外れた、という記事があった(読売)。

 その一方でブッシュ大統領は、父や娘を引き連れて中国滞在を楽しみ、スポーツ観戦に興じ、その合い間に即時停戦と和解をよびかけたりしている。

 世界の反対を押し切ってイラク攻撃を始めた男が、そんなことを言っても説得力はない。

 プーチンはプーチンで、犠牲者が出ようとも軍事介入を止める気配はない。

  まさしく戦争は愚かな指導者によって引き起こされるのだ。

  誰も彼らの大量殺戮を罰せられないところに世の中の不条理がある。

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2008年8月11日 (月)

超えられない戦後 天木直人

乗り越えられない戦後

 8月9日の東京新聞に次のような言葉を見つけた

 ・・・毎年八月になると実感する。日本の戦後は終わることなく、歳月だけが過ぎていく。広島、長崎の原爆はもちろん、憲法9条、日米安保、そして靖国問題などなど、私たちは、戦後を乗り越えていないのだ・・・昭和の戦争が歴史的に決着をつけられないまま、延々と戦後が続く現状がある・・・

 これは政治学者や歴史家の言葉ではない。「アートで表現するYASUKUNI展」を評する美術評論家の藤田一人という人の言葉だ。

 その展覧会のどこを見てそのような感想を藤田氏が感じたかは私にはわからない。

 しかし、私はまったく別の出来事から、藤田氏と同じ感慨を抱かざるを得なかった。

 それは民主党「核軍縮促進議員連盟」会長の岡田克也副代表が、8日長崎市で記者会見し、日本の非核三原則を韓国、北朝鮮に広め、北東アジアに非核地帯を設ける事を目指す「非核兵器地帯条約案」を発表したという記事を見つけたからだ。

 これは、米国による核の傘に依存した日本の戦後の安全保障体制を「やむをえない」とする自民党との違いを際立たせる狙いであるという。

 しかし、それは大きな勘違いだ。そうでなければ日米安保体制を否定できない民主党の、意図的な平和外交ジェスチャーでしかない。

 そもそも韓国、日本、北朝鮮の三者だけの非核など北朝鮮はおろか韓国さえも賛同するはずはない。
 
 核兵器廃絶は米国抜きでは無意味なのだ。

 米国との関係がよければ他のどの国との関係がよくても意味がない。米国との関係が悪ければ他のどの国との関係がよくてもダメだ、という歴史的な迷い言を国会で堂々と語ったのは、あの小泉元首相であった。

 これが、滑稽なまでに間違いである事は言うに及ばないが、こと核兵器に関してはそれは正しい。

 米国が参加しない核兵器廃絶は意味がなく、米国が率先して提唱する核兵器廃絶は、それを拒絶する国はない、のである。

 東アジアの非核は中国の非核なしには意味がなく、中国の非核は米国が率先してこれを提唱して初めて現実的なものとなるのだ。

 目指すべきは米国の核兵器廃絶なのだ。それなくして戦後を乗り切ることはできない。

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2008年8月10日 (日)

広河隆一さん 終わり

写真。(スーダン、食料援助センターへ向かう少女が、力なく倒れこんでしまったその後ろに、少女の死を待つハゲワシが・・・)この写真は、地球村の高木善之さんが講演のたびに見せているので、知っている人も多いだろう。

ピュリツァー賞を取ったとき、注目された。写真撮影よりもまず、この少女を助けることが先ではなかったかと。写真を撮った後、ハゲワシを追い払ったと説明もしたのだが。報道の大切さか人命優先か・・・論争が起こり、写真を撮った彼は、最後は自殺している。
スーダンの飢餓と病気の、痛恨の事実の中を歩いて撮った数ある中の1枚である。このカメラマンに人命優先を叫ぶことの、わが身の立ち位置を考える。私に結論は出ない。

報道者が、どの位置に立ち、何を言おうとしているのか、それを読み取ることが大切だと思う。写真だけで、すべてを語りつくしているものもあれば、説明がなければ、1枚の写真のなかの真実がわからない場合もある。
写真を前にしたときの自分の立ち位置と感性が問われる。

