週刊新潮からその2
証人
事故の白バイのあとを偶然走っていて、証人として出廷した川田義雄さん(仮名)もいう。
「現場に差しかかる前、国道の左側の側道から白バイが出てきて、私の車の少し前を並走するような感じになったんです。私の速度は時速50キロから60キロ。事故現場の手前は、道路がゆるい右カーブになっているんですが、白バイは左から右車線に車線を変更し、ちょっと腰を浮かして座り直すような動作をしてから、急にスピードを上げて見る見る私の車から離れていきました。私は、=飛ばしていったな=と感じました。すると、カーブを曲がり終えたら、その白バイがバスに衝突していた。私は普通のスピードでしたから、難なく停まれましたが・・・」
白バイが相当なスピードで現場に突っ込んでいったことが、こうして法廷では証言されていたのである。
しかし、この証言もまた一顧だにされなかった。
片多裁判官が重視したのは、捏造された疑いも残るバスのブレーキ痕と、反対側から走ってきたという同僚隊員の証言だった。反対側から走ってきた白バイの隊員が、=バスは急に出てきた。事故の白バイは目測で時速60キロ程度のスピードだったというものである。
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