ともあれ、痛恨の事実の中に飛び込んで行って、報道してくれる人がいなければ、私たちは知ることもできない。ある意図のもとに操作された一面的な情報だけを受け取ってしまい、真実に迫ることができなくなっていく。

数々の戦争、紛争の現場に、この先も身を置こうとしている広河さんの横顔をあらためて見る。その強靭な精神と肉体。名もない民衆の人としての尊厳性に迫り続けていく姿。彼に伝えたい諸々の言葉がまとまらない。しかし、私は彼の心をしっかりと受け取った。
1枚の写真からも、その心を自分の言葉に代え、さらなる力と行動に変えていこうと!

MM記

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広河隆一さん その4

写真4枚。(ミャンマー、長井健司さんの死。撃たれて仰向けに倒れたが、なおもカメラを持ち上げて、兵士たちの様子を撮ろうとするが、力尽きてその手は再び地面に落ちる。その間、わずか数秒のことである。)

この写真は、陸橋のようなところから撮った。ミャンマーでは、報道者と分からないように現地の人と同じような服装にするのだという。長井さんも短パンにサンダルのような格好である。
撮影した人は、まだこのとき、長井さんが死んだとは気づかなかったそうだ。しかし、なんとかホテルについて、ロイターに送信。世界中にこの映像が流される。そして、日本で長井さんであることが確認される。

この時点で、撮影者の名前は公表されていない。広河さんは、これは現地の人が撮ったものだと思っていたそうだ。私もなんとなくそのように思った記憶がある。しかし、1月、DAYS賞のコンテストに、この写真が送られてきて、実名が添えてあり、ロイター通信のカメラマンであったことを知ったそうだ。

彼は、身の危険を感じ、一刻もはやく出国することを考える。しかし、すばやい動きは返って危険であった。当局の監視があるのだ。3日ほどホテルに滞在した後、ようやく空港に向かう。捕まれば、写真もなにもかも荷物を取り上げられる。写真はすでに送っていたものの、情報をいれたコンピューターは持ち帰らなければならない。空港では、どうやら別の人が間違えられて捕まっていたそうだ。とにもかくにも、無事、ミャンマーを脱出してイギリスに帰り、身の安全を確保してから、名前を出したというのである。
この写真はDAYS賞もピュリツァー賞も取っている。アドリース・ラティーフ氏(34歳)である。

広河さんは言う。とび散る人間の肉片、壁にこびりついた髪、あたりにただよう死臭、それらのすべてが、自分にとって戦争なのだと。
フリーランスの安田純平さんが言っていた言葉を思い出していた。イラクへ取材に行ったときのたくさんの死体の写真を映しながら、言った。「これは、死んで5日ほどたっています。あたり一面とても臭いんです。映像には匂いがないですよね。写真に匂いがあったら大変ですよね。」ハッとした。まさに、これは現場にいた人の言葉だと。でなければ、わからない。真実のこもった言葉であったのだ。

現場に行って、痛恨の事実を撮り続ける、報道者たちにあらためて敬意と尊敬の念を持つ。

MM記

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2008年8月 8日 (金)

広河隆一さん その3

写真。(ナパーム弾の小女。1972年のベトナム、国道1号線。ナパーム弾で身体を焼かれ、裸で逃げてくる少女を真正面から撮っている。)これは、ピュリツァー賞を取って、その後の反戦運動を加速させていくことにもなり、メディアでも繰り返し流されて、私もよく知っている写真である。

この写真がどのような経過を経て撮られたものであったのか、広河さんは語る。
あるとき、米軍から報道各社に連絡が入った。おもしろいことが起こるから、カメラマンは、いついつ、どこそこへ集まるように。米軍に案内されて、カメラマンたちは国道で待ち構えた。やがて、爆撃が始まり炎の中から逃げてきた人たちを、米軍の兵士は、カメラの前に追い立てた。
言葉どおり、必死の少女の後ろには、数人のアメリカ兵が悠然と立っている姿が写っている。続けて、広河さんは言う。この写真には写っていないが、少女の両脇にはたくさんのカメラマンたちが並んでいたのだと。
絶句。1枚の写真の真実を、数十年の時を経て、はじめて私は知ることとなった。

さらに、広河さんは語る。写真もなく、いつのことともどこの国のこととも言わなかったのだが。やはり、米軍からおもしろい写真が撮れると連絡があり、集まったカメラマンの前を、アメリカ兵が捕虜を連れて歩く。とあるところで、兵士は捕虜に向けて銃を構える。突きつけられた銃、発砲、死に至る写真を撮る!
いつかは殺された人であったかもしれないが、もしかしたら、そこでは殺されることにはならなかったかもしれないと。

これらは、米軍の報道陣に対するサービス?!とでも言うべきものなのか・・・

ひるがえって、米軍の対極にあるとでも言いたいような、日本の軍隊。イラクへ行った自衛隊の様子は、ほとんど報道されることがない。メディアの側の自粛か軍の検閲か・・・
ともすれば、報道されないことは、まるで存在していないことであるかのような錯覚に陥りかねない日常を振り返る。数少ない情報の中からも、せめて、その背後にある無数の事実と現実をイメージし続けていく力を持ちたいと思う。

MM記

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広河隆一さん その2

写真。(暗闇のなか、小さな女の子が顔にも服にも血が飛び散って泣き叫んでいる横で、銃を構えた兵士の姿。)イラクの米軍兵士が夜間パトロール中、1台の車を銃撃した。前の座席で運転していた父と母を撃った。後ろ座席の女の子は殺された両親の血を浴びて・・・

アメリカの国内で平凡な一市民として生活していた若者が軍へ志願すると、イラクへ送られる前に兵士として訓練される。そこでは、動くものはなんであれ、即、撃つように徹底的に訓練される。標的が、こどもであろうと、犬猫であろうとそんなことは何も考えない、もはや思考停止で、反射的に撃つ。外国の地に降り立って、言葉もまわりの状況も分からず、いつ攻撃されるかもわからないと頭に叩き込まれれば、兵士の心理状態は恐怖以外のなにものでもないだろう。自分がやられる前にやる!臆病な人間ほど、兵士に向いている?
と広河さんは言う。だから、戦争になるずっとずっと前の段階でくいとめなければならないのだと。

このようにして、いったいどれだけたくさんのイラクの市民が殺されていっているのか・・・
1枚の写真の背後にある無数の事実を知らなければならないのだ。
さらに、この殺人と破壊の末端に私たち日本人がいることを!
日本の自衛隊員が、日夜、このアメリカ兵と軍事物資をバグダッドへ送り込んでいるのだ。
私たちの税金を使ってである。インド洋での給油は、アフガニスタンの人々の殺人に繋がっているという現実から、目をそらせてはならないのだ。
私は、イラクにもアフガンにも行ったことはない。しかし隣国のトルコやウズベキスタンを訪れたことがある。同じイスラム圏の人々の文化と生活に触れた者として、イラクもアフガンも決して遠い国ではなく、私たちと同じ日常生活を営んでいるという当たり前のことに思いを馳せている。

イラクでは、人を殺すことにも慣れてしまったアメリカ兵も、ひとたび自国に帰り、平和な日常に戻ったとき、恐怖に駆られていたイラクでの体験をどのように思い出すのであろうか。少なからぬ若者が、PTSDに悩まされるのだという。軍隊という、非日常的な空間は、他者の尊厳性はもとより、自らの人としての尊厳性をも冒していくものではないのだろうか・・・

MM記

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2008年8月 7日 (木)

広河隆一さん その1

「DAYSジャパン」の広河隆一さんの話を聞く。

報道写真の見方についてであった。DAYSは、マスコミがだんだんと真実を報道しなくなってきたことに危惧を感じ、たとえどんなに悲惨なものであっても、事実は知らされなくてはならないという思いの中から創刊されたものである。
報道写真に関する賞はたくさんあるが、DAYSが賞を与えるときの視点は、「人間の尊厳」ということであるという。もっともな言葉であると思うのだが、この時、ジャーナリストの口から出たということに、私は新鮮でかつ深い感銘を受けたのである。なぜだろう・・・
日々流されるマスメディアの情報に対して、報道者に対する尊敬の念は薄れ、何時の頃からか、もはやたいした期待もなく、時には軽蔑に近い思いをすることもありながら接する、この頃であるからかもしれないと後で思ったのだが。

イラク戦争が始まったとき、アメリカのA社は、現地から送られてきた戦争の現状を映した写真を取り上げなかった。欲しかったのは、フセイン政権を倒して喜ぶイラク人の写真であった。長い間、アメリカ人はイラクの現実を知らされなかった。5年経った今、A社の幹部が広河さんに語ったと言う、あの時、送られてきた写真を報道しなかったのは誤りであった、報道していれば、アメリカにとってイラク戦争はもっと違ったものになっていたかもしれないと。
これは、なにもアメリカだけのことではないだろう。イラクだけでなく、アフガニスタンへの攻撃も同様であった。日本の国内においても、政府の広告塔のようなメデァ、アメリカ経由の情報ばかりが流されていた。アルジャジーラの映像が、貴重なものだったことは記憶に新しい。

MM記

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2008年8月 5日 (火)

劣化ウラン弾被害調査

湾岸戦争・イラク戦争でアメリカ軍が使った劣化ウラン弾が、イラクでどのよ
うな被害をもたらしているのかを13年間に渡って調査してきたドイツ人医師に
記録がNHKBSで放送されます。
 
 BS世界のドキュメンタリー シリーズ 核の時代「イラク 劣化ウラン弾被
害調査」
 http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=501&date=2008-08-08&ch=11&eid=7716
 
BS1
放送日 8月 8日(金)
放送時間 午前10:10~午前11:00(50分) 

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オッペンハイマー 

1945年7月16日、アメリカ・ニューメキシコ州のアラモゴードで原子爆
弾の爆発実験が行われました。現在に至る恐怖の核時代が始まった日です。実験
は成功しました。この世とは思えない巨大な火の玉とキノコ雲が登るのを見て、
この原爆開発を指揮してきた原子物理学者は、恍惚の表情で古代インドの聖典
『バガヴァッド・ギーター』の一節をつぶやきました。
 
 「我は死なり、世界の破壊者なり」
 
 それを見た同僚は「アヘン中毒患者と同じ表情だった」と証言しています。
 
 その原子物理学者の名はロバート・オッペンハイマーと言いました。彼は戦後、
原爆開発を後悔し、反核運動を行いました。そのため赤狩りもあい、亡くなるま
でFBIの監視下に置かれました。
 
 それから60年後、アメリカのサンフランシスコの劇場で、オッペンハイマー
を主人公にしたオペラ「ドクター・アトミック(原爆博士)」が上演されました。
オペラという形式で、アメリカの原爆開発を描きました。「芸術はどのようにし
て、テロや核拡散という、現代の社会問題に応えることができるのか?」という
テーマに挑んだ作品でした。このオペラを通じて科学者の倫理的責任を問う番組
が8月7日、NHKBSで放送されます。
 
 NHKBShi ハイビジョン特集 フロンティア
 
 「ドクター・アトミック   ~科学者オッペンハイマーの実像~」
 
 BShi   8月7日(木) 午後8:00~9:35

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取調室 福島勘三

万が一自分が被疑者として取り調べを受けても、やっていなければ断固拒否して容疑を認めなければすむことだとお思いの方もおられるでしょう。

私も自分が取り調べを受けるまではそう思っていました。

ところが、世間から完全に遮断された密室の中に閉じ込められてその考えは吹き飛んでしまいました。

罪を認めさせようと迫ってくる取り調べ官と被疑者とでは、最初から対等な立場ではないのです。

取り調べ室は事件の真相を究明する場ではなく、取り調べ官の意に沿う調書が作られる密室でした。

この密室には人の心を狂わす魔物が潜んでいるとでも申しましょうか、取り調べ官の理性をも狂わすほどの異常な空気が存在するのです。

そこでは司法の正義や被疑者の人権に対する意識など消えうせてしまうのです。それが取り調べ室という密室の恐怖なのです。

副島勘三/「いつか春が」より好き/元佐賀市農協組合長

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2008年8月 2日 (土)

昭和天皇とマッカーサー 天木直人

昭和天皇とマッカーサー

  あなたは昭和天皇とマッカーサーが、二人だけで11回も会見した歴史的事実を知っていたか。

  しかも、1947年に新憲法が施行され、天皇が象徴天皇となり、一切の政治に関与しないとされた後も、何度もマッカーサーと会って日本の戦後を規定する安保体制をマッカーサーに頼み込んでいた事を。

  私は知らなかった。

  少なくとも豊下楢彦氏の「安保条約の成立ー吉田外交と天皇外交ー」(岩波新書、1996年12月発刊)を読むまでは。

  その著書は、部分的にしか公表されていない昭和天皇とマッカーサーの会見記録を丹念に読み解いて、一つの仮説を立てている。

  すなわち、当時の吉田首相と外務官僚たちが必死になって安保条約を「五分五分の論理」で対等のものにしようと粘り強く交渉していた時に、その一方で昭和天皇がマッカーサーと二人だけで会談し、日本をソ連共産主義の脅威から守って欲しいと直訴する二重外交が行なわれていたのではないか、という推論を、当時京都大学の助教授であった国際政治学者の豊下楢彦はその著書で展開したのだ。

  昭和天皇の戦争責任を語る時、我々はマッカーサー回顧録で明かされている昭和天皇のお言葉を通説として信じてきた。

 「すべての責任は私にある、私の一身はどうなってもいい・・・」と言う例のお言葉である。

 そしてそれに感動したマッカーサーが、天皇の免責を信じたと言う事になっている。

 しかし、豊下の仮説は、それを根本的に覆すものである。

 だからこそ世の中に受け入れられる事はない。

 それどころか、作為的に目立たないものにされてきた。

 その豊下が、この7月に岩波現代文庫から「昭和天皇・マッカーサー会見」と題する著書を出した。

 私はそれを早速読了した。

 そして唸ってしまった。豊下の推論がさらに精緻に組み立てられていたのだ。

  豊下が前掲の「安保条約の成立」を世に発表した96年から12年の年月が経った。

  その間に、彼の研究は更に深められた。

  しかもその間に富田宮内庁長官の日記の公表などという新たな資料も出てきた。

  そして何よりも安保体制そのものが、いまや日本をソ連共産主義から守る事から離れ、米国の戦争に追従する足かせのごとくなりつつある時代の変遷がある。

  米軍駐留に基づいた安保体制の構築は、なによりもまず天皇制の防衛のためであった、その意味で安保体制こそ戦後日本のあたらな「国体」であった、と、豊下はその「はしがき」で言う。

  この「昭和天皇・マッカーサー会見」という本は、おそらく豊下の覚悟を固めたライフワークに違いない。

  日本国民必読の書である。

  しかし私がそう言ってみたところで、何の影響力もない。それどころか、この本の価値をかえって下げるだろう。

  そう思ってこのブログで書評を書くつもりはなかった。

  ところが、今発売中の週刊文春(7月31日号)の書評欄で評論家の坪内祐三が絶賛している事を知った。

  自分は知らなかった。昭和天皇とマッカーサーが11回も会って日本の将来を決めていたなんて・・・と。

  坪内のような気鋭で保守派の論壇が、豊下のこの本を書評で取り上げて評価しているのだ。

  その事をこのブログで紹介したかった。ただそれだけである。

  

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2008年8月 1日 (金)

うみうしくらぶ 小倉文三

「うみうしくらぶ・磯の生物勉強会」に参加したぞ!

http://www.news.janjan.jp/area/0808/0807303292/1.php

浦の内湾で調査した、海の生物から、海の温暖化、生物分布の変化等について考えています。

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